アトレーワゴンのカスタム

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初代ダイハツ「アトレー」は1981年に発売が開始された。アトレーは商用車である「ハイゼット」をベースにした、いわゆる派生車種なため、発売当初は「ハイゼットアトレー」というネーミングだったという。

この初代は貨物登録ながら、乗用車的な使い方を想定していたため、リアサスペンションもリーフスプリングの枚数を2枚に減らすなどして、乗り心地を重視したセッティングになっていた。しかし、積載量は200kgを確保していたという。

ボディースタイルはハイルーフ、ロールーフモデルがあり、平床と低床のバリエーションもあったという。タイプとしては「キャブオーバー」タイプになる。また、ワンボックスカーでは初のサンルーフが採用され、ファブリックシートやフロアーカーペットも装備されていたというから、かなり本格的に作り込まれていたと思われる。

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エンジンもNAとターボ仕様が用意されていて、それを受ける駆動方式は、FRとFRベースのパートタイム4WDが選べるようになっていた。サスペンションはフロントがマクファーソンストラットで、リアはリーフリジッドが採用されていた。

1983年のマイナーチェンジ時に、車名からハイゼットが外れてアトレーとなった。このときにフロントブレーキに、ディスクブレーキをオプションで追加したという。

3代目から室内重視のコンセプトになり、内装はほぼ乗用車と言っても過言ではない造りになり、空間の取り方もそれなりに広々としたイメージを出せるようになってきたという。

現行モデルは5代目になり、2005年5月から市場を継承している。やや遅れて追加ラインナップをされた「福祉車両」以外は、簡単なエアロパーツをつけたターボモデルのみ、という車種構成になっていた。

またこのモデルからは、軽のワンボックスカー初の「ディスチャージヘッドランプ」が装備されている。荷室はユースフルホイールやナットなどのアレンジが可能になっている。

このアトレーワゴンのサイズと重量は、全長3395mm、全幅1475mm、全高1875mm、重量970~1090kgとなっている。ダイハツの軽は、やはりやや重めな数値に思える。

エンジンは2007年以降、KF-DET型 0.66L ストレート3 DOHC ターボ 64ps/5900rpm 10.5kg-m/4000rpmになっている。これを受ける駆動方式は、アトレー伝統のFRとFRベースの4WD(フルタイム)になっている。サスペンションはフロントがマクファーソンストラットで、リアは3リンク&コイルスプリングを採用している。

走行フィーリング

走らせてみると3000rpm以下では頼りなく感じ、力強い加速を望むときには低いギアを使って3000rpm以上に回転を上げてやる必要がある。4000rpm付近ではかなり活発だが、シート下のエンジンはそれ相応に騒々しくなるようだ。要するに、低速トルクの細さを、ターボでカバーできていない感じだという。

アトレーの血筋からいって積載重視の感があるので、乗り心地は硬そうだという概念はからは外れて、サスペンションは意外にソフトなセッティングになっている。乗り心地重視のタイヤも手伝って、路面の凸凹をうまく吸収してくれるという。街中では、かなりいい感じで乗れるという。

高速での直進安定性にも問題はなく、レーンチェンジ後の収束性にも問題はないようだ。横風が強いと、直進性に大きく影響を受けるというほどのものでもないが、明らかに横風の存在を感じるのは、トールワゴンなので仕方がないというテスターもいた。

ワインディングに入るとコーナーの進入時に、いきなりグラッと来るのかなと思っていたら、案外スローにロールが来るので、それほど背の高さを気にしなくても済むという。しかし、コーナリング速度自体はそう速くはなく、連続したコーナーをミズスマシのように走り抜ける、というようなことはできないともいう。

ブレーキにも少々の不満の声はあり、これは軽なので仕方がないという声もあった。

カスタマイズのポイントは、ミズスマシのようにとはいかないまでも、もう少しロールからの収束性をよくする必要があることと、ハンドリングのフィールをあげること、そしてブレーキを相対的に底上げして、タフなものにすることだと思う。エンジンも、もうちょっとのパワーが欲しいところだろう。

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サスペンションとボディ剛性

まず強化サスペンションキットがどれぐらいあるのか、ということを調べてみると、案外多くの製品があることに驚いた。これなら選択肢に不自由をすることもない。

セッティングは、バネをやや柔らかめに振っておき、ダンパーの伸び側の減衰力を重視して、ロールからの収束性を上げていきたいところだろう。こうすると、ノーマルより硬くなったバネでロールスピードを抑えて、横Gがかからなくなった時に、ダンパーの伸び側が働いて、素早くロールからの態勢を立て直してくれる。

ハンドリングのフィールを改善するためには、ボディーとサブフレームの接続を強化して、ソリッド感を出す必要がある。リジッドカラーなどを使って、これをやっておき、その上でパワーブレーズなどを使い、縦方向の動きを矯正する。そしてストラットタワーバーを追加すると、相当強固な剛性を手に入れることができるので、ハンドリングのフィールは別物にすることができる。

ブレーキ

ブレーキは、対向4ポッドの高剛性キャリパーを奢り、耐フェード性の高いパッドを使う。その上で、高沸点タイプのフルードに交換しておいて、ステンレスメッシュなどで補強をしたラインを使うと、相当タフなブレーキにすることができる。ラインが油圧で膨らむことがなくなるので、効きもコントロールも全く変わって、使いやすいブレーキにすることができる。

エンジン

エンジンは、吸排気系を高効率化してから、ブースト圧を上げて、その仕様にあった燃調にするために、ロムを書き換えるといいと思う。これだけで、はっきりとした違いのでるパワー&トルクを手に入れられる。ここで、燃調を取り直しておかないと、タービンユニットをクラッシュさせたり、最悪はエンジン本体にも影響が出るケースもあるというから、セットでやった方がいいと思う。

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