フェアレディZのカスタム

この記事の所要時間: 518

この車、待ち中の信号待ちや駐車場に入ってくる時のような停止、或いは極低速走行時にふっとドライバーと目がある事がある。そんな時、ドライバーを何となく観察してしまうと、結構50~60代と思しき年輩の男性の姿が目につくケースがあるのだ。
なんでだろうと考えると、車好きに取っては辛い時期だった子育てから解放されて、完全に自分のカーライフを取り戻していけるライフスタイルに入ったからではないだろうか。
そういう意味では40代の姿もかなり見られ、案外と若い層の姿が少ないような気がするのは気のせいなのだろうか。
この現象、何となくGTRにも通ずるところがあるように思える事も、やはり気のせいなのだろうか。

スポンサーリンク

Zの歴史を追ってみると、1969年に初代のS30が登場したときから始まるので、通算43年の長きに亘っての歴史がある事になる。しかも、同一のコンセプトを持ち続けているkとが凄いと思う。残念ながらスカイラインは、名前は残っているのだが、今では同一コンセプトとは言い難い車になってしまったから、まあ、言ってみれば同じ名前の違う車と言うことになってしまうのだろうか。

このS30のZは、様々なバリエーションが登場し、中でもGC110に搭載されたエンジン“S20”を使った“Z432”と、L24を搭載した“240Z”は、Zファンを2分することになった。しかし皮肉なことに432はモータースポーツの世界での成功はなく、サーキットシーンでは240ZGが、ラリーシーンでは240Zがそれぞれの成功を収めたのだった。
ZGは70年代に開催されていた“フジGCシリーズ”で、クローズドボディーを活かして雨のレースでは優勝をした。なみいる純粋なレーシングマシーンを相手に、市販車ベースの車が勝ってしまったのだから、Zファンにはたまらない瞬間だった。また、240Zは71年のサファリラリーではなんと“1-2フィニッシュ”を決めたのだから、やはりZファンには忘れられない、エポックメーキングな出来事だったのだ。

現行モデルの特徴

このような輝かしい歴史を持つZは、現在では2008年にリリースされたZ34型となり、6代目となっている。
そのスタイルは、何となく初代S30をそのまま丸身をもたせてグラマラスにしたような、いかにもZと言うアピアランスを持っている。
走行性能については、ことドライ路面において破綻らしいものを見せる事はない。このライトヘビー級である車体(1500Kg前後)を、いとも簡単にドライバーの意志に対してほぼ完ぺきに動かす能力は凄いのかもしれない。走る・曲がる・停まるのどれをとっても、破綻なくこなしてくれるから凄いのだ。
しかし、何となくではあるが、いわゆる優等生カラーが強く、スポーツカー的な豪快さや繊細さと言うような、ドライバーの五感に訴えかけてくるような部分が少ないように感じる。
この、いわゆる“官能”に関する部分を、なんとか出来れば本当に納得のいく走りを手に入れる事が可能になるだろう。
それには、先ずは足回りとエンジンに今少しなのだが、頑張ってもらいたいと思う。
日産が用意しているパッケージもあるのだが、そこはあくまでもマスマーチャンダイジング嗜好での開発コンセプトになっていると思われるので、あえてZを特にしているプロショップのものを対象にして、個性を優先して作り上げていきたいと思う。

サスペンションとボディ剛性

先ずは足回りだが、外観上からも少しローダウンさせたいし、ドライバビリティーの面からは、もう少しドライバーに訴えかけてもらいたいし、スポーツカー的な荒々しさが顔を出すシーンがあってもいいのではないか、という観点から探していけば何社か満足のいくものがある。Zでレース活動をしているショップやメーカーのものであれば、それなりのノウハウの構築があり、満足のいくセッティングまで持っていくことができそうだ。
Z34は、前モデルから比べるとかなりボディー剛性がたかくなっている。とはいえ、足を固めるとやはり補強はした方がいい。前後のバランスを取る意味でも、両方の補強をするべきだ。これも、ショップによってのノウハウがあるので、サスの交換をする時に一緒に依頼してしまえばよい。
補強をされたボディーの威力は凄く、ブレーキング時やコーナリング中のスタビリティーは格段に上がり、結構感動的な応答性を示してくれる。
この段階で、ブレーキをやるかやらないかは好みに近い。この車のブレーキは、かなり完成度が高く、絶対的な制動力や深く踏んだ時のコントロール性も悪くないからだ。
キャリパーはF-1のマクラーレンチームにも供給をしている“曙製”なのだ。
しかし、出来れば対向の6ポッドをフロントに、対向の4ポッドをリアに驕りたいものだし、こうなるとブレーキホースやマスターシリンダーも交換して、更に対フェード性の高いパッドに替えてしまい、Bフルードも沸点の高いものにしておきたいと思うのは、人情というものなのだろうか。

エンジン

そしてエンジンなのだが、ストックの状態でも300HPを軽く超えてくるこのエンジンに、動力性能的な部分での不満は殆どない。
しかし、今ひとつの軽快感と音が欲しい事は事実だ。
そこで、やはり吸・排気系とロムの書き換えによるレスポンスアップと、スポーティーな音を求めて行くことにしたい。
ここでも、レースで培ったノウハウは生きているので、全体的なバランスを取ることができるショップやメーカーのものを選べば、そこそこ間違いはない。
もともと大排気量で、低速トルクは極太に近いものがあるので、少し中・高速域でのレスポンスに振っても実用上の問題は出ないだろう。この辺も、ショップの方と相談してみるといいかもしれない。

こうして出来上がったZは、外見上の変更は僅かにローダウンした状態の他には見当たらない。
しかし、このグラマラスなボディーで、峠を、あるときにはサーキットを、まるで一流のアメフトのランニングバックが駆け抜けるような身のこなしで駆け抜ける事が出来る、という硬派な車になっている。
また、ドライバーの五感に訴えるものの量は、ノーマルの比ではない。
本つの意味でなのかどうかは別にして、いかにもスポーツカーらしい官能を与えてくれることになるだろう。

スポンサーリンク

車検の相談・依頼

車検の相談・依頼

Goo車検

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加