ワゴンRのカスタム

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アウトライン

ワゴンRはスズキが軽自動車の狭い室内スペースが何とかならないものか、と考えて高さを稼いで広い空間を確保した、新しい考え方の軽自動車だ。

これまでの軽自動車と言えば普通の乗用車(2ボックス)タイプか、いわゆる商用車のワンボックスタイプしかなかったのだが、このトールワゴンタイプをスズキが市場投入したことによって、ダイハツのムーヴも生まれたものだと言える。

他の軽自動車と構造上の違いで一番大きい部分は、“フロアーパネル”を二重構造にすることによって座面も高く設定することができた点だと言われている。

また、車好きの男性にも目を向けてもらえるようにと、様々な点でも、面白みのある車になっていたようだ。そのため、初代発売当時のキャッチコピーは“車より楽しい車、ワゴンR”となっていたのだ。

初代は1993年に市場に投入されたのだが、原型は1987年ごろにはすでに出来上がっていた、と言われている。紆余曲折あっての登場と言うことになるのだろう。

初代の外寸は、全長3,295mm、全幅1,395mm、全高1,640 ~1,695mm、重量730 – 800kgという数値になっていた。エンジンはDOHC 12VのNAとターボ、及びSOHC12VのNAとターボがあったようだ。

発売当初は若い男性をターゲットにしていたのだが、その使いかってのよさと広い室内空間から購買層の幅はかなり広がり、当初の販売目標は月間4000台だったのだが、それをはるかに上回り、急遽生産ラインを増設したという逸話もあるぐらいだ。

この好調さは2004年から2010年まで続き、この間は軽自動車の車名別販売台数ではトップを走り続けた。一時期は月間販売台数でも、普通車を抜いてトップに立った月もあったぐらい、売れまくった車だった。

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5代目ワゴンRの特徴

そして現代は2012年8月からは5代目となってい、3代目からはちょっとスポーティーにお化粧をした“スティングレイ”も、ラインナップに加わっていた。

この5代目も、現代の車にしては珍しく“ターボモデル”を設定していて、車好きを泣かせてくれる仕様になっているから嬉しい限りだ。

この5代目の外寸だが、全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,640mm(標準)・1,660mm(スティングレー)、重量780 ~870kgという数値になっている。初代に比べると、わずかに全長と全幅が大きくなったことと、やや重量が増えたことが判る。

エンジンはR06A型 直3 DOHC 12バルブ 吸排気VVTと同ターボが用意されている。

その走りの評価だが、標準車とスティングレイでは若干セッティングが違うようで、標準車の方はやや柔らかめのセッティングになっているために、コーナーに入るといきなりロールが来るので、ちょっと怖い感じがするというような評価が多い。

一方のスティングレイは、どうせ固めるのならばもっと固めて、はっきりとコーナリングをこなすための車という性格を明確にしてしまい、標準車との格差をつけるべきだという評価もある。

どちらにしろボディー剛性と、ブレーキにはやや不満の残る感じがあり、これらをテーマにしてセッティングを開始していきたい。

サスペンション性

まずサスペンションなのだが、結構なラインナップがあり、選択肢は豊富だと言える。間違ってもロールが怖いからといって、いわゆる“ガチガチ”の足にしない方がいいと思う。しなやかさを持ちながら、粘りのあるロードホールディングを目指したい。バネレートをあまり高めず、ダンパーの能力に頼ったセッティングが好ましいところだと思う。

ボディ剛性

ボディー剛性なのだが、どうしても市販車の場合には生産効率という難関があるので、フロントのサブフレームとボディーの締結部分の緩みが出てしまう。これを補うためには、やはり“リジッドカラー”を入れることが効果的だ。

たったこれだけで、こんなに違いが出るものなのかというぐらい、ハンドリングにもはっきり判る違いが出るし、エンジン音まで静かになったように感じる。さらには、遊びがなくなったせいなのかどうか、明確な理由まではわからないらしいが、体感できるギリギリの感じで“加速”がよくなったという例もあるようだ。

これで普通ならば不足はないと思うのだが、まだちょっとという時には前後のアンダーフロアーに入れる補強材もあるし、それでもまだと言う時には“ストラットタワーバー”を追加すれば、相当剛性感は高まることは確かだ。

ブレーキ

次にブレーキなのだが、温度が上がるとタッチが悪くなることは、ある程度市販車のスペックでは仕方がないと割り切った方が良いだろう。

対策としては、高剛性のキャりパーと交換して、耐フェード性の高いパッドを入れ、フルードも高沸点タイプのものと交換をする。そして、ホースをステンレスメッシュなどで補強をしてあるものに交換すれば、まあちょっとやそっとで顎の出ることはなくなる。

エンジン

最後にエンジンなのだが、NAの場合もターボの場合も同じで、吸排気系の高効率化を図ってから、燃調を取り直す意味と、PCでいう空き領域を使えるようにするために、ロムの書き換えをすればハッキリと体感できる程度の差はでる。全回転域で、パワートルクに厚みが出るので、使いやすいエンジンにすることが可能だ。

ターボの場合、ブーストを上げるキットや、タービンユニットを交換するキットもあるので、検討してみるといいと思う。ハッキリと記載している記事は見当たらなかったが、このエンジンだとたぶん無理にパワーを押さえてあるかもしれない。それを解放してあげると、見違えるようになるので、ターボ車の場合にはいじる範囲は広がると思う。

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