ヴァンガードのカスタム

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初代になるこの車は、は2007年8月に市場投入された。
Active & Luxury(アクティブ&ラグジャリー)をテーマに開発された、高級SUVという位置付けが役割であり、事実上クルーガーの後継車種ということになる。
ベースは北米向けのRAV4・ロングホーイルベース版になったいるの。なぜかこの手のSUVは北米市場を意識して開発をされたものが多い。

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概要

ヴァンガードはActive & Luxuryがテーマなだけに、従来的な装飾だけにとらわれずに、“質”・“機能”・“装備”ということにこだわって作りこまれている。
MCプラットフォームをベースにして作られたこの車は、RAV4のストレッチ版等と言われているように、共通する部分はかなりあるが3列目のシートなどは目新しい。
ミディアムクラスのSUVということを、はっきり打ち出しているボディーデザインや、インエリアはやはりRAV4とは一線を画するものになっている。

サイズ的には、全長4570mm、全幅1815~1855mm、全高1685~1695mm、重量1590~1710kgという、ミドル~ライトヘビー級的な数値となっていて、平均的なミディアムクラスのSUVの姿だと言える。

駆動方式はFF・4WDが車種によって用意されている。またサスペンションはフロントがストラット、リアはダブルウイッシュボーンというレイアウトになっている。
パワーユニットは2,4リッター直42AAZ-FE DOHC16V、ボア×ストロークは88,5mm×96,0mm、パワー・トルクは170hp/6000rpm・22,8kg-m/4000rpmと、3,5リッターV62GR-FE V6DOHC16V ボア×ストロークは94,0mm×83,0mm、パワー・トルクは280ph/6200rpm・35,1kg-m/4700rpmの2機種が用意されている。

サイズ的には前任のクルーガーよりも若干、全長は短くなっている程度で、あとはそう変わらないサイズだと言える。このため、3列目のシートは緊急用という位置づけになるのだろうという感じは受ける。

発売開始一ヶ月間の受注状況は、8000台と、まあまあ好調だった。月間目標が2500台だったことを考えると、3倍以上の受注台数を確保できたということは“立ち上がり好調”といって良かったのだろう。その後、2012年8月現在までの販売台数は110704台となっている。販売台数の推移で注目するべきことは、2011年3月11日の大震災以降の数字は興味深い。震災のあった3月は1683台、4月は412台、5月は792台というデータがある。しかし、2011年通期では19036台という数字になっていることだ。また、2012年8月現在までの販売台数は12835台というデーターがある。やはり、震災直後はかなり影響があり、通常の半分ぐらいの販売台数になっていたのだが、3ヶ月ぐらいで回復基調になったことは、この車の人気を物語っているのだろうか。

乗車フィーリング

実際に乗ってみると、タウンユースや高速での巡航ではほとんど問題は出ない。高速のうねりがあるようなところでも、変に煽られたりすることもない。また、路面の継ぎ目をやたらに拾うこともないので、言ってみれば快適だとも言える。また、タウンユースでは施設に入るときに乗り越えるような段差についても、大きなハーシュネスは感じられない。
要するに、高級感は充分にあるのだ。高速でのブレーキングでも、普通に止まってくれる。まあ、微妙なコントロールの必要性がない場合には、普通に使えるブレーキだと言える。
これが一旦ワインディングに出てしまうと、何とも心もとないことになる。
3,5リッターのパワーユニットは、は細かいレスポンスの面ではちょっとというところはあるのだが、立ち上がりなどでは大パワーとトルクを使って、一気に立ち上がることは可能なので、そう言った走りに徹すれば遅くはないのだが何となく怖い面があることは確かだと感じる。要するに、かなり腰砕け気味になるので、コーナリング自体は控えめにして4WDと大パワーを活かした走りになるしかないのだろう。同じ4WDでも、インプやレガシィとは随分と違いのある走りをしなければならない。

サスペンションとボディ剛性

やはり、カスタマイズの大原則に則ってサスをなんとかしたいと感じるわけで、調べてみると結構なメーカーが製品を出している。30mm程度のローダウンが主流なようで、極端な感じはならないのだが、問題はどんなセッティングにするのかということになると思う。重量が結構あるので、バネレートを極端に上げることはあまりしないほうがいいと思う。むしろ、ダンパーの減衰力、それも伸び側の力と、スタビライザーに頼ったほうがいいかもしれない。それと、ボディーの補強は前後ともやったほうがいい結果に繋がる。前後とも補強用のパーツについては、数種類あるので検討してみてはいかがだろう。

ブレーキ

ブレーキは、この車重をワインディングの連続した下りで支えるのには、ちょっと怖いかなと思うし、奥まで踏み込んだ時のコントロール性には剛性不足を感じる。高剛性キャリパーと、高剛性ホースをおごり、耐フェード性の高いパッドを入れて高沸点のフルードの変えておきたいところだ。こうしておけば、ちょっとやそっとの連続した下りでの使用でも、簡単に顎を出すようなことはないはずだ。ワインディングの連続した下りで、フェードなりベーパーロックなりを起こされると、本当にシャレにならないぐらいの恐怖感がある。恐怖感で済んでよかったけれど、もし何かあったらこの原稿を書いていることはできなかっただろうと思うと、ゾッとするしだいだ。いったんフェードなりベーパーロックを起こすと、いくら速度を殺して走っても、回復するまでには永遠の時間がかかるように感じる。また、狭い峠道はブラインドコーナーの連続になるので、下手に車を止めて冷えるのを待つことは避けたほうが良い場合が多い。後続車がコーナーを抜けた途端に、止めて冷え待ちをしている車は危険な障害物になってしまうからだ。ブレーキは、最優先で考えていただきたいと思う。

エンジン

続いてエンジンだが、ちょっと踏み初めのレスポンスが悪い気がするのだが、これは現代のスロットルコントロールシステムの最弱点がそのまま出ているのだろう。パワー・トルクに特に不足は感じないのだが、ついでに吸・排気系の高効率化と、ロムの書き換えをやって、スロットルコントローラーを入れておけば、不足のないエンジンになると思う。

これで、結構飛ばせる車になったと思う。特に、サスペンションとボディーの補強は、ハードブレーキング時のスタビりティイーとコーナリングのスタビリティーには、大きく貢献してくれるはずだ。車は総合バランスの世界で走るのだが、全てを受け持つ要因はボディー剛性の高さなのかもしれない。

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