カムリのカスタム

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初代カムリはセリカ・カリーナの姉妹車種として1980年に市場に登場した。そのため“セリカ カムリ”と言うネーミングで販売されていた。

この当時のトヨタの販売戦略事情として、カローラ店ではカローラ以上のセダンが存在していなかったため、販売戦略上必要に迫られて急遽カムリを開発したといわれている。この初代カムリは歴代カムリの中では、唯一のFRレイアウトの車だった。ちなみに、生産期間は2年強という短命に終わっていた。

その後、1982年3月に2代目が登場するのだが、この2代目からは“セリカ”のサブネームは取り払われていた。また、これ以降のカムリのいく道を決めるかのように、駆動方式もFF化されている。さらにこれ以降のカムリの位置づけを象徴するように、“クラウンよりも広い”と言われた、広大なルームスペースを持つようになったのだった。

このためなのかどうかは判らないが、これ以降“コロナ”が占めていた、トヨタを代表するミドルセダンの地位を獲得して、北米をはじめとする、世界戦略車的な役割を持つことにもなった。後年、北米でのベストセラーカーにもなったのも、この広大な室内スペースと、アメリカの車に比べて燃費の良さからだとも言われている。

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カムリの特徴

カムリの特徴としては、この2代目から始まったルームスペースの確保と言うことが、第一に挙げられる。他にはこれと言った特徴がないことが特徴なのかもしれない。走りに際立ったところもなく、かと言って走らないのかと言えば、普通のことは普通にできるくるまなのだ。こう言う車は、車好きにはちょっと捉えどころのない車として、目に映るのだろうと思う。

現行のカムリはすでに9代目になっている。初代から数えて約32年という、大変に長寿を誇っている車にいつの間にかなっていた。時代の流れのためなのか、ハイブリッド化されたカムリは、結構スタイリッシュなイメージを与えてくれるのだが、国内販売には力を入れていないため、あまり見かけない車だという事実はこの9代目にもついて回っている。

9代目カムリのアウトライン

大型のFF専用のような、トヨタ・Kプラットフォームを使って作られたこの車の外寸は、全長4,825mm、全幅1,825mm、全高1,470mmという数値になっている。またサスペンションは前後ともストラットを採用している。

エンジンは2AR-FXE ストレート4 16V 2.5リッター、ボア×ストロークは90.0mm×98.0mm、パワートルクは160ps/5700rpm・21.7kg-m/4500rpmと言うアトキンソンサイクルを搭載している。これに組み合わせるモーターはm2JM型交流同時電動機と言う形式のモーターを採用している。

先代よりも事実上100kg軽量化をした結果、ハイブリッドシステムを搭載してもわずかに40kg増という数値に収まっているので、かなり動力性能として向上している結果になったようだ。先代までは4WDもあった駆動方式は、この9代目ではFFとされている。

9代目の走りの評価は、総じていい方向の評価を得ている。中でも、先代までと確実に違いが判るのは“ステアリングの応答性”だという評価が多い。ステアリングを切り始めると、間髪を入れないでノーズが向きを変え始めるのだが、高速巡航時には過敏に応答することはなく、先代までのカムリのように安楽なクルーズを楽しめるという、すぐれた特性を評価する声は多い。

このような特性はワインディングでの期待感も高まるのだが、ちょっと頑張って走ると、旋回軌跡が大きくなってしまうことには、残念だという声が大きいことも事実してある。別に、アンダーステアがきついということでもないのだろうが、旋回軌跡が大きくなってしまうというのだから、やや不思議な感じがしないでもない。

パワー的な問題はほとんど言われていることはなく、ハイブリッドでモーターも駆動されたときには200PSをオーバーするようなので、それほどパワーが足りないということもないのだろう。

あとはブレーキなのだが、全体が高温になるとラインが膨らむのかどうか判らないが、タッチが次第に甘くなるという報告もある。これは一種危険なことにもつながるので、何とかしなくてはいけない分野だと思う。

こう言ったことをテーマにして、カスタマイズを考えていきたいと思う。

サスペンションとボディ剛性

さっそくサスペンションユニットから調べてみると、かなり多くの製品ラインナップがある。セッティングとしては、カムリと言う車の性格上あまりガチガチにすることは好ましくはない。バネレートを少し上げて、ダンパーの減衰力を大きく取って、粘りのあるしなやかな足を作った方がいいと思う。あとは、スタビライザーを強化することも必要だろう。車の性格上、ブッシュを強化品にしてしまうと、かなり走行音が侵入するので、やめておいた方が無難かもしれない。

次にサスペンションを交換する作業に伴って、ボディーの補強をやっておくといいと思う。アンダーボディーに、パワーブレーズを入れておくと、かなりカッチリ感が違ってくる。特にハードブレーキング時のフロントの挙動や、コーナリング時のスタビリティーには、やや感動を覚える程度の違いが出る。あの高剛性ボディーを誇るスバルのレガシィやインプレッさでも、明らかな違いが出るから、結構低価格で高い効果を産む、コストパフォーマンスに優れたカスタマイズだと言える。

ブレーキ

そしてブレーキなのだが、キャりパーを高剛性・4ポッドに交換して、耐フェード性の高いパッドを入れ、高沸点タイプのフルードに交換、最後にステンレスメッシュなど補強材を使ったホースに交換しておくと、相当いけるブレーキにすることができる。タッチの改善だけではなく、このぐらいやっておくと、ストッピングパワー自体も向上するし、ワインディングの下りでの連続使用でも、簡単に顎を出すことはなくなるから、安心して使える仕様にすることができるのだ。

エンジンもいじりたくなるのだが、こう言ったハイブリッドの場合はどうなのだろうかと思う。パーツがあることはあるので、一度ショップのスタッフさんと相談してみていはいかがだろうかと思う。

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