コペンのカスタム

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アウトライン

コペンは2002年6月に発売が開始された。“軽ロードスター”として開発されたこの車はかなり特徴的な機構を持ち、そのひとつに“電動式油圧アクティブトップ”があった。軽の市販車としては、始めて採用された機構たっだ。かなりコストのかかる機構なのだが、顧みずに採用したところにダイハツの気概が見える。また他にも、2重クリアー塗装を採用して、深みのある塗色を実現したあたりにも、ダイハツとしての意気込みを感じざるを得ない車だった。

言って見れば軽自動車的な車ではなく、遊び心満載の車で、軽の枠はどこかに置いてきたという感じさえする、面白い車だったといえる。発売以来、10年3か月のライフスパンだったのだが、固定ファンは多く、また実際にはコペンを所有していないがコペンが好きだといったファン層も多かった。

しかし、残念ながらご時勢なのか2012年に生産・販売ともに終了してしまったことは、車好きにとっては痛恨の出来事だったのではないだろうか。現存していれば“フィアット500”等が、かっこうのライバルだったのに残念でならない。

コペンの外寸は全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,245mm、重量800~840kgとなっている。全高がかなり低めなのと、もうひとつ最低地上高が105mmという数値も、この車の特徴をよくあらわしていることになると思う。

サスペンションはフロントがストラット形式をとっていて、リアはトーションビームという、このクラスとしては標準的なレイアウトを採用している。

エンジンはJB-DET型 659cc 直4 DOHC IC付ツインスクロールターボで、64ph/6000rpm・11.2kg-m/3200rpmのパワーとトルクを発生する。これを受け止める駆動方式は、FFとなっている。あえて4WDを設定しなかったのか、あるいはこれ以上のコスト高を嫌ったのかはわからないが、軽量を保つことができて、スポーティーな感覚をなくさなかったことは、ファンとしては何となくうれしいことだとに思ったかもしれない。

コペンには様々なバージョンがあり、最終モデルにはレカロシートを装備したモデルもあった。また、塗色も10年の間に廃止と追加を繰り返して、時代の要求に応えて来たようだった。

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乗車フィーリング

その走りは、さすがにパワーウエイトレシオが12.5kg/ps~13.13kg/psという数値なので、スタートダッシュは軽快というわけにはいかなかったようだが、いったん走り出してしまえばターボの盛り上がり感に呼応した、力強い走りを魅せてくれたようだった。

高速での巡航も、追い越し加速にも不足はなかったようだ。また高速での安定性もしっかりしていたようだし、レーンチェンジなどのときの収束性もよかったようだ。あと、特筆できそうなこととしては、オープンにして高速を走ったとき、風の巻き込みが最小限に抑えられていたという評価多いことではないだろうか。

街中での使いかってもよく、よほど前の車が速い車でなければ、置いて行かれるケースはほとんどなかったようだし、細かい突き上げを除けば乗り心地についても及第点は与えられていたようだ。

ワインディングに入ってそれなりに飛ばしても、かなりなところまではステアリングにサスペンションが追随してくるという評価が多い。しかし、ハードブレーキング時のフロントの挙動や、かなりブレーキングを送らせてコーナーに飛び込んだ時に、ややスタビリティーの不足を感じるということは、オープンボディーでは仕方のないことなのだろうと思うが、何とかしたいところではある。

あとはブレーキなのだが、やはりここは軽の枠をしっかり持っている車だと言えて、ちょっとばかり“プアー”な印象を与えてくれるという評価もある。

こんな所をテーマにして、カスタマイズという名前を借りた、強化策を考えていきたいと思う。

サスペンションとボディ剛性

さっそく足周りと、ボディーの補強を考えたいので、パーツをチェックするとやたら多いという感じではないのだが、結構な数が製品としてラインナップされていることがすごいと思う。

まず足周りなのだが、サスペンション自体を交換することもいいのだが、この車の特性を考えたときに“多少快適性を犠牲にする”と言うこともありなのではないかと思った。したがって、各ブッシュの強化をして、前後と横に対する位置決めをしっかりやって、その上でダンパーを減衰力の高いものに交換してしまい、あとは強化スタビライザーを入れる。もちろんスタビのマウントも強化してしまうことは、セットで考えたい。こうしておくと、かなり剛性感のある足周りになる。

そして、ボディーの補強だが、リジットカラーを入れてフロントの接合部を強化しておき、アンダーフロアーもフロント・リアともに強化することをお勧めしたい。これで相当ソリッド感のあるボディー剛性を得られるが、まだ不足だと感じるのであれば、ストラットタワーバーを追加することも可能だ。これだけやっておくと、本当に他のことをやらなくてもいいかなと思える、高い満足感が得られる。

ブレーキ

次にブレーキなのだが、ちょっと軽にはと思うかもしれないが高剛性のキャりパーを奢り、耐フェード性の高いパッドに交換してしまい、高沸点タイプのフルードを入れておく。こうしてから、ホースをステンレスメッシュなどで補強された、高剛性タイプの製品にしてしまうと、かなりいいフィールと、安心感のある使い方をすることが可能になる。これで、連続した下りでの使用にも、そう簡単には顎を出すことはないだろう。

エンジン

あとはエンジンなのだが、やはり“もう少しパワーとトルクを”という願望は車好きなら仕方がない。幸いにもターボ装着車なので、ここはターボキットを交換してしまうとか、少しブーストを上げる等の手段で、あっけないほど簡単にパワーとトルクを手に入れることが可能だ。ただし、このときに必ず燃調を取り直しておかなければ、最悪ターボユニットの破損や、エンジン本体のトラブルになることがあるので、ロムの書き換えはセットで考えていただきたい。

これだけやれば、結構峠では速い車にすることが可能だ。

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