エブリィワゴンのカスタム

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“エブリーシリーズ”は4ナンバーの商用車と、5ナンバーの乗用車がランナップされている。商用車は“エブリー”という呼称で、乗用車は“エブリーワゴン”と呼称されている。

ルーツは48年前のキャリーバンから始まっている。軽乗用車の歴史では、たぶん4番目に長い歴史を持っているといわれている車で、鈴木の歴史を語る上では外せない車だと言える。

そのルーツであるキャリーバンは、1964年から発売が開始されていて以来、18年の長きにわたって1982年まで販売されていた。このキャリーバンは1982年のマイナーチェンジを機会に、エブリーと改名されていたために、現代のエブリーのルーツだということができるのだ。最も発売が開始された1964年当時は、このキャリーも“スズライト・キャリー”と呼ばれていたから、改名は2度目ということになるのだろう。

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初代ともいうべきキャリーバンをマイナーチェンジしたエブリーなのだが、駆動方式がFR/4WDが用意されていた。1982年当時としては珍しかったのか知れない。

サスペンションはフロントはマクファーソンストラットだったのだが、リアは当時としては珍しくもないリーフスプリングのリジッドアクスルになっていたことが、何となく時代を象徴しているのかもしれない。まさに“昭和の香”という感じなのかもしれない。

余談だが、これ以前はあの“27 レビン・トレノ”ですら、リアサスはリーフ/リジッドだったのだから、商用車のエブリーがリーフ/リジッドでも、全く珍しくはなかったのだ。

エブリーの初代は商用車だったのだが、1985年フルモデルチェンジをした2代目には、乗用車タイプがラインナップされて、これが事実上の初代エブリーになるのかもしれない。660 ターボ PS エアロチューンなどは、結構ヤングファミリーからの支持もあって、それなりに地位を固めていたのかもしれない。

このモデルの解説をするつもりはないのだが、角型のライトや大型エアロバンパーや、リアのルーフスポイラーを採用したり、現代のワンボックススポーツタイプの、いわゆる先駆者的なイメージがして、懐かしく思える。

現行モデルの特徴

現行モデルは5代目になっていて、キャブオーバータイプなのだがいわゆる“1.5ボックス”的な外観になっている。ただし、メーカ^ではなぜか、“セミキャブオーバー”と言っているようだ。

発売開始は2005年8月になる。開発コンセプトは“軽ミニバンとないるため”、、5MT車を含めて全車インパネシフトを採用しており、前席の左右ウォークスルーが可能になっている。

また軽自動車では初となる、後席パワースライドドアを装備している。また、“PZターボスペシャル”では電動オートステップも採用するなど、ミニバンらしさを出している。

エンジンはK6A型 660cc ストレート3 DOHCのNAと、ターボが用意されている。トランスミッションは5速MT、3・4速ATが搭載されている。駆動方式は初代以来の、駆動方式がFR/4WDとなっている。

サスペンションはフロントはマクファーソンストラットで、リアはアイソレーテッド・トレーリング・リンクを採用している。この車のサイズと重量は、全長3,395mm、全幅3395mm、全高1795~1880mm、重量870~1030kgという数値になっている。サイズは軽枠目一杯なので特別なことはないのだが、重量はやや重めということになるのだろうか。

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走行フィーリング

そして走りの評価なのだが、ターボ車の動力性能については、けっこう評価は高い。中でもターボラグが少ないせいなのか、自然なフィールを得ることができるので、走りは自然な感じがするというのだ。中でも、改良されたATとの組み合わせは、ベストマッチで、ターボラグはほとんど感じないで済むという。

街中での評価はそれなりにという感じで、特に際立ったところもないかわりに、悪いところもないようだ。段差を乗り越えるときに、少しの突き上げはあるが早期になるほどではないようだ。

高速での巡航にも問題はないようで、直進性の確保もできているし、レーンチェンジ後の収束性にもまったく問題はないようだ。

ワインディングに入っても、法定速度プラスアルファー程度までは、ステアリングを切った分だけノーズが“スッ”と切れ込んでくれるようだ。しかし、その速度域から外れると、ステアリングを切ったときから、ノーズが切れ込んでくるまで、少しのタイムラグと、グラりとくるロールがちょっとしたものである、という評価も出てくる。テスターがどれだけの速度で走っているのか、それはわからないのだが、まあそう言うことなのだろうとは思える。

足回り強化

そんなことをテーマにして、カスタマイズをしていくことにすると、やはり足周りとボディーの補強ということになるのだろう。

パーツを調べると結構いろいろな製品があるので、決して選択肢に困ることはないと思う。

やはりあまりバネを固くしないセッティングが、ロードカーとしては適切で、むしろダンパーの減衰力に頼ったセッティングの方が、速く走ることができることになる。

ボディの補強

そして生産車の一番大きな弱点である、サブフレームとボディーの接続強化をして、ソリッドなものにすることが必要になる。これには、現在のところリジッドカラーが一番適切な製品ではないかと思う。これをやったうえで、アンダーフロアーに補強材を入れて、フロントにはストラットタワーバーを追加してやれば、本当にこれがエブリーなのかという、ハンドリングを見せてくれることはできる。

ブレーキ

次にブレーキなのだが、これは対向4ポッドの高剛性キャリパーを入れてから、耐フェード性の高いパッドに交換しておいて、さらに高沸点タイプのフルードに交換。その上でステンレスメッシュなどで補強をした、ラインを入れておくと、相当タフなブレーキにすることは可能だ。とくに、高剛性なラインの影響は大きく、油圧の変化で膨らむことは最小限度になるので、ブレーキのタッチはダイレクトになる。なれると、かなりコントロールしやすくなる。

エンジン

最後にエンジンなのだが、NAは吸排気系の高効率化をしておいてから、燃調を取り直す意味と、空き領域を使えるようにロムを書き換えると、体感で切る程度の変化を感じることはできる。

ターボは吸排気系の高効率化をしてから、ブースト圧を上げる。このとき一緒に燃調を取り直すことをしないと、ターボユニットを壊してしまったり、最悪はエンジン本体に影響を与えかねないので、ロムの書き換えは必ず一緒にやった方がいいと思おう。

ここまでやると、かなり走るエブリーワゴンを作ることができたと思う。

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