ラパンのモデルチェンジの予想
スズキの軽自動車「アルトラパン」の新型に関する情報はいくつかあるようですが、はっきりしたものではありません。初代から現行へのフルモデルチェンジがおよそ6年半で行われており、現行型も稼働から6年を超えるとあってそろそろなのでは?という予想も多いでしょう。一部では車名を改めて登場する、燃費性能が大幅に向上するなどの情報もありますが、いずれも明確なものではないので現時点では不明ということになるでしょう。
ラパンの買取相場
2代目ラパンは2008年に発売以来、現在も稼働し続けているモデルになります。軽自動車の中では特に女性人気の高い一台で、可愛らしいデザインに定評があります。需要の期待出来るモデルですが、既に中古車での流通量も多く手放しで高値を狙えるとは言い難いでしょう。
やはり程度の良い上級グレードなどに限られるでしょうね。ボディカラーには特定の人気色というものがなく、ピンクや水色などの個性的な色でも不利になりにくい特徴があります。お手持ちのラパンが何色であっても、状態さえ良ければそれなりの金額となるのではないでしょうか。
参考相場表
G | 12年 | 54万円 | 13年 | 62万円 | 14年 | 70万円 | ||
TL | 11年 | 47万円 | 13年 | 75万円 | 14年 | 84万円 | ||
XL | 11年 | 46万円 | 13年 | 75万円 | 14年 | 84万円 | ||
T Lパッケージ | 11年 | 58万円 | 12年 | 64万円 | 13年 | 72万円 | ||
X | 11年 | 58万円 | 12年 | 68万円 | 13年 | 87万円 | ||
Xセレクション | 12年 | 56万円 | 13年 | 72万円 |
前モデルの買取相場
2001年から2008年まで稼働していた初代アルトラパン。今よりも箱っぽい形状をしており、個性的なデザインと利便性の高い軽自動車ということで女性を中心に人気を確立したモデルと言えます。売れているだけあって中古車でもかなり流通しており、現行型に負けず劣らず珠数が存在します。
ただでさえ古いモデルとあって不利なうえ、在庫が溢れている初代ラパンの評価は自ずと低くなるでしょう。例え状態が良い場合でもなかなか思う様な金額は付きにくいかもしれませんね。人気が高かったのでとても条件が良いものなら業者によっては・・・というのも考えられますが、やはり基本は厳しい査定が多くなるでしょう。
参考相場表
G | 06年 | 3万円 | 07年 | 7万円 | 08年 | 25万円 |
Gエディション | 07年 | 7万円 | 08年 | 26万円 | ||
L | 06年 | 8万円 | 07年 | 24万円 | 08年 | 35万円 |
SS | 06年 | 24万円 | 07年 | 28万円 | 08年 | 38万円 |
X | 06年 | 6万円 | 07年 | 7万円 | 08年 | 27万円 |
モード | 06年 | 7万円 | 07年 | 23万円 | 08年 | 33万円 |
ラパンの特徴とモデルチェンジの推移
スズキ「アルト」の派生シリーズとして誕生した「アルトラパン」。デザイン重視で作られた軽自動車であり、“ラパン”と略称で呼ぶ場合が圧倒的に多いためアルトシリーズであることを認識していない方も少なくないのでは?基本はあくまでも同シリーズでありアルトと同じハッチバックタイプに分類されます。
2001年の東京モーターショーにてコンセプトカーが出展され、翌年に市販化となりました。当初はNAエンジンのみのラインアップでしたが後にターボ仕様車も導入しています。女性を意識したモデルではありますが、2003年にスポーツモデルの「SS」を新設するなど男性ユーザーにもアプローチ。他にも豊富なグレードをラインアップし、内外装ともにカラーリングも多彩に用意されていました。
2008年には初となるフルモデルチェンジで2代目へ転身。4代目ワゴンRのプラットフォームが流用され、ホイールベースを拡大しています。デザインは基本的に先代のものを継承しつつ、モダンな雰囲気を強めた仕上がりになっています。2代目ラパンのデザインは2008-2009グッドデザイン賞を受賞し、初代同様高く評価されました。
2012年にNAエンジンの2WD・CVT車にアイドリングストップシステムを追加して燃費性能を向上させています。更に翌年には4WD・CVT車にも同様のシステムを追加。そのほか軽自動車として初めて赤外線をカットするプレミアムUV&IRカットガラスを一部グレードにて採用するなど快適性も高めました。若い女性をターゲットに絞った「アルトラパン ショコラ」も同時に設定。専用デザインや充実した装備を採用したより可愛らしいモデルとなっています。