BRZのモデルチェンジの予想
スバルブランドの「BRZ」は、トヨタ「86」の姉妹車としても有名ですね。2社共同開発のスポーツカーであり、海外でも注目度の高いモデルなんです。発売開始は2012年3月から。4年を超えた今年、7月にマイナーチェンジが行われたばかりです。
ということで、しばらくは現行型が維持されるでしょう。しかし、一部では早くもフルモデルチェンジに関する情報も出ています。時期は当分先になりますが、2019年ごろが目処になるとの予想。基本はキープコンセプトとなり、初代同様トヨタが企画やデザイン、スバルが開発や設計を担うこととなりそうです。
BRZの買取相場
現行型であり初代モデルのBRZ。基本的にはトヨタの名スポーツカー86と同じ仕様となりますが、内外装の一部デザインの違いで差別化が図られています。生産は富士重工の担当ですが、スバルのEye Sightは未搭載です。
王道のスポーツカー、2ドアクーペというかなりマニアックなモデルになります。そのため一般的な需要は期待できませんが、ごく一部の層には絶大な支持を受けることが可能。こういったモデルは査定場所に注意することで、車そのものの価値を最大限に引き出せるでしょう。
一般的なディーラーや車屋に依頼するのではなく、スポーツカーを専門に扱う業者がおすすめ。また、買取業者の中にはスポーツカーに強いお店もありますが、素人がそれを判断するのは困難。そういった場合は一括査定を利用することで、最も高く買い取ってくれるお店を簡単に見つけられますよ。
趣味性の高い車ということで、センスの良い装備品は評価される可能性があります。特に足回りやエアロパーツがポイントでしょうね。もちろんナビなどの実用品もプラスに働くでしょう。同じ車ですと86の方がネームバリュー、ブランド力ともに優れています。それゆえ若干不利になることも考えられますが、その分中古車ではお得な物件に会えるかもしれませんね。
参考相場表
R | 14年 | 161万円 | 15年 | 171万円 | 16年 | 198万円 |
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R(MT) | 14年 | 167万円 | 15年 | 178万円 | 16年 | 204万円 |
S | 14年 | 178万円 | 15年 | 188万円 | 16年 | 212万円 |
S(MT) | 14年 | 197万円 | 15年 | 207万円 | 16年 | 233万円 |
RAレーシング | 14年 | 194万円 | 15年 | 205万円 | 16年 | 228万円 |
Rカスタマイズ パッケージ |
15年 | 160万円 | 16年 | 179万円 |
BRZの特徴とモデルチェンジの推移
スバルとトヨタの協力で誕生したBRZは、小型・軽量・低重心にこだわって開発されたスポーツクーペ。“Zenith=究極”のZと、Boxer EngineのB、Rear wheel driveのRを組み合わせて名付けられました。
スバル社のFB20型エンジンにトヨタのD-4Sが組み合わせられた新開発のエンジンを搭載。トランスミッションは6速ATとMTが設定されます。2011年ジュネーブモーターショーにてエンジンとシャシーを初披露。同年11月にはSUPER GT JAFグランプリGT300クラスへの参戦も発表されました。
2012年1月に予約販売を開始し、3月より販売開始。スバルブランドとしてはアルシオーネSVX依頼、約16年ぶりのクーペ専用車種となりました。86用ワンメイクレース「GAZOO Racing 86 Race」への協賛も発表され、2013年には参戦用のBRZ発売も実現しています。
2013年には一部改良を実施。標準装備の変更のほか、ブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキ、本革シート、18インチアルミホイールなどを採用した「tS」を追加しました。
2016年には初となるマイナーチェンジが行われています。MT車の改良によりトルクや出力、耐久性を向上。デザイン面では航空機のウイングチップをイメージしたフロントバンパーを採用し、ヘッドランプとリアコンビランプがLED化されています。
インテリアではステアリングホイールの小径化、一部グレードにてインパネやメーターパネルバイザーに新素材を採用。さらに秋に発売予定とした特別仕様車「Yellow Edition」を100台限定で先行予約するとの発表もなされました。