N-BOXのカスタム

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アウトライン

N-BOXは2011年12月に市場投入された、ホンダの“トールワゴン”コンセプトの車だ。ホンダはこのころ軽自動車のシェアー全体の30%を占めていたが、社内調査の結果その商品ラインナップにはやや“手薄”だという結果が報告をされた。その結果これまでのホンダにはなかった“スーパーハイトワゴン”の開発を目指すことになった結果、市場に出てきた車がホンダ N-BOXだった。

この車、シャシーとエンジンをひとつのユニットとして開発をするということから、第二期ホンダF-1に関わったメンバーが、ごっそりと開発メンバーとして加わったというところが、いかにもホンダと言う会社の社風を感じさせてくれる。

プラットフォームはこの後登場する“Nシリーズ”に共通なものを使用し、さらにフィットでおなじみの燃料タンクを床下にレイアウトをするという手法を取って、かなりルーミーな空間を得ることが可能になっている。また、“ミニマムエンジンルーム”と言う構想を取り入れて、エンジンルームを70mm前方に押しやったことも、ルーミーな空間確保の大きな要因になっている。

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このエンジンルームを確保するためと言うわけではないのだろうが、エンジンは新開発のS07A型 直列3気筒 DOHCを採用している。このエンジンは回転方向が、反時計回りと言うことも特徴的ではある。ボア×ストロークは64.0mm×68.2mmで、パワートルクは、58hp/7300rpm ・6.6kg-m/3500rpmとなっている。またターボ仕様は64hp/6000rpm10.6kg-m/2600rpmと言う数値になっている。

外寸は全長3,395mm、全幅1,475mm~高1,780~1,800mm、重量930~1,060kgと言う数値になっているが、この1t超えという車重は軽にして見るとちょっと重いかな、と言う印象はぬぐえない。それとさすがにスーパーハイトワゴンだけあって、全高が最高で1800mmと言う数値も、結構すごいなと思わせる。

駆動方式はFF/4WDを選択せきるようになっているが、全車種にそれぞれが用意されているわけではなく、グレードによって選択肢が異なるという事情はいまどき、仕方がなのだろう。サスペンションはフロントは全グレード、マクファーソンストラットなのだが、リアはFFが車軸式で4WDがドデオンアクスルという仕様に分かれる。

走行フィーリング

実際の走りの評価については、極低速域でもエンジン音の室内進入量が多く、これについては意外だという評価は多いが、実際に我慢ならないとか、音質が悪いとか、何とかしたいというレベルではないようだ。そのせいか、エンジンのフィールとしては“スポーティー”だという評価は多いことが面白いと思う。

ちょっと流れの速い主要道路に合流するために、一時停止からの合流を試すと、以外にも何のストレスもなくスムーズに合流ができるということも、エンジンの優秀さを証明しているのかも知れない。

法定速度プラスαーでの高速巡航にも、問題はないようだが、ちょっと足まわりのセッティングがスポーティー寄りになっているため、固さが目立つという評価も多い。これがワンディングに入ると、高評価を生むのかなと思うがそうでもなく、サスペンションストロークの不足が感じられて、ちょっと不安感があるようだ。

しかし、ブレーキの剛性は高く、なかなかと言う評価が多いのだが、リアがドラムであるということを忘れてはいけないだろう。ドラムブレーキは圧倒的に剛性が高く、フロント分まで、フィール面ではカバーしてしまっているのも知れないからだ。

それと、ハードブレーキング時とコーナリング時には、ややスタビリティーの不足を感じるという評価も多い。まあ、あの全高を考えると、ボディー剛性の面では仕方がないのかもしれない。

こんなことをテーマにして、カスタマイズをすることにして、パーツを吟味してみると、結構なラインナップがあることには少々驚いてしまった。言い方は悪いのだが“こんなにこの車って・・・”と思ってしまったのだ。

サスペンションとボディ剛性

まず、サスペンションとボディーの補強から始めたいのだが、サスペンションはバネレートはあまり上げずにダンパーの減衰力に頼ったほうがいいと思う。ただでもサスペンションストロークの面で不安があるのだから、バネを固くしてフルストロークを使いきらないようにする、と言う発想は逆にストロークをもっと短くするのと同じ様になってしまうからだ。フルストロークするまでの時間を稼ぎ、サスペンションが今現在どうなっているのか、ということを把握しやすいセッティングの方がいいだろうと思う。

そして、ボディーの補強については、アンダーフロアーを中心にやってから、フロントのストラットタワーバーを入れて、一応の完結をすればそこそこ納得のいくものにすることができると思う。ハードブレーキング時のフロントの安定感や、コーナリング時の微舵修正のやりやすさは全く変わるので、やってみていただきたい。

ブレーキ

ブレーキは、対向4ポッドの高剛性キャリパーを入れて、耐フェード性の高いパッドと高沸点タイプのフルードに交換をして、ステンレスメッシュなどで補強をした、高剛性ホースを入れておけば、ほぼ間違いのない仕様にすることは可能だ。峠の連続した下りでの使用にも、そう簡単に悲鳴を上げることはないだろう。

最後にエンジンなのだが、吸排気系の高効率化を図ってから、燃調を取り直す意味と(特にターボには絶対的に燃調は必要)、空き領域を使えるようにロムを書き換えることをお勧めしたい。これをやっておくと、はっきり体感できるほどの違いを体感できる。

これで、ちょっと違ったN-BOXの誕生と言うわけになったと思う。

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