フーガのカスタム

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アウトライン

初代ニッサン“フーガ”は2004年10月から発売が開始された、日産の高級サルーンカーだ。40年以上の歴史をもつ、“セド・グロ”の後継車種として誕生したのだが、形式名には7代目以降のグロリアと同じ“Y”が使われている。

しかし名称をフーガに変更したことには、ニッサンなりの大きな理由があって、“トヨタ・クラウン”に負けっぱなしの状態を何とかしたかったといことが理由だったという。

ニッサンがプリンス自動車を合併吸収した時には、“ニッサン・セドリック”と“プリンス・グロリア”があったのだが、のちに名称だけのグロリアが残り、事実上はセドリックに統一された経緯がある。

しかし、セド・グロの連合軍もクラウンの前には歯が立たなかったという事実があり、名称の変更がなされたというわけなのだった。要するにイメージを変えることを最優先した結果、ということがあったのだった。

ちなみにフーガという名称は“風雅”という日本語が起源で、その通りの車にしたいということだったようだ。

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打倒クラウンを目標にしたフーガは、エンジンだけをとってもV6 2.5L VQ25DEおよび同3.5L VQ35DE型を初期モデルで採用していた。のちに、2005年8月よりV8 4.5Lエンジンを搭載するモデルも追加するなど、かなり打倒クラウンを意識したラインナップを展開することのなった。

3.5Lはフルタイム4WDの設定もあり、全てマニュアルモード付5速オートマと組み合わされていた。バリエーションは、スポーティな“GTシリーズ”とラグジュアリーさを加えた“XVシリーズ”。GTシリーズは“450GT”・“350GT”・“250GT”・XVシリーズには、“350XV”と“250XV”を設定したいた。また“450GT”と“350GT”には、専用サスペンションに245ワイドタイヤに19インチアルミ、アルミペダル、リヤアクティブステアを装備する「スポーツパッケージ」などの設定もあった。

クラウンを何とか凌駕しようという姿勢が、はっきりと読み取れる構成なのかも知れない。そして現行モデルは2代目になっている。

2011年11月に発売が開始された2代目は、コンセプトとしては先代を踏襲している感がある。先代の“高級スポーツセダン”というイメージはそのまま継承する形で、2代目は市場を任されて、クラウンと戦うことになったのだった。

コンセプトは“走・美・快”という、サルーンの基本を捉えてということなのだが、本当の実力は別にしてどのぐらい迫れるのかは、今後の動きをみることしかできない。

2代目はグレードによっては4WDを選択することもできる。

そんな2代目フーガの外寸と重量は、全長4945㎜、全幅1845㎜、全高1510㎜、重量1760㎏という数値になっている。重量はミドル級という感じなのだが、外見から感じるほど重くはない感じがする。

日本仕様車のフーガのエンジンにはV型6気筒 2.5Lおよび3.7Lが設定されている。2.5Lエンジンについては先代と同じVQ25HR型が採用されるが、最高出力が向上し、一方で最大トルクが少し低下している。

3Lクラスのモデルとしては、3.7L VQ37VHR型となった。そのため最高出力・最大トルクともに向上している。VVELの採用により、燃費性能は先代よりも向上している。

サスペンションはフロントがマクファーソンストラットで、リアはマルチリンクを採用している。このあたりは、このクラスの常道ともいえるようなレイアウトだともいえる。

その走りの評価はどうなのだろう。

走行フィーリング

パワーユニットに関する不満の評価はほとんどなく、トヨタに比べて少し音が入ってくるという程度で、許せるとか許せないというレベルの問題でもなさそうだ。要するに“無音”なのか“囁き”程度の音があるのかというレベルの問題のようだ。

高速での巡航は問題なく快適な範囲を通り超えて、高級サルーンの域を達成しつくしているようだ。レーンチェンジ後の収束性も、決してスポーツカーに劣ることもないようだし、街中での乗り心地もほぼ最良のレベルにあると言っても良いと思う。

しかし峠を飛ばすような車ではないと言ってしまえばそれまでなのだが、だったらMBやBMWはどうなってしまうんだと言いたい。やはりこのサイズと重さが影響するのか、静止状態のボディー剛性とは違いうダイナミックな環境でのボディー剛性のせいなのか、少々怪しい評価が出てくる。

ブレーキも通常の状態でのタッチなどには問題はなさそうだが、長時間のレポートがないので、ヒートした時のレベルが判らない。しかし、国産車の常で、この部分はマイナスのイメージを持っていた方がいいと思う。ブレーキがダメになると、本当にシャレにもならないからレベルアップを目指したい。

このようなことをテーマにして、カスタマイズを考えていくことにしたい。

サスペンションとボディ剛性

まず足まわりとボディーの補強から手をつけるのだが、パーツを探すと結構製品のラインナップを見ることができる。選択肢に困ると言うことは、全くないと思う。

サスペンションのセッティンングなのだが、ロールを抑えるセッティングの必要はないと思う。ただ、高級サルーンという位置づけのためにやはり少しだけ、柔らか過ぎる。

これを改善するために少々バネレートを上げて、伸び側の減衰力を重視したダンパーの組み合わせが、こういった車には合うと思う。あまりガチガチにしてしまっては、サーキット走行のような横Gがかからない限り、サスペンションとして機能しないので注意が必要になると思う。

ブレーキ

次にブレーキなのだが基本的には悪くなさそうなのだが、やはりタフなブレーキにしておきたい。対抗4ポッドの高剛性キャリパーを入れて、耐フェード性の高いパッドに交換する。その上で、高沸点タイプのフルードに交換して、ステンレスメッシュなどで補強をしたラインを入れておけば、相当タフなブレーキにすることができる。

ただし、HVの回生ブレーキシステムのタッチを変えることは、できないかもしれない。

エンジン

最後にエンジンなのだが、ライトチューンをしておくことをお勧めしたい。

吸排気系の高効率化を図ってから、それに合わせた燃調を取り直す意味と、空き領域を使えるようにするために、ロムのマッピングを書き変えておくと、はっきり体感できる程度の差を得ることができる。

こうして、かなり走れるおっさん車ができたと思う。

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