スカイライン370GTのカスタマイズ

この記事の所要時間: 521

スカイラインシリーズの4ドアセダンで、マイナーチェンジをきっかけにパワーユニットがクーペに搭載されているVQ37VHR に変更され、全てのスカイラインシリーズにこのエンジンが搭載されたことになる。

スカイライン370GTの概要

この370GTは350GTと比べると、100~150万円程度の価格差が生じる。
これほどの差が、実際にあるのかということになるのだが、車好きには“絶対にある”と言わせるのが、このVQ37VHR というパワーユニットだろう。
低速域は見るものが殆どないかもしれないし、むしろこれで3.7リッターなのかな、と思うほど情けないフィールなのだが、高回転を好むこのエンジンは、いったん3000RPM近くまで回ると、別物に変身をしてしまう。

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どのギアポジションでも、この回転域からは、一気呵成にトップエンドまで淀みなく吹け上がっていく。特にギア比が接近した、7速AT2~4速ではこの感が強く出る。
“ああ~、スポーティーカーに乗っているんだな”と、エンジンだけで感じさせてくれるのが、このパワーユニットだろう。
大排気量にヘビー級のボディー重量という、吹け上がりにには天敵とも言うべき要素を持ちながら、このパワーユニットは豪快に吹け上がっていくから、かなり快感はある。
しかし、残念ながら快音という部分には乏しい感じは否めない。

また、ノーマルながらサスにもそれなりのチューンが施されている。
4WSを選択しなくても、ステアリングに対するノーズの反応は良く、リアの追随性も悪くはない。何も4WSを選択しなくても、充分にハンドリングとしては楽しめそうだ。
しかし、高レベルな次元での話にはなるのだが、クーペと同じように踏ん張りが効かなくなる様子が判り、それ以上攻められなくなる事も確かなのだ。
もっとも、この車でサーキットや峠を攻めようとは思わないかもしれないので、それはそれでいいのかもしれないのだが、やはり、もう少しの踏ん張りが欲しいところではある。

余談だが、クーペに見られるようなステアリングの“中央不感帯ゼロ”的な感覚はないようなので、いわゆる過敏な反応をきにしなくても済むようだ。
クーペのばあい、この中央不感帯ゼロ的な部分があるので、ステアリングが敏感ということよりも、なにか過敏になり過ぎておるようにも思えたものだ。
レーシングマシーンでも、これほどではないと感じたような気がした。
しかし、セダンが単に鈍感になったわけでもなく、それなりに敏感に反応してくれるから面白い。むしろ、クーペよりもドライバビリティーにおいては優れているのかもしれない。

次にミッションだが、MTは日産車の通例として、あまりタッチの良いシフトフィールではない。
7速ATは、2速から上はほぼ全域でロックアップが働き、リニアな加速感を楽しめる。
しかし、このATはで気がよいとは言い切れない。マニュアルモードで使うときにそれは起こる。シフトダウンでは、操作に対してのタイムラグは殆どなく、またブリッピングをしてくれるのでシフトショックらしいものを殆ど感じないですむのだが、問題はシフトアップだ。
トップエンド付近でパドルシフトを操作して、シフトアップを試みると、あろうことかかなりなタイムラグを伴い、下手をするとリミッターに当たってしまってからシフトアップになるケースがざらだ。この現象、何もレブリミット近辺でのみ起こるわけではなく、どの回転域でもタイムラグは存在するからややこしい。これなら、MTを選択した方が良いかもしれないと、思わせるようなミッションではある。

更にはブレーキにも不満はある。
ブレーキのタッチもはっきりしないし、制動力自体もかなり踏み来なくてはABSが働かないほど、何となくなのだが頼りないのだ。
これはフィールの問題を飛び越して、ある意味では危険ですらあると言える。
ましてや、かなり高い動力性能をもっているこの車には、かなり役不足だといっても、差し障りのある事でもあるまい。
しかし、絶対的な制動能力に欠けると言うことではないので、話しはややこしいのかも知れない。

エンジン

こうして弱点をあげつらったのは、どこをカスタマイズして、自分の色をつけていくか、ということを検証したいからだ。
先ず、エンジンだが、これはロムの書き換えで何とかなるのかもしれないが、無理にいじらなくても運転の仕方でカバーができるし、完全なATモードにしておけば勝手にシフトダウンをしてくれるので、あまり問題にしなくても良いと思う。

足回り強化

サスは、見た目も含めてローダウンを兼ねた意味で、ちょっとヘビーなキットを組み込んだ見るべきだろう。
踏ん張りも効いて、フェンダーとの隙間も小さくなり、かなりシャープな印象を与えてくれることになる。代償としては、ややロードノイズが大きくなり、路面の凹凸をはっきり拾うことになるが、嫌な印象はないから安心しても良いと思う。

AT

次にはATのミッションだが、これもロムの書き換えなどによって修正できるのか、それとも機構自体の問題なのかというところだが、今のところこの症状を是正、或いは緩和してくれるものは出ていない。従って、残念ながら放置してい置くより他に、打つべき手はないのだ。
MTの場合のフィール向上は、オイルと添加剤によって少しの改善を見ることはできるが、マツダのロードスターやホンダのシビックユーロRSのようになる事は、全く期待しない方がよいだろう。

ブレーキ

最後にはブレーキだが、これは高性能なキャリパーに交換して(対面6ポッド等)、、高剛性なブレーキホースを入れて、マスターシリンダーも容量の大きいものに替えてしまい、この際、ローターもスリット入りの物にしてしまえば、かなり違った感じになる。
ブレーキのタッチも剛性感溢れる、コントロールし易いものに変わるし、制動力自体もかなりアップするから、自信をもってブレーキングができるのだ。
この3点セットをやることにより、自分なりに自信を持ったドライビングが可能になるはずだ。
しかし、何となく峠をバリバリに駆け抜けるような感覚はなく、高速クルーザー的な要素が強いことに変わりがない事はなぜだろうか。

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