フェアレディZのモデルチェンジの予想
日産の代表車種としてはもちろん、国内を代表するスポーツカーとも言えるのが「フェアレディZ」です。現行型が登場してから6年が経とうとしており、フルモデルチェンジの情報も出回っています。現段階では、次期フェアレディZはオープンモデルをメインとした2種類のエンジンラインアップが予想されています。
そのエンジンはメルセデス製との噂もあり、ハイブリッドの導入も考えられています。時期に関してはもう暫く先となる見込みで、2017年頃と予想されています。
フェアレディZの買取相場
現行型となるZ34型のフェアレディZですが、2008年12月以降の6代目になります。言わずと知れたスポーツカーであり、超が付く趣味車となるでしょう。車両価格もかなりお高く、需要は指名買いするユーザーに限られるでしょうね。そのため中古車市場での流通量は少なく在庫も限られた状態と言えます。
その点から言えば、美しい状態のフェアレディZはとても評価が高くなるでしょう。外装のカスタマイズも査定に反映されやすく、プラス要因になります。グレードで言えば「ニスモ」や「ST」などですね。多少状態が悪い場合でもそれなりの価値となりますが、通常の下取りではなく専門店などで見てもらうことが条件となるでしょう。
参考相場表
ロードスター | 11年 | 227万円 | 12年 | 229万円 | 13年 | 285万円 |
ロードスター バージョンST(MT) | 11年 | 227万円 | 12年 | 110万円 | 13年 | 285万円 |
ロードスター バージョンST | 11年 | 204万円 | 12年 | 206万円 | 13年 | 259万円 |
ロードスター バージョンT | 11年 | 226万円 | 12年 | 228万円 | 13年 | 284万円 |
バージョンS | 11年 | 232万円 | 12年 | 203万円 | 13年 | 308万円 |
バージョンST | 11年 | 211万円 | 12年 | 276万円 | 13年 | 322万円 |
前モデルの買取相場
一つ前のモデルとなるフェアレディZですが、2002年に復活という形で発売されました。Z33と呼ばれる5代目モデルになりますね。年式で言えば当然ながら不利になると言えますね。現行型の発売からそれなりに経過していますから尚更でしょう。
そもそもスポーツカーというジャンル自体が時代に逆行しており、人気も下降気味と言えます。一定層からは熱烈に支持されていますが、一般的な需要は低い車です。裏を返せば、特定の需要はかなり高いとも言えるでしょう。従って売却先の選択は重要でしょうね。他に高額査定の要因としては、走行距離が浅いことや走行性能が損なわれていないこと。黒の車体色やエアロパーツの付いたモデルも良い条件となるでしょう。
参考相場表
ロードスター | 06年 | 95万円 | 07年 | 110万円 | 08年 | 130万円 |
ロードスター バージョンST | 06年 | 75万円 | 07年 | 89万円 | 08年 | 106万円 |
ロードスター バージョンST(MT) | 06年 | 89万円 | 07年 | 103万円 | 08年 | 122万円 |
ロードスター バージョンT | 06年 | 87万円 | 07年 | 103万円 | 08年 | 122万円 |
バージョンS | 06年 | 84万円 | 07年 | 105万円 | 08年 | 143万円 |
バージョンST | 06年 | 81万円 | 07年 | 96万円 | 08年 | 114万円 |
フェアレディZの特徴とモデルチェンジの推移
長い歴史と人気・知名度を誇る日産の代表作と言えばフェアレディZでしょう。1969年に産声を上げたスポーツカーは、国内のみならず世界各国で高い人気を博しています。アメリカでは「Z-car(ズィーカー)」の愛称で親しまれるほど。なお、“フェアレディ”の名称がつくのは日本国内のみとなります。
3ドアのファストバッククーペとして長らく販売されていたフェアレディZ。Tバールーフを有するオープンモデルも人気となっていました。しかし4代目が2000年に製造を終了。その後は約2年間のブランクが空くことになります。
2002年に復活を遂げたフェアレディZは、従来の4人乗り仕様を廃して2人乗りのみをラインアップしています。当初通常のファストバック型のみが設定されていましたが、発売からおよそ1年後にはオープンモデルの「ロードスター」が追加となりました。
復活後初のフルモデルチェンジを行ったのが2008年。3.7LのVQ37VHR型エンジンを搭載しており、マニュアルモード付き7速AT及び6速MTが用意されています。ホイールベースを短縮し、ほとんどの部分が専用設計となる6代目。オープンモデルの導入も念頭に置いて開発しており、2009年より追加となっています。
2013年にはエンジンに専用チューンを施し、多くの専用装備が備えられた「バージョンニスモ」を発売。また、2014年9月をもって国内向けの「ロードスター」の受注が終了となっています。