ヴィッツRSのカスタム~小排気量でも走る車に

この記事の所要時間: 50

3代目ヴィッツにもRSは存在していた。
この車、結構ハードに見られるが、実際にストックのまま乗ると良くも悪くも“ああ~、トヨタの車だよね”と言う感覚に終始することになる。
つまり、期待を大きく裏切ることもなければ、期待以上の感動を得られると言う事もないのだ。
そもそもヴィッツ自体が、平凡を売り物にするタイプの車なのであって、それを少々味付けを変えてRSに仕立てただけ、と言っては言葉が過ぎるかも知れないが実際にはそのとおりになっている。
先代のRSは、ちょっとサスに特徴があったように思う。攻めていくと、突っ張るようにロールを拒否する傾向があり、それなりにワイルドな感覚を味わえたものだったが、この3代目はよく言えば“リファイン”された味付けになっている。ボディー剛性とサスの取りつけ部分の剛性を高め、ジオメトリーに忠実にタイヤを路面に貼りつけると言う、しなやかな味付けに変わっているのだ。
これはこれで、何となくヨーロッパの小型車を彷彿とさせてくれるのだが、何かRSと言うワイルド感に欠けるように感じてしまうのだ。
多分タイムを図れば、3代目の方があらゆる場面で速いとは思う。つまり、長くスロットルを踏んでいられるからだ。
しかし、それだけでは面白くない事は事実でもある。

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RSチューニングパーツ、メーカーの選択

そこでRSのチューニングパーツを使って、カスタマイズしてみたいと思うのだが、以外にメーカーやプロショップの数は少ないのかも知れない。
中心になるのはどうしても数社に絞られることになる。
この数社は、車体からサス、エンジンにいたるまでのパーツを全て入手することが出来るから、ついでに言えば自分の好みの味付けにするためには、どこのメーカーに絞れば良いのかと言うことを考えて、選択をすれば良いことになるのだ。

サスのカスタマイズとボディの補強で大きく変わる

カスタマイズの一歩目はサスと、補強になる。
各社のサスの味付けは、極端に違うことはないのだが、ロールした後の挙動だとか、ロールをしながら回頭する挙動だとか、やはり微妙な違いはあるので情報を掴んで選択をするべきであって、ローダウンしていればどれでも良いと言うことは避けたい。
そしてストラットバーと、ロアーフレーム補強、サブフレームとフレームの接続補強は必須だろう。どんなに高剛性になったとはいえ、やはりこの3点セットは必須であって、これをやるとやらないとでは、ブレーキングの安定感やコーナリング中のステアリング操作に対する応答性の確保には、比較出来ないぐらい大きな違いがある。
あの高剛性を誇るスバル車でも、これをやると見違えるぐらいに変化を見ることができるのだから、言っては申し訳ないのだがトヨタの車にはより必須条件だと思っていただきたい。
補強とサスの取り付けが終わった時点では、シビアなサスセッティングの必要性はまだない。
追って、エンジンをいじりたくなり、その時のパワーアップ状況に応じてセッティングをしなくてはいけないからだ。

パワーアップとレスポンス改善

なんだかんだとサスと補強が終わると、その効果の大きさには驚きを得られることだと思うが、人間はすぐに慣れてしまう生き物であり、やがてはパワーが欲しくなる。
特にこのエンジンには、特筆するべき物はなにもなく、実用的なエンジンだと言いきれるところがあるので、やりたくなるのだ。
究極は“ボルトオンターボ”で、150HPオーバーになる。このターボは、圧縮比を変更することなく取り付けられるので、スタート時に低速トルクの不足を気遣う必要性はあまりない。ごく普通にクラッチミートをして発進できて、4000RPMを越えたときにの盛り上がり感を実感すると、これはまたひと昔前のターボを思い浮かべることができる。
1速でホールスピンをするのは当然だが、2速に入っても4000RPM越えていれば踏み込んだ瞬間に、ホールスピンを経験することができるのだ。
現代では、数少ない行儀の悪い、昔のボーイズレーサーを味わうことが可能になるのだ。
しかし、そういうのではなく、もっとレスポンスをよくして、少しのパワーアップをと望むかたもいるだろう。
これもこの車は可能にしてくれる。
吸・排気系をチューンして約9HPを確保して、強化クラッチと軽量化フライホールを組み込み、この願いを実現したエンジンは結構力強く、ハイレスポンスを提供してくれる。
あらゆるシーンで、ギアの選択さえ間違えていなければ思い通りのレスポンスを、極自然に提供してくれることになるのだ。
ただし、軽量化フライホイールと、強化クラッチの組み合わせによって、スタート時の気の使い方を忘れると、一気にストールしてしまうから注意が必要になる。
まさにレーシングマシーンの感覚だ。

ブレーキはユニット交換

ここまでやったら、やはりブレーキも忘れずに手を入れたい。
ローター・キャリパー・パッド・ブレーキホース・マスターシリンダー・ブレーキフルードと、ユニット全体に手をいれれば、かなり完璧に近い状態に仕上がる。
ブレーキホースやマスターシリンダー、そしてフルードの交換は単純に強度を上げて、高温に対してのスタビリティーを確保するだけではなく、ブレーキング時のペダルコントロールを、どんな状況時でも極力変化がないようにするためには欠かせない事なのだ。
高温になったフルードの粘性変化と、高温によるブレーキホースの変形等による、Bペダルの踏み心地に変化があっては、寸秒を争うサーキット走行ではタイムロスをするだけではなく、一般道でも危険ですらあるからだ。
ここまでやれば、全く違う車になる事は間違いない。
汎用性の高い車から、もの凄く個性の強い車へ変換を遂げたヴィッツ。
きっと、高い満足を与えてくれることになるだろう。

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