エクスードのカスタム

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アウトライン

初代エクスードは“ライトクロスカントリー”というジャンルを築いた、いわゆる先駆者的な車で1988年に登場した車だった。車名の由来には、男のロマンが込められていて、スペイン本国とスペイン語圏内で流通していた通貨の名前をそのまま使ったと言う。つまり、古い時代のスペイン金貨に男のロマンを重ねたのだと言うことだそうだ。

このクラスのクロスカントリーカーは、あまり本格的にオフロードで使われることはなく、割合にタウンユースと言うのかオンロードユースが多かったのだが、エクスードはこの初代から堅牢なラダーフレームにこだわり、本格的なオフローダーを標榜していた。

勿論そこには、ラダーフレームによる設計のし易さや、本当に強固で堅牢なものを求めると言う両面を満足させることが、企業としての姿勢と、営利追求の要求にこたえられたからかも知れない。

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しかし、この堅牢さを追求する硬派な姿勢は、2005年に登場した3代目ではついにセパレートフレームを廃止して、モノコック構造のボディーにラダーフレームを溶接一体化した“ビルトインラダーフレーム構造”へと、変化を遂げていったのだった。

当然初代は全車種4WDと言う駆動方式を持ち、またサスペンションはフロントがストラット、リアにはセンターAアームのトレーリングアームリジッドを採用して、不足気味のフロントのサスペンションストロークを上手く補っていたことは、真面目にオフローダーとしての地位確立を考えていたことを表すのだろう。
ちなみに、このリアサスペンションレイアウトは、初代レンジローバーに範を求めたと言われている。

この初代は1988年から1997年まで、9年の長きにわたって生産をされたと言う、国産車としてはめずらい経緯を持っていたのだった。また2代目も7年のライフスパンを持った車ではあった。

3代目エスクードの特徴

そして2005年からは現行の3代目に入っているのだが、これもすでに7年もの期間生産を続けられているので、もしかしたら初代を上回るライフスパンを持つことになるのかも知れない。

この3代目は前述のようにビルトインラダーフレーム構造を取っているため、基本的にはモノコックなのだが、フロアパンにラダー構造が残っていると言う、堅固な構造となっている。

駆動方式もパートタイム4WDから、フルタイム4WDへと変更をされて、よりいっそうのオフローダーとしての悪路の走破性を追及する姿を打ち出している様に見える。

サスペンションもフロントはマクファーソンストラットで、事実上の変更はないのだが、リアには初めてマルチリンク形式を採用して4インディペンデッドサスペンションになった。

ボディーの外寸としては、全長4,005mm~4,420mm、全幅1,810mm、全高1,695mm、重量1,600kg~1,710kgと言う数値になっていて、初代から比べると相当大きくなっている。特に重量は完全にミドル級から、ライトヘビー級になっていることは注目に値すると言える。しかし、全高がそんなに高くないこともひとつの特徴的なことなのだろう。

後期型のエンジンは2012年現在でカタログに載っているのは、スレート4の2.0リッターと、V6の2.7リッターの2機種になっている。残念ながら3.2リッターは廃止になってしまったのだ。

乗車フィーリング

その走りはオンロードの走行性を高めるために採用されたリアのマルチリンクが、そこそこ威力を発揮しているが、やはりいまひとつパッとはしないところは、オフローダーの特徴としては仕方がないのかもしれない。

しかし、高速での直進安定性は法定速度プラスα程度では、そう問題になることもなく、充分にツアラーとしての役割は果たせる。問題は、ワインディングに入ってからの姿勢変化や、タイヤの路面に対する追随性にやや不満が残ることだろう。

純粋にオフローダーを目指しているのだから、そこは目をつぶってと言うこともあり得るのだが、やはり日本の国で日常的に使うライフスタイルを考えると、あまりオフロード寄りにしても意味はないかもしれない。

あとはブレーキだが、やはりこの重量になると下りでの連続使用には不満があると言う評価は多く、何らかの手を打っておくべきところではないだろうか。この重量で、下りでブレーキがやられてしまうと、本当にシャレにはならない。ガードレールに押しつけて止ろうとしても、はたしてガードレールがもってくれるのだろうかと思ってしまう。

あとはエンジンだが、ちょっとパワー不足を感じてしまうと言う評価も多い。

足回り強化

こう言ったことを基準にして、カスタママイズを考えていくと、やはり足まわりのことを一番先にやりたくなる。あくまでもオフロードにこだわるのならば、それ用のキットも多数あるし、オンドーロードに基準を置くセッティングを考えるのならば、それもまた数多くそろっている。
自分の目標としているところをきちんと決めて、どちらを選んでどんなセッティングをするのか、ショップの方と相談をする方が良いと思う。

ブレーキ

ブレーキはやはり手を入れて、しっかりとしたユニットにしたい。対向4ポッドの高剛性キャリパーと、ステンレスメッシュなどで補強をされたホースを入れて、耐フェード性の高いパッドと高沸点タイプのフルードに交換しておけば、かなり信頼性の高いものに変身してくれるし、フルードが高温になってもしっかりとそれを受け止めてくれる。
このため、タッチも温度などに左右される率は、大幅に減るためにコントローラブルなフィールを保てる。

エンジン

あとはエンジンだが、吸排気系の高効率化を図ってから、燃調と、PCで言う空き領域を使えるようにロムを書き換えると、全域でのパワートルクに厚みを増すことができる。
体感できることはもちろんだが、使いやすいエンジンになることも確かだ。

ここまでやっておけば、そんなに不足のない出来にはなっていると思う。

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