MPVのドレスアップ

この記事の所要時間: 722

アウトライン

“Multi Purpose Vehicle”というカテゴリーの車があって、ミニバンと同義語なのだが、そのまま車名に使ったのがマツダ“MPV”という車のなのだ初代は1990年1月に国内販売が開始された。

なぜ国内販売なのかと言うと、もともとが北米専用車として企画・開発された車種なので、それの国内販売を開始したという単純な意味合いなのだ。

そのため、5ナンバー枠と言うことは一切考慮されずに設計をされていたため、全幅は1825mmというサイズになっていた。このサイズを確保するためなのか、ルーチェと同じ“LVプラットフォーム”を採用して、ベースにして開発をされたため、駆動方式はFRベースだった。

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発売当初は、なんとも珍しいモノグレードで、ボディーカラーも基本的には一色で、モノトーンとツートンがあっただけのようだった。内装も基本的には一種類のみで、革張りのシートだけだったようだ。

同じようにエンジンもV6 3.0リッターのみで、選択の余地は全くなかったというから、当時としても現代の基準からしても、とんでもないことには違いはないだろう。

しかし、1994年に大幅なマイナーチェンジが行われて、様々な仕様が登場するに至り、やっと普通のマーケティングになったのかも知れない。

このときには結構いろいろなことがあって、2.5リッターターボディーゼルがラインナップされたり、そのエンジンを搭載した4WDもラインナップされた。この4WDなのだが、センターデフロック機構と二輪駆動から四輪駆動へ走行中に切替が可能な、スーパーデュアル4WDが搭載されていた。さらに最低地上高が引き上げられた、グランツシリーズ4グレードも追加された。

この車のオフロード走破性能のすごさは、今だにあまり知られてはいないのだが、ちょっとしたSUVは歯が立たないくらい、すごかったという。

その凄さは、40cmもある未圧雪の道を楽々と走破できるほどで、かなり強力なオフローダーの走行性能に匹敵するものだと言っても、過言にはならないと思う。

そのせいなのか、オプション装備もかなりオフローダー寄りのものがそろっていて、特にフォグランプステー、サイドステップなどが取り付けられる4WDジャケットというオプションパッケージや、方位計、外気温度計までオプションで用意されていた。こんな装備をするのは、パジェロやランクル、それにランクルのプラドなどに限定されると言ってもいいので、当時のマツダの本気度が窺える。

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ノーマルの概観

デザイン的にはミニバン特有の背高ノッポ的なものではなく、現代で言うと“ホンダ・ストリーム”的な感じのイメージがあった。要するに、のっぺりとした感じの2ボックスカー的な感じがしたのだ。あまり洗練されていたともいえないし、もちろん当時の基準から見ても、そう格好の良いデザインではなかったと思う。

現行のモデルは3代目になっていて、2006年から市場を引き継いでいる。2代目から、駆動方式はFFベースになっていて、もちろん3代目もそれを踏襲している、というのか現代の標準がもはやFFなのだから仕方がないのかもしれない。

この3代目からはプラットフォームも“LYプラットフォーム”に変わり、さらに大柄になった外寸は、全長4860~4870mm、全幅1850mm、全高1685mm、重量1720~1950kgとなっている。まさにヘビー級といってもいい、サイズと重量だろう。

デザイン的には“トールワゴン”ではないので、サイドにスライドドアはない。いわゆる5ドアハッチバックタイプの車体になっているので、乗用車的なイメージになっている。

初代や2代目よりは、よほどシャープなイメージになっているが、やはりどこかノンビリとしたイメージは血筋なのだろうか。特に、フロント周りにそれが見て取れるので、よけにそう感じてしまうのかも知れない。

逆にサイドには余計なデザイン線が入っていないので、キリッとしまった感じもあるのだが、このフロント周りの処理と、リアの処理で消し飛んでしまう感じがある。

こういった面では2ボックスではなく、1ボックスのキャブオーバータイプなのだが、トヨタの“ハイエース”などは、かなり割り切った処理をしているので、違和感がない。変にグラスエリアを大きく取ろうとしていないせいなのか、フロントグラスが前面の3分の1ぐらいの割合なので、安定感があるように感じる。この傾向は、“ニッサン・キャラバン”にも当てはまる。

