ラッシュのカスタム

この記事の所要時間: 59

“トヨタ・ラッシュ”はダイハツ工業の“ビーゴ”のOEM供給モデルになる。したがってビーゴをは、姉妹車の関係になる。カテゴリーとしては、“小型SUV”に組み込まれる車種だ。また、実質的に“キャミ”の後継車種という位置づけになっている。

DSC_0762

OEM供給とはいえ、ラッシュの企画・設計には当初からトヨタも参加して、生産をダイハツが担当するという形が実質なので、トヨタ製ではないというだけのことになる。

またトヨタのSUVフルラインナップの中では、最小モデルとなっていて、“ベストコンパクトSUV”というコンセプトが充分に生きている車だと言える。

この初代ラッシュは、2006年1月から発売開始になっている。

スポンサーリンク

ドライブトレインは、このクラスではいまや珍しい“縦置きエンジン”レイアウトをとり、FR/4WDとなっている。また4WDはセンターデフを備えた、フルタイム4WD方式を採用している。

ボディーの構造はモノコックボディーに、ラダーフレームを組み込むという、ダイハツ独特な構造を取り入れている。センターデフを備えた4WDとこのボディー構造の組み合わせは、オフロードを本気で走ることを念頭に置いたものなのだろうと思える。また、先代は“テリオスキッド”とシャーシを共用していたので、ここですべてを一新したといえるだろう。

ちなみにこのボディーはインドネシアで生産されている、7人乗りの“ダイハツ・セニア”をベースに開発されたもので、この“トヨタ・ラッシュ/ダイハツ・ビーゴ”専用の設計ということだ。

発売当初は5速MTもラインナップされていたが、13年1月の時点でMTは廃止されて、4速ATのみの設定になっている。エンジンは3SZ-VE型 1.495Lストレート4 DOHC、ボア×ストロークは72.0mm×91.8mmで、パワートルクは109PS/6,000rpm・14.4kgm/4,400rpmトなっている。かなり、ロングストロークタイプのエンジンだ。ちなみにこのエンジンは、ダイハツ名義になっている。

サスペンションはフロントがマクファーソンストラットで、リアが5リンク形式を採用している。外寸と重量は、全長4,005mm、全幅1,695mm、全高1,690mm~ 1,705mm、重量1,160kg ~ 1,200kgという数値になっている。フルタイム4WDの小型SUVとしては、そんなに重い方ではないように思える。

このサイズは大きくなってしまった“RAV4”がとりこぼしていると思える客層を、うまく拾えるサイズだともいえるのだろう。

走行フィーリング

実際の走りの評価はというと、出だしの加速にはちょっと不満が多い。低速トルクがかなり低いのかと言えば、決してそんなこともないのだが、駆動系のフリクションや慣性重量の多さや、オフローダー独特のタイヤなどの重さなどもかなり影響しているのではないだろうかと、そんな評価が多い。

感触としては、リッターカーの感じに近いということだ。1.5リッターカーとしては、ちょっとつらいところかもしれない。

乗り心地については、街中では細かい突き上げや、ちょっとした段差を乗り越えたときにも、不快感のある挙動はない。また、高速の巡航時にも安定感はあり、レーンチェンジ後の収束性もよいという評価が多い。

一方、ワインディングに乗り入れると、割合に強いアンダーステアがあり、そのため大きな舵角がついた時の走行抵抗があるので、挙動が乱れるところまで追い込むことが難しいということらしい。

つまり、安全に対するマージンを大きく取っていることと、アンダーパワーの成せる技なのかもしれない。

あとはブレーキに対する不満は、この車にもある。なぜ国産車の試乗では、必ずブレーキの評価が低いのか、判らない。もっと、各メーカーはブレーキに対する考え方を変えないと、それだけで欧州車に置いて行かれるような気がする。

こんなことをテーマにして、カスタマイズを考えていきたいと思う。

足回り強化

まず足周りなのだが、アンダーを解消するためのセッティングと、腰高のためのロールスピードの速さを殺すセッティングをしたい。そんなパーツはあるのかなと思って調べると、少ないながらもあることはある。

そんな中でも、バネレートを上げ過ぎずに踏ん張ってくれるという、しなやかさを持ったセッティングが可能なものを選ぶといいと思う。あまりガチガチにしてしまうと、サーキット走行レベルの横Gがかからないと、ただポンポンと跳ねてしまい、タイヤの接地面が路面を切ってしまい、結果的に扱いにくいし、速く走れない車になってしまう。

車の姿勢制御は、スタビライザーとダンパーの減衰力に任せて、バネはあまり固くしない方がいいと思う。

ボディの補強

次にというより、サスペンションの交換と同時に、ボディーの補強をやっておくべきで、サブフレームとボディーの結合をしっかりさせたい。このためにはリジッドカラーを入れて、そのあとアンダーボディーに補強材を入れて、フロントにストラットタワーバーを追加すれば、かなり強固なボディーにすることができる。

これで、ハードブレーキングや、コーナーに進入するときのステアリングレスポンスなどは、全く別物にすることが可能だ。

ブレーキ

あとはブレーキなのだが、キャリパーを対向4ポッドの高剛性タイプに替えて、耐フェード性の高いパッドをいれて、高沸点タイプのフルードに交換をする。そして、ステンレスメッシュなどで補強をした、高剛性タイプのラインを使えば、長い連続したワインディングの下りでも、簡単には顎を出すようなことはなくなる。

エンジン

最後にエンジンなのだが、ライトチューンのしておくといい。吸排気系の高効率化をはかってから、燃調を取り直す意味と、空き領域を使えるようにするために、ロムの書き換えをするといいと思う。

これをやっておくと、全回転域でパワーもトルクも厚みが出るので、体感もできるし、かなり使いやすいエンジンにすることができる。

スポンサーリンク

車検の相談・依頼

車検の相談・依頼

Goo車検

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加