ジムニーシエラのカスタム

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アウトライン

ジムニー“シエラ”は、ジムニーの派生車種になる。1993年5月に、2代目ジムニーからの派生車種として、発売が開始された。ジムニーの派生車種として、普通車ナンバーを付けた車は、シエラが初めてではなかった。これ以前にも、1300ccエンジンを搭載した、“ジムニー1300”などがあったので、それなりのノウハウはあったことになる。

シエラは“エスクード”が生産を止めていたため、その穴を埋める意味で市場に投入されたともいわれていたが、事実は判らない。前述のジムニー1300(JA51)以来の、再登場となったわけなのだ。

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シエラは、ワイドトレッド化、燃料供給のインジェクション化、ギアリングの高速化など、北米市場に合わせた改良がなされたサムライがベースとなっている。

シエラのネーミングは、軽であるジムニーとの差別化を図るためで、オーストラリア向けのジムニーにで使われていたSIERRAを、そのまま国内でも使うことになったという。

エンジンはG13B型 ストレート4 1298cc 70PS/6,000rpm 10.4kg・m/3,500rpmが搭載されていて、前後ともリーフリジッドアクスルという、ジムニーの伝統を守っているレイアウトになっていた。

生産は1993年から1995年までの、本当に短い期間だったが、この後1995年から1998年の、これもまた短い期間なのだが次のシエラが出てくるので、市場からシエラが消えることはなかったのだ。この2代目シエラのエンジンは、同じG13B型でもパワートルクともに向上していて、85PS/6,000rpm 10.8kg・m/3,000rpmという数値を出している。トルクこそわずかな数値向上だが、パワーは実に15Psの向上を果たしているので、高速走行はかなり楽になったという。

またこのモデルからは、前後とも3リンク式のコイルスプリングを採用した、リジッドアクスルに変更されている。板ばねというものは案外重く、一見すると簡単に持ち上げられそうなのだが、やってみるとかなり重いことが判る。それが片手で楽に持てる、コイルスプリングに変更されたのだから、大きな軽量化になったことだと想像ができる。もちろん、乗り心地にも多く貢献はしているだろうと思う。また、オフロードのクローリングでの脚の伸び(接地性)が向上したとも言われている。

現行モデルの特徴

1998年にジムニー自体が3代目にフルモデルチェンジをしたのをきっかけに、シエラも“ジムニーワイド”として、市場に投入された。これは軽の規格変更が同年10月にあるため、ベースになる軽のジムニーに先行して市場投入された形になっていた。ワイドトレッド用のホーシングとオーバーフェンダーを外すと、軽の新規格軽に合致するように設計されていた。

その後2000年にJB43型として、再びシエラのネーミングを冠して市場投入をされて、現在にいたっている。このシエラのサイズと重量は、全長3550mm、全幅1600mm 、全高1705mm、重量1060kgとなっている。

搭載されているエンジンはこれまでのG13B型に代わって、M13A型ストレート4 1328cc88PS/6,000rpm 12.0kg・m/4,000rpmとなっている。トランスミッションは5速MT/4速ATで、サスペンションは前後ともに3リンク式リジッドに、コイルスプリングを採用している。駆動方式は、伝統のパートタイム4WDになっている。

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走行フィーリング

実際の走りの評価は、街中では板ばねを使っていた時のジムニーとは、比べ物にならないぐらい乗り心地がよくなったとはいえ、やはりそこは本格的オフローダーなので、少しゴツゴツしているという。しかし、大きな段差を乗り越える時などは、安心感があって、事実全く何の問題もないという。さすが、オフローダーというところなのだろう。

高速では1300ccの恩恵で、楽にクルージングができるという。直進安定性もそこそこで、レーンチェンジ後の収束性も良好で、問題はないようだ。ただし、長い上り坂になると4速ホールドのままでは、速度が次第に落ちてしまう。深く踏み込むと、キックダウンをするが、やがて4速に戻ってしまうという、変なパターンの繰り返しになるようだ。こういうときには3速ホールドで、回転数を保つことになるので、音がやや大きくなるので快適性はそがれるようだ。

ワインディングに入ると、以外に素直なハンドリングなので、それなりに走れてしまう感じに交換が持てるようだ。しかし、ハードに飛ばすことは、やはりオフローダーの得意とするところではないという。本領を発揮するのは、やはり道なき道を行くような、ハードなオフォロードで、少々のことではへこたれずにガンガン走るという。ただし、ノーマルのままでと、サスのストロークに限界があって、もう数cmでいいからストロークが欲しいというテスターもいた。

こんなことをテーマに考えながら、カスタマイズをしていくことにしたい。

足回り強化

まずサスのストロークを伸ばすことなのだが、この手のサスキットはかなりあるから、選択肢に不自由をすることはないと思う。あとはセッティングなのだが、あまり固くしてフルボトムを避ける方向で考えると、街中ではほとんど乗れない車になってしまいそうだ。どの程度の走りを、オフロードでしたいのかを考えて、サスキットは選ぶべきで、ショップのスタッフさんとよく相談をしたほうがよさそうだ。

ボディの補強

あとはボディーの補強だが、これもかなり種類があるので、どの程度の走りをするかで決めればいいと思う。アンダーフロアーに補強材をれる、一般的なタイプが室内の邪魔にならないから、お勧めといえそうだ。

ブレーキ

ブレーキはやはりイザという時のために、対向4ポッドの高剛性タイプを奢って、耐フェード性の高いパッドに交換しておき、高沸点タイプのフルードを使いたい。こうしておいて、ステンレスメッシュなどで補強をしたラインを使うと、相当タフなブレーキが出来上がる。

エンジン

最後にエンジンなのだが、吸排気系の高効率化をしておいてから、その仕様に合わせた燃調を取ることと、空き領域を使えるようにするためにロムの書き換えをしておくといい。全回転域で、パワーとトルクに厚みが出るように書き換えると、かなり使いやすいエンジンにすることができる。

これで、ちょっと人と違うシエラを作ることができたと思う。

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