最近の車は、なぜかやたらグラスエリアを大きくさせようとするあまり、みんな格好が似てきてしまっている中で、1ボックスカーの中でそれを嫌い、割り切ったデザイン処理をしているのが、この2車なのだろう。

しかし、この3代目MPVはグラスエリアを広く取ろうとしているわけではないのだが、何か割り切れないものがあるせいなのか、前述のようなイメージになっている。

せっかく走りの評価が高いのだから、もうちょっとスポーティーなイメージにしてもよかったように思う。この状態から、どうやってイメージを変えていくのかということが、テーマになるだろう。

そこで、イメージチェンジの王道であるエアロパーツキットが、いったいどの程度あるのかと思い、調べて見たら、結構あるので驚いた。これだけあれば、選択肢に不自由をすることもないだろうと思う。

エアロキット

自分の車をどんなイメージにするのかということは、パーツ装着車の画像をチェックして決めるのだが、資料を入手しなくてはいけない。一番簡単に入手できるのは、メーカーのホームページに掲載されている画像になる。

しかしこれらの画像の役割は、ほぼ100%が販促目的になるから、実際にこの角度から車を見ないし、見せることもないようなアングルからとった、かなり格好いいし迫力のあるショットがある。したがって、実車とのイメージの乖離はある程度、避けられないと思っていた方がいいだろうと思う。つまり、あまり客観性がないとも言える。

では、客観性のある画像はどこにあるのかということになる。それは、自動車雑誌などで、過去にこの車のドレスアップ特集などの記事を掲載していた号を、バックナンバーを調べてみて、あれば入手することが一番手早いかもしれない。

特設雑誌社に問い合わせをして、該当する号があれば有償にはなるが、送ってもらえるケースがほとんどになっているから、一度確認をしてみるといいと思う。

ショップ選び

こうしてパーツが決まれば、次は取扱をしているショップを探すのだが、これはネット検索で充分だと思う。ショップの候補も決まったら、実際に出向いて行ってオーナーさんやスタッフさんたちと、少なからずのコミニュケーションを取ってみることをお勧めする。

ショップとの付き合いは、有機的で期間も長くなるので、いい関係を構築できないとあまりいい結果にはならない。いい関係を築けると感じたら、最有力候補にしておくべきだろう。

そしてショップでは、パーツのクォリティーチェックと、取り付けの技術、そして実車チェックをしていただきたいと思う。実車チェックをすることによって、実車とのイメージの乖離を知ることができるので、重要チェック項目としていただきたい。もし、実車チェックができなければ、過去の成功車両の写真がある場合が多いので、それを見せてもらえばいいと思う。

タイヤ&ホイール

次にタイヤとホイールを決めるのだが、ホイールが車のイメージに与える影響は大きいので、失敗すると残念な結果になりかねない。そこで、イメージと予算などをスタッフさんに伝えて、候補を挙げてもらい、その中から選ぶと失敗はしないと思う。

ホイールの開口部からのぞく、キャリパーには赤や黄色のカラーリングをしてみたい。カスタマイズで、キャリパーを交換してあれば、ブランドカラーになっているから必要はないかもしれない。さらに、ホイールの外周に3㎜程度の幅で、カラーリングをするといいと思う。ダークレッドや、マスタードイエローなど、ボディーカラーとのコーディネートでやってみるといいと思う。

インテリア

最後に室内に目を向けると、シートに目がいく。これはファッション性と実効性の両面から、スポーツタイプのバケットシートに交換をすることをお勧めしたい。以前と違って、今は選択肢もかなり増えているので、スタッフさんと相談していいものを選べるから、ぜひやっていただきたいと思う。

最後に、しっかりした強度を持った、滑り止め機能の付いたスポーツペダルに交換すれば、かなり違ったイメージにすることができたと思う。

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