アルトHA25S/25V/35S型のカスタム

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アルトの歴史は1979年に始まる。したがって、33年に及ぶ歴史があると言うことになるのだ。
単一車種で、33年の歴史を持つものは、そう多くはないだろと思う。
初代のSS30V/40Vは、商用車と割り切って開発され、その驚くべき低価格は脅威の的になり大成功を収めた車だった。鈴木修社長が就任し、自ら陣頭指揮を取って開発した車でもあった。
この成功を見て、徹底的に分析をしたGMは、後のサターンの開発に大いに参考になったとも言われている。また、スズキと提携を決めて、GMのロワエンドブランドの開発を受け持った経緯もあるのだった。

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その後、優遇税制も緩和されて純然たる商用車を作る意味もなくなり、アルトも様変わりをして、様々なバリエーションが増えて行ったのだった。
現在では7代目に当たるHA25S/25V/35S型が、2009年12月にリリースされている。
この車は、初代から見ると全く異質になっている事は、振り返ってみればあたりまえなのだが面白いと、何となく感じる部分もあるだろう。
好き嫌いはあるのだが、かなりアピアランスの高いボディーラインは何となく、注目してしまう。中でも、リアハッチ回りなどは全く違うのだが、兄貴分のスイフトを想い浮かべる。
また、つり上がった目を連想させるヘッドライト回りとアンバランスな、大口を開けたようなフロントグリルはちょっとユーモラスでもある。アウディーの“泥棒マスク”を連想させてくれるから面白い。
更に、フロントバンパーからサイド下部に抜けるデザイン線は、リアホイールアーチに向かって次第に上昇していく。どこかで見た事があるような気がするなと思いだす。
なんだったんだろうかと思いだすと、S54から始まったスカイラインの名前の由来にもなっていた、同社のサイド部分にあったプレスラインに似ているのだ。
本当に、様々な事を想い浮かべさせてくれるデザインなのかもしれない。
また、その走りはけっしてパワフルとは言い難いが(ターボ車でも)、かなりレベルの高いまとまりをしていると言えるのではないだろうか。

車種にもよるのだが、4WDの持つ走行安定性や程よくチューンされたサスが与えてくれるロードホールディング、それを支えるボディー剛性等が一体になって、このアルトの走行性能を支えてくれているとも言える。
市街地や、ちょっとした峠レベルではなかなか破綻らしい破綻を見せないところなどは、車の本質に対しての開発を真剣にやったていることを感じさせてくれる。
しかし、モアパワーという課題は系には付きまとい、ブレーキぺペダルのタッチはあまりよくない事も確かだ。
この辺りを、カスタマイズしていけば面白い車に仕上がると思う。

スズキと言うメーカーは、一見すると地味な存在に映るのだが、実はFFの元祖(スズライト)であったりなど、このアルト初代の開発コンセプトにも見られるような、大メーカーがやらない事をやってくると言うところがあり、決して地味ではないのだ。
従って、この7代目アルトの走りが高レベルでまとまった感じがする事も頷ける。
1971年にリリースされた“フロンテクーペ”等は、当時軽の廃棄量枠が360ccだった時に37HPと言う、ハイチューンエンジンを搭載して、ボディーの基本デザインはジウジアーロであり、RRレイアウトを取っていたと言うことなどを思い起しても、相当に飛んでいるメーカーだった時期もあるのだ。このフロンテクーペ、車格を越えた存在感はあった。
スタイリッシュでありながら、かなり速かったのだ。

サスを交換するなら剛性アップの補強も忘れずに

7代目アルトには、これに匹敵するだけのものがあるかどうかは別にして、カスマイズをする価値はあると思う。
先ずは、サスキットだが、峠を小排気量の車で勝負しようと言うレベルのキットも選択できるし、街乗りプラス峠と言うレベルのものもあるので、自分の好みで選ぶとよい。この際には、いつも言うことなのだが、フロントとリアのボディーの補強をやるべきだ。特に、ストックの状態で剛性アップを歌っているが、峠やジムカーナ的な走りの場合には脆弱性を晒す事もあるので、補強とサス交換はセットの作業だと考えたい。
若干のローダウンをともない、固められたサスは峠などのシーンではアルトを、まるでミズスマシのようにしてくれるだろう。

ブレーキキャリパーを高性能なものへ

次にはブレーキなのだが、この軽量ボディーではキャリパーを高性能にする必要があるのか、と言うことを考えるのだが、ある面でブレーキは車の命なのだから、ここはフロントだけでもキャリパーを高性能なものに替えておきたい。何も対向6ポッドまでの必要はないのだが、4ポッド程度に交換はしたい。そして、パッドを耐フェード性の高いものへ交換をしたい。
加えて、ブレーキのタッチが悪い根源と思われるブレーキホースを、剛性の高いものに替えたい。
マスターシリンダーの交換も出来ればやった方が、ブレーキのパフォーマンスはたかまり、かなり面白いドライビングは可能になる。
その上で、Bフルードを沸点の高いものにすれば、かなり好感度になった制動の恩恵を受けることになるだろう。

パワーユニットはロムの書き換えと給排気の効率化

ここまでくれば、やはりエンジンに手を付けたくなる。
このエンジンは、決して非力なのではないのだが、やはりもやはり“もう少しあれば”という気持ちになる事は確かだ。
何もターボユニットまでごっそりと付けなくても、と言う人も多いことだと思う。
ここでは、やはり吸・排気、とロムの書き換えが一番手軽で、実際に体感できる程度のパワーアップを手に入れることができるだろう。
高効率なエアクリーナーの装着と、高効率なマフラーの組み合わせ、更にスロットルボディーを加工して内径のサイズアップを図れば、大いに体感できる程度のパワーアップは手に入れられる。
これに伴い、燃調を維持して、排気温度をノーマルに保つためプログラムに変更しておく事が重要になる。

こうして出来上がったアルトは、かなり硬派な車になっているはずだ。
外観はまったくノーマルなのだが、峠では大排気量の車も、簡単には遊べない車になっているはずだ。直線で負けるのは判っているが、コーナーでの速さは秀逸なものが得られているはずだ。
こんな面白い軽があるのかな、と言う感じになる事だろう。
次に待っているのは、ドレスアップになる。

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