ウィッシュのモデルチェンジの予想
トヨタの低ルーフミニバン「ウィッシュ」は現行モデルの発売から5年以上が経過しています。先代が6年ほどでフルモデルチェンジを行ったこともあり、そろそろ新型の情報が噂されているようです。トヨタからの発表ではないので明確なことはわかりませんが、予想ではハイブリッドモデルも導入した低燃費仕様になるとの声があります。
一方で、廃止の可能性もとりだたされています。昨今は背の高いミニバンが人気を集めていることもあり、不人気ではないもののウィッシュの様なモデルは飛び抜けて売れているわけでもありません。とはいえ、ライバルであるホンダ「ストリーム」が後継モデルではあるものの新型へ移ることもあり、その売れ行きによってはウィッシュも・・・ということも考えられるでしょう。
ウィッシュの買取相場
2009年から販売されている2代目ウィッシュ。初代よりも内外装ともに洗練され、安定した人気を持っているモデルです。ミニバンといえば背の高いモデルに需要が偏りがちですが、ウィッシュに関しては中古車市場でも人気のため一定の需要を期待出来るでしょう。
ファミリーカーとしてはもちろん、スタイリッシュな見た目から趣味用の車としても活躍するウィッシュ。ナビやETCのほか、純正エアロパーツなどを備えていればより高評価となるでしょう。2012年にマイナーチェンジを行っています。これ以降のモデルは市場でも珠数不足ですし、デザインや装備、年式などの観点からも高値での売却が期待出来そうです。
参考相場表
1.8G | 11年 | 97万円 | 12年 | 146万円 | 13年 | 166万円 |
1.8X | 11年 | 112万円 | 12年 | 105万円 | 13年 | 115万円 |
1.8A | 12年 | 131万円 | 13年 | 138万円 | ||
1.8S | 11年 | 119万円 | 12年 | 129万円 | 13年 | 138万円 |
2.0Z | 11年 | 119万円 | 12年 | 134万円 | 13年 | 144万円 |
1.8Sモノトーン | 11年 | 121万円 | 12年 | 127万円 | 13年 | 162万円 |
前モデルの買取相場
初代ウィッシュが発売されたのが2003年1月になります。スポーティーながらも6人乗り、7人乗りが用意されるなどファミリーカーとしても重宝する一台と言えます。人気や知名度は申し分ありませんが、現行型さえも一定の販売期間となっていますから前モデルの買取は厳しくなるでしょう。
売れた証拠でもあるのですが、中古車市場でもそれなりの流通量があります。現行型を合わせればかなりの珠数となるでしょう。在庫が多い車を高く買い取りたい業者はいないでしょうね。状態が良ければ別ですが、過走行車両や事故歴があるなど難しい条件の多い場合は値落ちも激しくなってしまうでしょう。
参考相場表
G | 06年 | 14万円 | 07年 | 28万円 | 08年 | 40万円 |
Z | 06年 | 29万円 | 07年 | 40万円 | 08年 | 59万円 |
X | 06年 | 13万円 | 07年 | 29万円 | 08年 | 42万円 |
X Eパッケージ | 06年 | 9万円 | 09年 | 48万円 | 08年 | 32万円 |
X エアロスポーツパッケージ | 06年 | 24万円 | 07年 | 47万円 | 08年 | 62万円 |
Xリミテッド | 06年 | 14万円 | 07年 | 31万円 | 08年 | 49万円 |
ウィッシュの特徴とモデルチェンジの推移
5ナンバーサイズのローハイトミニバンとしてはトップの人気を誇る「ウィッシュ」。ホンダ「ストリーム」の対抗馬として投入されたことは有名ですね。発売当初は国内専売車種でしたが、現在ではタイや台湾、シンガポールなどでも販売されています。特に台湾市場ではタクシーとしての需要が大きいそうですね。
初代ウィッシュは「プレミオ」及び「アリオン」のプラットフォームがベースになっており、1.8Lエンジンと途中で追加された2.0Lエンジンを搭載しています。グレードごとに乗員定員数が異なり、2列目キャプテンシートを備える「2.0Z」は6人乗り、その他のグレードはベンチシートを備えるため7人乗り仕様となっています。
2009年に初のフルモデルチェンジが行われました。“スマート マルチ プレイヤー ウィッシュ”をテーマに開発された2代目はより上質でスタイリッシュに進化。スポーティーな外観、バルブマチック付きエンジンの採用のほか、抗ダニアレルゲン加工シートやプラズマクラスター搭載のオートエアコン、各種エアバッグを装備するなど走行性、快適性ともに高いレベルとなっています。
2012年にマイナーチェンジを行っています。エクステリアのデザインや、グレード毎にシート表皮とメーター色を設定するなどの変更がなされています。グレード体系の見直し、ボディカラーの追加なども行われました。