ムーブコンテのカスタム

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ダイハツ「ムーブコンテ&カスタム」は、同社の主力商品である「4代目ムーブ」からの派生車種になる。2008年8月の発売開始時点では、月刊販売目標は4000台と言われていた。

ムーブからの派生ではあるのだが、室内スペースは高さ以外はベースのムーブよりも少し小さい。その分というのか、後席のスライドシートは廃止されていて、前席はパワーエントリーシートを採用し、快適性や質感を演出している。つまり、前席優先のスタンスを取って、ベースのムーブとの差別化を図ったと言ってもいいと思う。

ムーブコンテは、単純にただムーブと呼ばれることが多く、ドレスアップモデルの「ムーヴコンテ・カスタム」も選べる。カスタムはバンパー、ヘッドランプ、フォグランプ、リヤコンビランプなどのデザインが異なる。

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またカスタムには、ディスチャージヘッドランプが採用され、インテリアはゆったりくつろげる部屋のようなコンセプトになっている。かつて販売されていたネイキッドのイメージを受け継ぐ、直線基調のインパネを取り入れて、縁にパイピングを施したパワーエントリーシートを組み合わせた、プレミアムソファーシートを採用している。おおきなポイントとしては、ライトグレーにレッドのアクセントカラーを取り入れた、独特のインテリアカラーを採用していることかもしれない。

コンテ&カスタムはベース車輌の4代目ムーブとは違い、リヤシートのスライド機構、センターメーター、インパネシフトは採用されず、代わりにタントと同形状のコラムシフトが採用されている。

余談になるが、3代目ムーヴの派生モデルのラテは、コンテ発売後も半年間併売されていたが、2009年3月をもって製造・販売を終了した。

現行モデルの特徴

このコンテのサイズと重量は、全長3395mm、全幅1475mm、全高1640~1655mm、重量820~930kgという数値になっている。重量は、平均的から少し重めというところだろうか。軽自動車の場合、サイズ的なことは高さ以外は、ほぼ全車共通なのかも知れない。なんだか、最近の若者の体格の良さを考えると、もう少し規格をかえてサイズアップをしたほうがいいような気がする。特に全幅には、不満を感じざるを得ない。

コンテのエンジンは、KF-VE型 0.658リッター ストレート3 DOHC DVVTのNAとKF-DET型 0.658リッター ストレート3 DOHC ターボが用意されている。これを受ける駆動方式は、FFとFFベースの4WDがある。トランスミッションは、CVTと4速ATが車種によって用意されている。

サスペンションは、FFのフロントがマクファーソンストラットで、リアは3リンク&コイルスプリング、4WDのリアはトーションビーム&コイルスプリングが採用されている。

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走行フィーリング

走りの評価はというと、街中ではムーブよりも高い評価が多い。特にピッチングがよく抑え込まれていている。また、快適性の追及の結果入れられた遮音材の効果と、サスペンションマウントの強化などの相乗効果で、静粛性はかなり高くなっているようだ。

この評価は高速に入っても変わらず、Aピラーが立てられたデザインであるにも関わらず、風切り音も低く抑えられているという。直進安定性も高く、レーンチェンジ後の収束性などにも問題はないようだ。

しかしこの心地よさの評価の要因はは、ワインディングに入ると逆に低評価の原因になってしまう。全体的にムーブよりも柔らかい足まわりは、ステアリングの切り出しに対するレスポンスをやや阻害し、コーナーの入り口などで、クイックな反応が欲しい時など、ちょっと困ったようなこともあるようだ。遅れが目立つほどではないのだが、「あれ?」という感じにはあることがあるようだ。

また、ハードブレーキング時には、フロントの挙動に少々不満が出てくることもあるようで、この辺はボディー剛性の問題なのかもしれない。

全体的には悪くはないので、柔らかい乗り心地を少々犠牲にして、ステアリングレスポンスをあげて、なおかつコーナリング時のスタビリティーと、ブレーキング時のスタビリティーを上げることを考えていきたい。あとはブレーキのタフネス化と、エンジンを少々パワーアップすることになる。

足回り強化

まず足まわりとボディーの補強なのだが、サスペンションの強化パーツを探してみると、結構いろいろな製品が出回っていることに驚いた。決して選択肢に困るようなこともないのだろうが、あまりガチガチに固めない方がいいと思う。サーキット走行をするような仕様にしてしまうと、一般道ではその速度域まで速く走ることはないので、サスペンションとして機能してくれないことになる。

そこで、サスペンションキットの中でも、比較的柔らかめなものを選んで、ダンパーの減衰力に頼ったセッティングをお勧めしたい。こうしておくと、サーキット走行ほどの速度に達しなくても、粘り腰のある働きをしてくれる。

ボディの補強

ボディーは、サブフレームとボディーの接続を強化して、リニアでソリッドなものにしてから、パワーブレーズなどで縦方向にずれる動きを矯正する。そしてフロントには、タワーバーを追加すると、かなり堅固な剛性感を得られる。ステアリングのフィールも、ブレーキング時とコーナリング時のスタビリティーも、いい意味で変えることが可能になる。

ブレーキ

ブレーキは4ポッドの高剛性キャリパーを奢って、耐フェード性の高いパッドに替えて、高沸点タイプのフルードを使う。そうして、仕上げには、ステンレスメッシュなどで補強をしたラインを使うと、かなりタフなブレーキにすることができる。特に高剛性キャリパーと、高剛性ラインの効果は抜群で、油圧でラインが膨張することが極端に減るので、効きもよく、コントロール性の高いブレーキになる。

エンジン

エンジンはNAの場合、吸排気系の高効率化と、燃調を取り直すことと空き領域を使えるようにする意味で、ロムの書き換えをすると、体感できる程度のパワーアップは可能になる。ターボの場合も、吸排気系の高効率化をしてから、ブースト圧を高く変更して、その仕様に合った燃調の取り直しをすると、一気にパワーとトルクを手に入れることができる。ブースト圧を変えたときには、燃調の取り直しはセットで行うべきで、怠るとタービンユニットの破損や、エンジン本体への悪影響が出る可能性もあるという。

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