エスティマのモデルチェンジの予想
先ごろのマイナーチェンジで大きく刷新されたトヨタ「エスティマ」。現行型の販売期間は10年を超え、長きに渡り親しまれてきました。いつフルモデルチェンジがなされてもおかしくなかったエスティマですが、今回はマイナーチェンジ止まり。いつフルモデルチェンジが行われるのでしょう。
エスティマは2008年のリーマン・ショックの影響を受け、2012年予定だったフルモデルチェンジが延期になったと言われています。ともあれ新車販売台数もコンスタントに出ていますから、早急にフルモデルチェンジする必要性もそう高くはなかったのでしょう。
目安としては2020年の東京オリンピック。トヨタは東京オリンピックまでに良い車をと提案しているので、その中にエスティマも含まれる可能性があります。具体的な内容というと、プラグインハイブリッドモデルの導入が期待要素の一つですね。
エスティマの買取相場
現行エスティマは2006年に登場したロングランモデル。特徴となる流線的なフォルムとスタイリッシュな雰囲気で人気のミニバンです。現行型は販売期間が長期なので、同じ代でも状態によって査定額に大きな開きが出るでしょう。
走行距離はもちろん短いほど高評価になりますが、エスティマは多少過走行でも売れるモデルです。内外装の状態など見た目の美しさを保つことを意識しておきましょう。人気のグレードは「アエラス」の7人乗りタイプ。ナビや純正エアロパーツ、サンルーフが付いていればプラス査定になるでしょう。両側電動スライドドアもアドバンテージになります。
エスティマは長期販売かつ人気車種ということで、中古車に在庫が溢れている状況。売れる車ではあるのですが、素人が安易に売ろうとすると足元を見られる危険性もあります。特に下取りには要注意。車を買うのだから高く売れると思い込まず、買取専門業者への依頼も忘れず行いましょう。
参考相場表
アエラス(7) | 14年 | 204万円 | 15年 | 232万円 | 16年 | 205万円 |
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アエラス(8) | 14年 | 199万円 | 15年 | 228万円 | 16年 | 202万円 |
アエラス スマート | 16年 | 222万円 | ||||
アエラス プレミアム | 16年 | 213万円 | ||||
アエラス プレミアムG | 16年 | 237万円 | ||||
アエラス プレミアム(4WD) | 16年 | 230万円 |
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前モデルの買取相場
2000年から2005年にかけて販売されていたのが2代目エスティマです。現行型もよく見かけますが、このモデルもまだまだ走っていますよね。それだけ当時は新車販売台数が好調だったということ。ただ、あまりに数が多いと期待を下回る査定も多くなります。
加えて、現行型が10年選手となった現在。2代目エスティマはさらに古いということで、それだけでベース査定が低くなります。状態が良ければ値段はつくでしょうが、ボロボロですとなかなか難しいかもしれません。
そこまで走っていない、見た目が綺麗というなら、まずは買取専門業者で見積もりを。古いモデルでも幅広い流通網を持つ買取業者なら、思わぬ価格提示があるかもしれません。
参考相場表
Gレザーセレクション | 05年 | 7万円 | 06年 | 11万円 | ||
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G(7) 4WD | 05年 | 8万円 | 06年 | 12万円 | ||
G(8) 4WD | 05年 | 8万円 | 06年 | 12万円 | ||
Gレザーセレクション 4WD | 06年 | 12万円 | ||||
アエラス(7) | 04年 | 6万円 | 05年 | 9万円 | 06年 | 13万円 |
アエラス(8) | 04年 | 6万円 | 05年 | 9万円 | 06年 | 13万円 |
エスティマの特徴とモデルチェンジの推移
丸みを帯びた卵型フォルムを見れば、一目でエスティマとわかる。それほど世間にイメージを植え付けたモデルでしょう。とはいえ、初代型は大きく成功したとは言えませんでした。理由としては大柄なボディ、高価格帯の割に上質性が低いといったところですね。
エスティマといえば2代目以降のモデルが浮かぶ人が多いはず。卵型を踏襲しつつも全体をスタイリッシュに昇華させ、見た目に実用性、走行性をも備えたモデルとして生まれ変わりました。フルモデルチェンジを機にエスティマ人気は爆発。10年以上販売される現行型も、現役の貫禄があります。
現行エスティマといえば、2016年6月にビッグマイナーチェンジが実施されました。エクステリアのリフレッシュや「Toyota Safety Sence C」の全車標準化、ボディカラーの変更なども行われています。ミニバン初となる2トーン仕様を揃えたことも注目されましたね。
リアドアとリアクォータードア、バックドアにスーパーUVカットプライバシーガラスを起用しており、快適性も向上。そのほか3.5Lモデルを廃してグレード体系を大きく整理しています。現在は2.4Lのガソリン及びハイブリッドモデルがラインアップされており、装備の変更から一部ガソリン車は10万円ほど値下げされました。