bBのモデルチェンジの予想
トールタイプの小型カーであるトヨタ「bB」。かつてはアメリカンな箱型スタイルが好評でしたが、現在は見る機会が非常に少なくなった気がしますよね。それはつまり、不人気であるとういことでしょう。現行モデルから一向にフルモデルチェンジが実現しないのも、売れていないモデルだからと言わざるを得ません。
次期bBの話は消滅したかに思われていましたが、トヨタは後継車にあたるモデルの開発を進めているとのこと。これまで若年層向けというイメージが強かったbBですが、新型モデルではユーザー層を広げて実用的な車へシフトする様子です。
気になるbBの後継車ですが、スライドドアを採用する予定です。特徴でもあった箱型ボディは封印され、全体的に丸みを取り入れた親しみやすいデザインになるでしょう。また、トヨタ初となる1.0Lターボエンジンの導入が予想されており、コストパフォーマンスの高いモデルとなりそうです。
bBの買取相場
現行型のbBが発売されたのが2005年。販売期間は優に10年を超えています。これだけ販売年数が長いとなると、同じ現行型でも査定額のバラつきが大きくなるでしょう。
個性的なエクステリアデザインを採用していますが、基本は大衆的なコンパクトカーと同じような査定事情となりそうです。走行距離や年式で大まかな判断がなされ、あとは内外装の疲労感や装備品の状態ですね。
現行型のbBは決して人気モデルとは言えません。それだけで不利な要素となるうえ、コンパクトカーは他者に強豪が多いのも特徴。フリードやソリオなどの人気モデルに比べると、長い間フルモデルチェンジされていないこともあり時代を感じてしまいます。そのためベース評価が低くなると予想でき、少し状態が良いくらいでは良い査定額を得るのは難しいでしょう。
参考相場表
S | 14年 | 74万円 | 15年 | 67万円 | 16年 | 105万円 |
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Z | 14年 | 85万円 | 15年 | 97万円 | 16年 | 112万円 |
S煌 | 14年 | 125万円 | 15年 | 135万円 | ||
Z煌 | 14年 | 141万円 | 15年 | 147万円 |
前モデルの買取相場
1つ前のモデルであり、初代型でもあるbBは2000年~2005年にかけて販売されていました。存在感のある箱型ボディで人気を博し、一時期は現行型よりも需要が高まっていたほど。ただ、車の買取事情を考えると年式が古すぎることが最大のネックになるでしょう。
好きな人は好きなデザインですが、やはり古いという印象も否めない初代bB。個性的とはいえ、基本はコンパクトトールワゴンという大衆的な部類ですから、査定でも重視されるのは走行距離や年式です。新しいモデルでも10年以上前ということですから、なかなか難しい結果が多いでしょう。
少しでも査定額を上げるためには、近所のディーラーや車屋で査定を行うのではなく、幅広い流通網をもつ買取専門店を中心にあたってみてはいかがでしょう。また、決算期や買取フェアなどのイベントを利用するなど、様々な工夫をしなければ納得のできる査定額を得るのは難しいでしょうね。
参考相場表
S(4WD) | 05年 | 8万円 | ||
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S Wバージョン(4WD) | 05年 | 8万円 | ||
S Xバージョン(4WD) | 05年 | 9万円 | ||
Z Xバージョン(4WD) | 05年 | 8万円 | ||
Z Xバージョン 煌NEOエディション(4WD) |
04年 | 1万円 | 05年 | 9万円 |
S Wバージョン マジョーラⅡ(4WD) |
04年 | 7万円 | 05年 | 8万円 |
bBの特徴とモデルチェンジの推移
当時は珍しいボックスタイプのシルエットでヒットを飛ばしたトヨタ「bB」。プラットフォームは初代ヴィッツと同じであり、試作車を作らずにフルデジタル設計で開発されたモデルでもあります。
現行型の発売から5年後、現行となる2代目bBが登場しました。先代と違いパッソがベースとなっていますが、ホイールベースの延長や1.5Lエンジンの設定などでパッソよりもワンランク上のモデルに仕上がっています。
初代の箱型デザインに大胆なうねりを取り入れ、かなり個性的なフェイスデザインを採用しました。最上級グレードには9スピーカーやAUX端子を装備させ、ポータブルプレーヤーとの接続も可能など本格的なサウンド空間を作ることもできるモデルです。
かつてはダイハツから「クー」、スバルからは「デックス」として兄弟車が稼働していましたが、すでに販売を終了。bBだけは現在も販売が継続しています。ただ、近年で目立った改良といえば2014年の一部改良。VSC&TRCやディスチャージヘッドランプなどを全車標準装備した一方、4WD車が全て廃止となるなど徐々に縮小化されている印象。ちなみに今年には一部ボディーカラーの生産も終了しています。