ステップワゴンのカスタム

この記事の所要時間: 536

アウトライン

初代“ステップワゴン”が発売されたのは、1996年5月だった。ホンダのクリエイティブムーバーの第三弾として、期待を持たれて登場したのだった。

この初代ステップワゴンは当時多くのワンボックスタイプの乗用車が、キャブオーバータイプのレイアウトを取っていた時に、FFをベースにしたために、低床化が実現されて乗降性や、低重心化による運動性能の高さを得ていた。

また、ボクシーなボディーデザインは無駄というものが一切なく、徹底的にコスト管理がなされていて、低価格を実現できたあたりもすごい。

例を挙げると、エンジンはB20B型1機種のみ、シフトも4速ATのコラムタイプだけ、プレス型を少なくするためのボディー設計、スライドドアも左側のみなどが挙げられる。

また、これらが落としていった副産物的な効果として、軽量化が挙げられる。このため車重も1410?1530kgという、ミニバン的な車にしてはかなり抑えられた数値になっていた。

これよって他社には真似のできない、低価格せいっていが可能になったと入れれている。しかし、いいことばかりではなく、ボデ剛性の不足が指摘されたり、それに起因するステアリングコラムとブレーキマスターシリンダー(バルクヘッド部)の取り付け剛性不足や、リモートケーブル自体の剛性不足とフリクションの大きさも大いに指摘されていた。ほかにもノブ自体の質量不足による、ATセレクターレバーの操作性(節度感)の悪さなども指摘の対象になっていた。

しかし、販売面の好調から、設計の見直しが可能になったためにこれらは改められることになって、改善された。

駆動方式はFF/4WDが全車種に用意されていて、ちょっと全車種4WDを選べる車は珍しかった。しかし、その4WDの機構はデュアルポンプによる“スタンバイ式”と言われるタイプで、前輪が空転すると後輪が駆動しだすタイプとなっていた。このタイプは“ビスカスカップリング”タイプと比べると、つながりが唐突なので雪上走行が多いユーザーには、やや嫌われる傾向があったことも確かだった。

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4代目ステップワゴンの概要

2代目から3代目を経て、現行モデルは4代目となっている。この4代目は2009年10月にはつばいが開始されている。このモデルは3代目から採用されている乗っているみんなが楽しいという意味の、“皆楽”をさらに掘り下げて“家族が楽しく楽に移動できる車”をコンセプトにして、企画開発されたという。

そのため3代目に比べて、全長が50mm、全高が45mmそれぞれ大きくなって、メーカーオプション非装着状態で室内高1395mmとゆとりのある室内空間が実現されている。さらに開放感を上げるために、グラスエリアがかなり拡大されている。

しかし、5ナンバー枠に収めたところは、いかにもホンダなのかなという気がする。

この4代目ステップワゴンの外寸と重量は、全長4690mm、全幅1695mm、全高F1815mm~1830mm、重量1580 ~ 1730kgとなっている。エンジンはR20A型:2.0L 直4 SOHC i-VTEC1機種となっていて、低速トルク重視の設定のエンジンになっているため、こういったミニバンにはぴったりかもしれない。

サスペンションは、フロントは全車マックファーソンストラットで、リアはFFがリジッドアクスルタイプで、4WDがドデオンアクスルタイプを採用している。

トランスミッションはFFがトルクコンバーター付CVTで、4WDは5速ATが採用されている。また、ちょっとスポーティーな“スパイダー”には、パドルシフトが付いているから、結構楽しいかもしれない。

乗車フィーリング

では実際の走りの評価はどうなのだろうか。

街中ではかなりいい評価で細かい振動もよく抑えられていて、段差を乗り越えるときにも気なるような突き上げ感はない。また高速の巡航時にも安定感はあり、レーンチェンジ後の収束性もかなりいい。特にスパイダーはミニバンとしては、相当いいレベルにあるという評価になっているようだ。

そんなステップワゴンも、ワインディンぐに入るとかなり違った面が顔を出すようだ。低重心、低床パッケージを使っているために、普通のミニバンと比べると、かなり操縦安定性はいい帆なのだが、それゆえに飛ばしてしまう。そうなると、やはりミニバンの領域がハッキリ顔を出してくるので、ちょっと怖いかもしれないという評価があった。

ブレーキももう少しタッチ面や、ヒートしてきたときの安定感が欲しいし、コーナーへの突っ込みの時にちょっとふらつくまではいかないが、挙動の変化を感じるようだ。

こんな所をテーマにして、チューニングというカスタマイズをしていきたい。

サスペンションとボディ剛性

調べてみると、足回りのパーツはかなり豊富にあるといってもいい。この車のロールを抑えるためには、シタビを思い切り強化してしまえば簡単なのだが、そうなると内側のタイヤを路面に押しつけられなくなって、接地面が路面を切るケースが出てくることが多い。

ここはバネとダンパーのセッティングで、ロールスピードを抑えて、最大ロール角になる前にコーナーを抜けてしまうという、ちょっと凝ったセッティングをすることをお勧めしたい。ショップの方とそうだんして、バネレートやダンパーの減推力を決めるといいと思う。

そしてコーナーに突っ込む時の挙動だが、ボディー剛性を上げてやるとかなり収まると思う。とくにサブフレームとボディーの締結度を、しっかりさせることでかなり違う。ここは、リジッドカラーを入れることをお勧めしたい。その上で、アンダーフローアーの補強材を入れて、フロントにはストラットタワーバーを追加しておくと、まさに別物のボディー剛性にすることができる。

ブレーキ

あとはブレーキなのだが、これはやはり対抗4ポッドの高剛性キャリパーを入れて、耐フェード性の高いパッドに交換する。その上で高沸点タイプのフルードに交換して、ステンレスメッシュなどで補強をしたラインを入れておけば、相当タフなブレーキにすることは可能になる。

エンジン

最後にエンジンなのだが、こういったアトキンソンサイクルのエンジンは、ライトチューンにとどめておく方がいいと思う。吸排気系の高効率化を図って、改めて燃調を取り直す意味と、空き領域を使えるようにするために、ロムのマッピングを書き換えておくといい。これをやっておくと、体感できる程度のパワートルクのアップは期待できる。

これで、かなり走れるミニバンを作れたと思う。

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