By DY5W-sport (Own work) [CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons
MRワゴンの買取相場
スズキが販売している軽自動車に「MRワゴン」がありますが、この現行モデルは2011年1月に発売となっています。初回車検を迎えており、中古車での流通も増加したことでしょう。このことを考えると以前よりは査定価格が下がっていると思われます。とはいえそこまで古いモデルでもありませんから、美車であればそれなりに良い価格で買い取ってもらえるでしょう。
基本的に新車価格に準じた査定となるでしょうね。カスタマイズ需要はあまりないですから、お金をかけて改造してもプラス査定にはなりにくいでしょう。逆に派手すぎる場合はマイナスに働く場合も。女性やライトユーザーも多いと思いますから、見た目がいかに綺麗であるかもポイントでしょう。
G | 11年 | 47万円 | 12年 | 47万円 | 13年 | 50万円 |
T | 11年 | 55万円 | 12年 | 55万円 | 13年 | 57万円 |
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X | 11年 | 49万円 | 12年 | 49万円 | 13年 | 51万円 |
ECO-L | 12年 | 48万円 | 13年 | 50万円 | ||
ECO-X | 12年 | 51万円 | 13年 | 52万円 | ||
Xセレクション | 12年 | 53万円 | 13年 | 55万円 |
前モデルの買取相場
一つ前のモデルのMRワゴンは2006年に発売されています。丸みを帯びたボディや親しみのあるデザイン、“ママワゴン”というコンセプトで作られるなど女性ユーザーを意識したモデルとなっています。このことから、禁煙車を始め室内の清潔感が非常に重要となるでしょう。まずは見た目の美しさ、この点が問われる車と言えます。
それ以外は他の一般的な査定事情と同じでしょう。走行距離が浅い、年式が新しいといった要素が必要になります。一つ前のモデルですからベース査定は低くなり、飛び抜けて高く買い取ってもらえることはないでしょうね。また、OEM供給車である日産の「モコ」の方が人気と言われる節もあります。様々な要素を考えると、基本はあまり期待しない方が良いでしょう。
X | 08年 | 27万円 | 09年 | 30万円 | 10年 | 35万円 |
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ウィットGS | 08年 | 30万円 | 09年 | 32万円 | 10年 | 34万円 |
ウィットGS(4WD) | 08年 | 38万円 | 09年 | 41万円 | 10年 | 47万円 |
ウィットTS | 08年 | 30万円 | 09年 | 32万円 | 10年 | 37万円 |
ウィットTS(4WD) | 08年 | 42万円 | 09年 | 44万円 | 10年 | 50万円 |
ウィットXS | 08年 | 31万円 | 09年 | 33万円 | 10年 | 36万円 |
MRワゴンの特徴とモデルチェンジの推移
軽トールワゴンとして知られるスズキのMRワゴンですが、初代モデルが誕生したのは2001年でした。1999年の東京モーターショーでは同名のコンセプトカーも出展されています。初代は特徴的な卵型のフォルム、内装ではシートアレンジの豊富さも売りとなっています。
MRワゴンが初めてフルモデルチェンジを行ったのが2006年。女性や子供が乗ることを想定し、収納スペースを豊富に取り入れた利便性の高いモデルとなっています。キーレススタートシステムやフルオートエアコンなどの上質装備も2代目から採用となっています。
発売同年の12月にはスポーティな派生モデル「MRワゴンWit」が投入されています。ノーマルモデルとは異なるデザインのフロントグリルやエアロバンパー、14インチアルミホイールのほか、内装には黒を基調としたデザインを採用。「GS」、「XS」、「TS」の三グレードが用意されています。
2011年に二度目のフルモデルチェンジを実施。主婦層狙いだった先代とは異なり、メインターゲットを若年層に設定しています。スズキの他モデルで主婦層を取り込めている一方、若年層への訴求が弱いという理由によってその役目をMRワゴンに託したとされます。
当代ではホイールベースを先代比で65mm拡大しており、スズキの軽自動車では最長モデルとなっています。リアシートのアレンジにはダブルフォールディング式を採用。ワンタッチで広大なラゲッジスペースを作ることが可能となっています。
エンジンは新開発のR06A型が搭載されています。中でも「G」及び「X」には軽自動車として初めて吸排気VVT機構搭載の自然吸気エンジンを採用。先代の途中で廃止されたターボ仕様車「T」も再ラインアップとなっています。
2012年にはアイドリングストップ機構を搭載した派生モデルとして「MRワゴン エコ」を新設しています。同社「アルト エコ」の技術を盛り込んだ低燃費仕様車で、既存の「X アイドリングストップ」に替わっての導入となっています。