ティアナのモデルチェンジの予想
日産の世界戦略車である「ティアナ」ですが、北米を中心に「アルティマ」としても販売されているモデルです。アルティマに関してはマイナーチェンジ後のモデルが公開されており、この流れを汲んでティアナも次期型になるとみられます。
ビッグマイナーチェンジと言われているアルティマの改変。Vモーショングリルが与えられ、リアコンビランプを横長デザインにするなどスポーツ感を強めたデザインに仕上がっています。
内装は新型ムラーノなどに採用された「グライダーウィング」デザインを用いたほか、シート生地の変更などで上質さを高めています。ティアナにも同じエッセンスが加えられれば、先進的なデザインになることが期待できますね。
ティアナの買取相場
日本国内で現行ティアナが発売されたのは2014年2月です。初回車検を迎えていない現行モデルは、中古車市場への流通が少ないため査定に有利な条件となります。現在であれば、高値で買い取ってもらえるでしょう。
グレードは4種類とシンプルなのでわかりやすいでしょう。基本は新車価格に準じた査定額となりそうです。高級志向のモデルなので、それに見合った装備品がプラス査定となるでしょう。内外装も綺麗に保っておくことがポイントですね。
2017年の初回車検時期になると、手放す人も多くなると考えられます。中古車相場が変動するタイミングになるので、これまで通り高額査定を得られる機会は少なくなるでしょう。そうなる前に手放すことで、最も良い条件を引き出しやすいはずです。
参考相場表
XE | 14年 | 129万円 | 15年 | 137万円 | 16年 | 178万円 |
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XL | 14年 | 147万円 | 15年 | 153万円 | 16年 | 196万円 |
XV | 14年 | 162万円 | 15年 | 169万円 | 16年 | 214万円 |
XLナビAVM パッケージ |
16年 | 236万円 | ||||
XVナビAVM パッケージ |
16年 | 257万円 |
前モデルの買取相場
2008年から約6年間販売されていた2代目ティアナ。現行モデルの販売期間がさほど経過していないため、中古車でメインとなるのはこの代のティアナとなるでしょう。
一定量の中古車流通が考えられるティアナ。同クラスセダンとしては評価が高いモデルではありますが、飛び抜けて人気があるわけではありません。また、セダン自体の人気も低いのが現実。上質なモデルではあるものの、査定額はそこまで期待できないでしょう。
ティアナといえば、海外でも販売されているモデルです。従って国内需要だけにこだわらず、広い視野で査定に望むことが好ましいでしょう。途中で廃止された3.5Lモデルよりも、コストパフォーマンスの良い2.5L車の方が有利と考えられます。
参考相場表
250XE | 12年 | 63万円 | 13年 | 88万円 | 14年 | 94万円 |
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250XL | 12年 | 78万円 | 13年 | 106万円 | 14年 | 112万円 |
250XLスポーテ ィセレクション |
12年 | 89万円 | 13年 | 98万円 | 14年 | 104万円 |
250XLプレミアム セレクション |
12年 | 78万円 | 13年 | 106万円 | 14年 | 112万円 |
250XV | 12年 | 102万円 | 13年 | 136万円 | 14年 | 144万円 |
アクシス | 12年 | 83万円 | 13年 | 143万円 | 14年 | 151万円 |
ティアナの特徴とモデルチェンジの推移
グローバルモデルであるティアナ。当初は国内生産が基本であったものの、ロシアや中国、タイなど国によっては現地生産もなされています。世界に広まっている上質セダン、その誕生は2003年2月でした。
かつての「セフィーロ」や「ローレル」の後を継ぐモデルとなったティアナは、大型セダンのライバルに比べて比較的廉価なこと、高級感や室内の居心地の良さなどが受けて普及していきました。初代の売り上げ台数、そのほとんどは中国市場となっています。
ティアナが初めてフルモデルチェンジを行ったのが2008年。アルティマやマキシマと共通のDプラットフォームを採用し、新開発のフロントストラットサスペンション、リアマルチリンクサスペンションを搭載。衝撃吸収性や静粛性を高めています。
現行モデルのティアナは、モダンリビングというインテリアコンセプトと、2代目から続く「OMOTENASHI」のコンセプトを洗練。アルティマとの共通化も進められてコスト削減が図られています。MOD機能付きアラウンドビューモニター、車線逸脱警報、後側方車両検知警報を採用し、安全面の強化もなされました。
トランスミッションは全車エクストロニックCVTで、エンジンは2.5L、駆動方式はFFのみとなっています。国内仕様に関しては、全車において「平成27年度燃費基準」を達成する優秀な燃費性能となりました。
2015年に一部改良を行っています。エクステリアのフロントデザインを変更、一部グレードにてエマージェンシーブレーキと衝突防止アシストの標準装備化がなされました。