テリオスキッドのカスタム

この記事の所要時間: 448

アウトライン

“テリオスキッド”は普通車である“テリオス”の全長・全幅を縮めて、軽自動車の枠内にサイズダウンをした、“SUV”タイプの軽自動車になる。

1998年に市場に投入されて、2012年5月まで生産をされていたが、残念ながら2代目が登場することはなく、市場から消えてしまった車だ。

発売当初は軽のSUVとしては初めてになる、“5ドア”と“全車4WD”というかなり贅沢な仕様をもっていた。その後、2000年からはFRも登場して、駆動系統は2本立てというラインナップに変わった。トランスミッションは5MTと4ATの仕様があった。

スポンサーリンク

エンジンは何と全車ターボ仕様で、発売当初はインタークーラー付きのEF-DET型と、無しのEF-DEM型の2機種が用意されていて、インタークーラー付きのEF-DET型はボンネットにエアーインテークがあったので、簡単に見分けることが可能だった。その後、2006年のマイナーチェンジの際に、全車インタークーラー付きのEF-DET型に統一をされて、生産終了まで変わることはなかった。

またサスペンションは、フロントがマクファーソンストラットで、リアが5リンクを採用している。軽ながらリアサスペンションが5リンクを採用しているのは、ベースが普通車SUVだからなのか、基本的に4駆の場合はこうなるのかはわからないが、結構走行性能には貢献しているのではないだろうか。

国土交通省の交通事故対策センターによる、“軽自動車軽自動車アセスメントの衝突安全性能総合評価”によると、運転席では5つ星を、助手席では6つ星を獲得しているから、かなりそちらの方面でもメーカーとして注力をしたことがうかがえる車だと言える。

この車の外寸は、全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,675mm~1,740mm、重量960kg~990kgトなっている。軽とは言え、SUVの4駆で1トンを切ることができるのに、なぜ同社の“タント”があんなに重いのか、ちょっと理解に苦しむ次第だ。

走行フィーリング

その走りの評価なのだが、どういうわけなのかオフロードでの評価がほとんんど見当たらず、残念ながらオンロードでの評価になってしまう。

オンロードでのテリオスキッドの評価は、この手の車としては妥当なのではないだろうか。高速での巡航には、ほとんど問題はなく、4駆の恩恵なのか“横風”にも影響を受けることが少ない。また、レーンチェンジ時等の安定感も法定速度プラスαでは、全く問題はないという評価が多い。ただし、兄貴分の“テリオス”もそうなのだが、エンジン音を含めて、走行時の室内音量は比較的高い、とう不満も出ていることは確かだ。

街中では、少しゴツゴツ感があるが、実用上は問題のない範囲に収まっているので、まあこれはよしとするという評価が多い。しかし、ワインディングに入るとあまりいい評価はでなくなる。やはりSUV特有の“腰高感”が拭いきれずに、コーナリング時には不安感が付きまとい、おまけに強めのアンダーステアがあるが、オフロード仕様のタイヤでアンダーステアを逃がしながら、何とか走っているという、厳しい評価もある。

あとはやはりブレーキに対する不満もあり、特に熱が高くなってからのタッチには、ちょっと困った感じがするようだ。たぶん、テリオスキッドに限らず、このクラスの車のブレーキはある意味で仕方ないと割り切って、あとから手を加えることにしたほうが賢明なのかもしれない。

このようなことをテーマにして、カスタマイズという名目の“強化策”を考えていきたい。

サスペンションとボディ剛性

まずサスペンションとボディーの補強から入りたいと思う。サスペンションはオフロード仕様と、幾分ローダウンを伴うオンロード仕様があるが、ここではオンロード仕様に絞って考えたいと思う。

セッティングをどの辺に持っていくのかで、選ぶキットは変わって来るのだが、あまりバネレートを上げてしまうとかえって扱いにくい車になってしまうので、ほどほどの硬さにしておいて、ダンパーに責任を持たせるセッティングの方がいいと思う。アンダー殺しのセッティングをしたほうがよさそうなので、そこはショップの方と相談してみてはどうだろう。

ボディーの補強については、サブフレームとボディーの接続強化が必要になるので、リジッドカラーを入れることをお勧めしたい。
あとはアンダーボディーの前後に補強材を入れておけば、かなり強固な剛性感を出してくれる。これでもまだ不足があるようだったら、フロントにストラットタワーバーを追加しておけば、まず文句の出ない剛性感を出すことができる。

ブレーキ

あとはブレーキなのだが、高剛性のキャりパーを入れて、耐フェード性の高いパッドに交換し、フルードも高沸点タイプのものに交換して、最後にホースをステンレスメッシュなどで補強されたものにしておくと、かなりタフなブレーキにすることができる。高熱を持っても、タッチにはほとんど変化がでることもないし、連続したワンディングの下りでも、簡単に顎を出すこともなくなる。

エンジン

最後にエンジンなのだが、ターボはいじり易い。ブースと圧のアップや、ターボユニット自体の交換などで、全く違うエンジンにすることが可能だ。だが、これをやったら必ずロムの書き換えをして、燃調を取り直さないとタービンユニットを破壊してしまったり、最悪のケースはエンジン本体にダメージを負うケースもあるので、必ずやっておいていただきたい。

これでそうとう走る車にすることができたと思う。

スポンサーリンク

車検の相談・依頼

車検の相談・依頼

Goo車検

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加