ランドクルーザーのカスタム

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アウトライン

ランドクルーザーの歴史は古く、初代は1951年に試作車が完成したされた“トヨタジープ・BJ型”にまでさかのぼることになるようだ。このBJ型は、現在の陸上自衛隊の前身である、当時の“警察予備隊”に納入するために、企画・開発をされたものであった。そのため、シャーシは、トヨタの小型トラックSB型のラダーフレームを流用して、4輪リーフリジッド、4輪駆動に短期間で作り上げることができたのだった。

エンジンは当時の大型トラックに搭載されていた、“初代B型ガソリンエンジン”ストレート6 3.4リッター OHVを採用していた。トルクに余裕のあるこのエンジンは、粘り強い低速トルク特性で、“BJジープ”を、当時世界的にその悪路走破性の高さのために有名にしていた“ウィリス”のジープよりもすぐれているものにしていた。

“BJ”のネーミング由来は“B型エンジン”を搭載したJeep、と言う意味だったようだ。

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その後、警察予備隊には納入を見送られたのだが、1954年6月に“ランドクルーザー”と改名されて、世に出た形になったと言う。この“ランドクルーザー”のネーミング由来も面白く、当時世界的にジープ以外の4駆として、世界的に名を馳せ始めていた“ランドローバー”の“、ROVERー海賊、海賊船”を駆逐する“巡洋艦”と言う意味をもっていたと言う。

名前はともかく、車として単一車種としての生産の歴史は、トヨタの中ではクラウンよりも古いと言う、大変な歴史を持つものがこのランドクルーザーなのだ。
また戦後の荒れた道路事情には、このようなオフローダーは必需品だったのかも知れない。

その後、1967年に登場した55系・56系あたりから外見上、特徴的だったJeepタイプからの脱却を図り、現在のようなタイプのデザインに変更されてきてからが、現在のランクルの歴史がはじまったと言えるのかも知れない。デザイン上は脱Jeepなのだが、あくまでもオフロードに拘った開発コンセプトは変わらなかったようだ。

その後様々な時節をランクルは経験して、現代のランクルはまさにランドローバーを凌ぐぐらいの評価を得るところまで来ている。ランクルにしても、ランドローバーにしても、レンジローバーにしても、悪路走破性の高さと耐久性は世界的な評価を得ているところと、そのオフローダーとは思えない乗り心地と装備は、これもまた世界的な評価の対象になっていると言う。

ランクル200系の特徴

現代のランクルは200系となっていて、その外寸と重量は、全長4950mm、全幅1970mm、全高1880mm、重量2490~2700kgと言う絶対的なヘビー級のサイズ、重量となっている。

駆動方式は当たり前に4WDのみで、サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーンで、リアはトレーリング車軸式と言う、いかにもヘビー級を悪路で支えると言う仕様になっている。

エンジンは1UR-FE型 4.6L V8 DOHC 32V、ボア×ストロークは 94.0mm×83.0mm、パワートルクは、318hp/6400rpm・46.9kg-m/4000rpmと言う、この巨体を引っ張るには充分な仕様になっている。馬力あたり重量は8.5kg/hpと言う数値なので、ちょっとしたスポーティーカー程度の数値なので、重ったるさは全く感じないですむ。

インテリアの装備は、豪華そのものと言っても差し障りはなく、至れりつくせりとまではいかないのだが、純粋なオフローダーとは違い、やはりレンジローバーやランドローバーを意識しているのだろうと、充分に感じさせるものだ。

走りの評価は、オフロードでは第一級の評価であることは言うまでもないのだが、案外オンロードでの評価も高い。高速巡航性能の評価は特に高く、まさにクルーザーと言う表現が使われているし、ワインディングでもそこそこ走ると言う評価が結構あることが面白い。

2011年12月のマイナーチェンジによって、XGを除く全グレードにはタイトなコーナーで旋回性能を高めるために“ターンアシスト”機能やその他、オフロードの走破性を高める機能を追加して、より一層オフローダーとしての機能を追求する姿勢を緩めることはない。

しかし現代日本の道路事情で、このような性能を追求しても仕方がないのではないだろうか、と言う疑問もなくはない。確かにそのとおりなのだが、ランクルのこういった性能は海外での使い道が多いと言う部分があり、また、ライバルのニッサンパトロールや、三菱のパジェロ、さらには最大のライバルであるランドローバー・レンジローバーに負けるわけにはいかないと言う事情があるのだろう。

サスペンションとボディ剛性

そこで、このランクルのいい面はそのまま、よりオンロードでの性能を向上させるようなカスタマイズを考えたいと思う。それには何と言っても、足回りのカスタマイズに尽きることになるだろう。もちろん、一般的な“ローダウン”サスペンションキットもあるのだが、ひとつ面白いのが“エアサス”がある。これは、車高を路面状況によって上げたり、下げたりすることができると言う、なかなか面白い機構を持っている。

これに加えて、ダンパーの強化とスタビライザーの強化をして、姿勢コントロールとタイヤの路面への追随性を確保できれば、オンロードでも今までよりも、かなりすぐれたスタビリティーを発揮してくれる。このときに、各種出ているボディーの強化パーツを組み込んでおけば、さらにスタビリティーは増すことになる。

ブレーキ

そしてブレーキなのだが、このヘビー級を思い通りに減速・停止させ、さらに長い下りでの連続使用に耐えるブレーキにしたいところなのだ。まずは、高剛性のキャリパーを装着したい。できれば対向6ポッドを装着したいところだ。それと、ホースなのだが、ステンレスメッシュなどで補強をされた高剛性ホースに交換して、パッドを耐フェード性の高いタイプに交換をして、さらにフルードを高沸点タイプに交換しておけば、まずは安心だろう。

高いストッピングパワーと、連続した下りでの使用にも、そう簡単に顎を出すようなこともなく、このヘビー級・ハイパワーを減速・停止させてくれることになる。

エンジン

続いてエンジンなのだが、特にこのタイプの車としては不足はないのだが、何となく踏み始めのレスポンスがいま一つ、思い通りにならない気がすると言うことがあげられる。これは、スロットルコントローラーを入れることにより、かなり改善される。

しかし、もう少しパワーをと言うことであれば、吸排気系の高効率化と、ロムの書き換えをやれば、体感できる程度のパワー・トルクの厚みは確保できる。ロムの書き換えは、一番最後にやるべきで、吸排気系のセッティングを決めてからではないと、燃調が取りにくいので、要注意ではある。

ここまでやっておけば、他のランクルのとは一味違う車にすることができたと思う。

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