ノア/ヴォクシーのカスタム

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アウトライン

“ボクシー”は“ライトエース・ノア”の実質的な後継車種として企画開発をされた、“ノア”とは姉妹車種の関係にある車だ。

初代は2001年11月に発売が開始された。ボディー形状としては、5ナンバー枠のミニバンというカテゴリーに入る車だ。あまり目立ったところはないのだが、それなりに市場の要求を満たした部分があり、売れない車ではなかったようだ。

ボクシーとノアの違いは、フロントマスク等の細かい部分でしかなく、ノアはそれまでどおりのターゲットを狙い、ボクシーは少しスポーティーな層をターゲットして定めたと、トヨタでは説明しているようだ。

初代の外寸と重量は、全長4625mm、全幅1695mm、全高1850mm、重量1510kgとなっていた。全長、全幅に比べて全高が高いことが判る。

駆動方式はFF/4WDが選択できるようになっていたようだ。エンジンはDOHC16V ストレート4 2.0リッター一機種のみが用意されていた。

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何となく、ライトエースという商用車のイメージが、こんなところにも出ていたのかも知れない。何とか、商用車のイメージを脱却するべく、ボクシーは様々な装備などを与えられていたようだ。

そして2007年6月にフルモデルチェンジが行われて、2代目が現行モデルになった。

コンセプトとしては“キープコンセプト”なのだが、先代よりはずいぶん垢ぬけた感じがするのは、時代の要求なのだろうか。

このモデルから、標準車とZS、Z(ノアはG SPORTS)というグレードが登場している。基本的には5ナンバー枠のサイズなのだが、ZS、Zはワイドタイヤを装着するために、3アンバー枠のサイズになっている。

またZSにはトヨタのミニバンとしては2機種目になる、“パドルシフト”が採用されていることが目新しい。

この2代目の外寸と重量は、全長標準車4595mm・Z/ZS4640mm、全幅標準車1695mm・Z/ZS1720mm、全高FF1850mm・4WD1875mm、重量1530kg~ 1730kgという数値になっている。明らかに標準車との格差を出すことが、この数値からも見て取れるようだ。それにしても、やや重い感じは否めない。

エンジンは3ZR-FE型 2.0Lストレート44 DOHC 16V、ボア×ストロークは80.5㎜×97.6㎜、パワートルクは143PS/5,600rpm ・19.8kg-m/3,900rpmと、3ZR-FAE型 2.0L ストレート4 DOHC 16V VALVE MATIC、ボア×ストロークは80.5㎜×97.6㎜、パワートルク158PS/6,200rpm 20.0kg-m/4,400rpmが用意されている。

パワーウエイトレシオは最大で12.1kg/PS、最小で10.1kg/PSという数値なので、ミニバンとしてはまずまずの数値ではないだろうか。

サスペンションはフロントがマクファーソンストラットで、リアがトーションビームになっている。駆動方式はFF/4WDがモデルによって、選択できるようになっている。また、トランスミッションは全車種CVTが搭載されている。

またZSではボディー補強というのか剛性強化のために、ホイールベースの間全部に近い状態でずらっとスポットの打ち増し、そして要になる部分にはガゼットを入れてあり、これだけをみるとなんだかミニバンというよりも、このままダカールラリーに出られそうな感じもする。はたして、この効果はあるのだろうか。

走行フィーリング

では走りの評価はどうなっているのかと言えば、前後とも専用のスプリング(ノーマルより20%ほど硬い)とダンパー(平均して減衰力を10%前後アップ)で車高を3cm落としてあり、標準車よりは硬めに感じる。しかし、かえって快適な乗り心地だという評価も多い。多少は“ゴツッ”とくるが、そのあとの収束がいいので、快適だというのだ。

高速の巡航性もその通りで、レーンチェンジ後の収束性も優れているという評価が多い。

ワインディングに入っても、これでミニバン?という俊敏さがあり、ちょっとしたスポーツセダン並みの感覚を持っているという。かなりしなやかにコーナーを駆け抜けることができるのは、スタビライザーを太くしてロールを抑えるのではなく、スプリングとダンパーの絶妙なセッティングにより、ロールスピードを抑えて最大ロール角になるまでの時間を稼いでいるせいだろう。

ロールスピードを押さえれば、コーナーで最大ロール角になるまでに、車はコーナーを抜けてしまうので結果的には、あまり大きいロールを感じることなくコーナーを抜けてしまえる。

しかし、やはり、半径の大きい高速コーナーになると、ロールは最大角まで達してしまうので、もう少し時間を稼ぎたいところではある。単純にスタビの径を太くすればロールは抑えられるが、内輪を路面に押さえつける力が少なくなるので、安定感はいまひとつになる。

こんなことをテーマにしてチューニングという、カスタマイズをしていいきたい。

やはり足まわりと、ボディーの補強は欠かせない。

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足回り強化

ほんの少しだけバネレートを上げて、伸び側の減衰力を強化したダンパーに替えて、高速コーナーに対応することにしたい。あまりバネを固くすると、突っ張った感じになってしまい、サーキットのような大きい横Gをかけない限り、ポンポンと跳ねてしまい、タイヤの接地面が路面を切ってしまうために、扱いにくい車になるので注意が必要になる。

ボディの補強

そしてボディーの補強なのだが、確かにストックの状態でかなりすぐれた剛性を示しているので、ほかのことはやらずにサブフレームとボディーの締結を高めるために、リジッドカラーを入れることをお勧めしておきたい。

これをやると、このボディーの本当の意味での剛性感を味わうことができる。それでも足りないと思うのだったら、アンダーボディーにパワーブレイズを入れて、フロントにストラットタワーバーを追加すれば、そうとう凄いボディーにすることが可能だ。

ブレーキ

そして例によってブレーキなのだが、対向4ポッドの高剛性キャリパーを入れてから、耐フェード性の高いパッドに交換する。その上で、高沸点タイプのフルードに交換して、ステンレスメッシュなどで補強をしたラインを入れておくといいと思う。

これで酷使をしても、簡単には顎を出さないタフなブレーキにすることができる。

エンジン

最後にエンジンなのだが、ライトチューンをしておくといいと思う。

吸排気系の高効率化をやってから、燃調を取り直す意味と空き領域を使えるようにするために、ロムを書き換えるといいと思う。これをやっておくと、体感できる程度のパワー・トルクの厚みを感じることは可能だ。

これで、かなり走れる車にできたと思う。

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