By Matthias93 (Own work) [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC-BY-SA-3.0-2.5-2.0-1.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons
フォルティスのモデルチェンジの予想
三菱の中級セダン「ギャランフォルティス」は2007年に誕生したモデルです。「ランサー」を含めればもっと長い歴史を持つことにもなりますね。日本仕様の名称であるギャランフォルティスですが、厳しい販売状況におかれています。新型を予想する声も見られますが、販売不振による生産終了も考えられるでしょうか。というのも、同車をベースとする「ランサーエボリューションX」の国内仕様は既に生産終了が決まっています。
一方で、北米市場向けにはランエボの2015年モデルの生産が明らかになっています。ということは、ベースとなるフォルティスも継続販売されると見られますね。しかし国内では厳しい事情もあるようですので、日本仕様がどうなるかはまだ不明と言えるでしょう。
フォルティスの買取相場
現行モデルのギャランフォルティスですが、2007年に発売されたモデルが現在も稼働しています。セダンモデルではありますが、その中でもスポーツタイプに分類されるフォルティス。大衆的な車ではなく、趣味性の高いジャンルになるでしょう。セダン自体人気が下火であり、趣味性の高いスポーツカーも同様です。前提が査定において不利な要素の多いフォルティスは、リセールも良いとは言い難いでしょう。
少しでも高く売るためには年式や走行距離といった基本的な部分はもちろん、グレードや装備の内容もポイントになるでしょう。新車価格が高額ですが上質な装備を揃えている「ラリーアート」が期待出来るでしょうね。また、ラリーアートは生産終了も発表されています。中古車での需要も高まるでしょうから、尚更高い付加価値が得られるでしょう。
参考相場表
スポーツ | 09年 | 60万円 | 10年 | 60万円 | 11年 | 73万円 |
ラリーアート | 11年 | 150万円 | 12年 | 163万円 | 13年 | 180万円 |
エクシード | 11年 | 61万円 | 12年 | 62万円 | 13年 | 69万円 |
エクシード(4WD) | 11年 | 74万円 | 12年 | 74万円 | 13年 | 83万円 |
スーパーエクシード | 11年 | 76万円 | 12年 | 78万円 | 13年 | 85万円 |
スーパーエクシード(4WD) | 11年 | 91万円 | 12年 | 92万円 | 13年 | 100万円 |
フォルティスの特徴とモデルチェンジの推移
国外では現在もランサーの車名が使用されているギャランフォルティス。ランサーフォルティスとして売られている市場もあるなど各国により車名が異なります。ちなみに“ギャラン”の名を冠するのは国内仕様のみとなっています。
2007年から発売されており、ギャランフォルティスとしてはまだフルモデルチェンジは行われていません。三菱独自の衝突安全強化ボディ「RISE」を採用しており、全方向に対する衝突安全性を高いレベルで実現。各国の自動車衝突安全テストでも最高評価を獲得しています。
当初のグレード体系はベーシックな「EXCEED」と、スポーツサスペンションや18インチホイールなどを標準装備した「SPORT」の二種類が基本となっていました。2008年には最上級グレードとなる「RALLIART」を追加。当グレードには専用前後バンパーやアルミボンネット、内装では本皮革ステアリングとシフトノブなどが備えられています。また、搭載エンジンは4B11型2L・MIVECインタークーラーターボで、トランスミッションにはツインクラッチSSTを採用しています。
同年12月には5ドアハッチバックセダンの「スポーツバック」が投入されました。国内のスポーツバックはセダンと同じエンジンを搭載していますが、欧州仕様には1.8Lエンジンも用意されています。グレードはセダンの「EXCEED」に相当する「TOURING」のほか、同様に「SPORT」と「RALLIART」がラインアップされました。
2009年から2012年まで年次マイナーチェンジを行っています。2009年では「RALLIART」以外の全車に1.8Lエンジンを採用。そのほかグレードごとに装備内容などの変更が行われています。
2010年には燃費性能の向上や標準装備の追加などを実施。2011年には新開発の4J10型MIVECエンジンとアイドリングストップシステムを「RALLIART」を除く全車に採用しており、更に燃費性能を高めました。そして2012年。ボディカラーの変更や追加装備、オプション内容の変更などが行われています。
2014年には一部改良を行っており、デザイン変更やボディカラーの入れ替えを実施しました。また、これと同時に「RALLIART」の生産終了も発表。同年中には生産が廃止されることとなります。