ヴェルファイアのモデルチェンジの予想
トヨタの高級大型ミニバンである“ヴェルファイア”は2008年に誕生しました。同社“アルファード”の兄弟車として開発され、落ち着いた佇まいのアルファードに対し、攻撃的なエクステリアを特徴としています。現行型は約6年でフルモデルチェンジとなったので、新型ヴェルファイアの登場はまだ先の話となるでしょう。
現行型が発売されてまだ1年半ほど。あと5年くらいで新型が出ると予想できます。新型ヴェルファイアに関してはまだ未知数ですが、低重心化が進みスポーツテイストを強めたモデルになるとの見方も。また、トヨタの開発技術“TNGA”の先進化により、開発の高効率化やコストダウンも期待されます。
ヴェルファイアの買取相場
現行ヴェルファイアが発売されたのは2015年1月。販売期間はそれほど経過しておらず、中古車市場でも展示車などがほとんど。流通の少ない現行モデルは、業者も手に入れたい車の1つのはずです。
そのためしばらくは高額査定を期待して良いでしょう。上級グレードであるほど高く買い取ってもらえますし、上質な装備品などもしっかり反映されるはず。新車に近い状態であればあるほど、査定額も上々のものとなるでしょう。
注意すべきは売却のタイミングです。今はそこまで売りに出そう思っているユーザーは少ないはずですが、初回車検時期に…と考えている方が多いのでは?一般的にこの頃になると売りが先行するため、中古車の相場価格も変動します。つまり、査定額にも影響が出るということ。そのため2018年初頭が1つの目処となるでしょう。
参考相場表
3.5ZA Gエディション | 16年 | 367万円 | ||
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3.5V L(4WD) | 15年 | 363万円 | 16年 | 358万円 |
3.5ZA(4WD) | 15年 | 316万円 | 16年 | 312万円 |
3.5ZA Gエディション(4WD) | 15年 | 339万円 | 16年 | 335万円 |
3.5エグゼクティブラウンジ(4WD) | 15年 | 488万円 | 16年 | 483万円 |
前モデルの買取相場
初代ヴェルファイアは2008年から2015年にかけて販売されていたモデルです。中古車市場でもメインとなるモデルで、高級ミニバンを安く手に入れるチャンスの場でもあります。ヴェルファイアは新車価格が高額なため、安く買える中古車市場での人気が高いモデルなのです。
そのため、以前のモデルとはいっても十分ニーズが望めるでしょう。高く買い取ってもらえるのは、高年式の「3.5エグゼクティブラウンジ」や「3.5VL」といった上級グレード。5年以上経過すると、グレードごとの価値があまりなくなるので注意してください。
走行距離はそれなりに伸びていても高く売れる車です。それよりも見た目の状態に気を配っておいたほうが◎。車にこだわる人も選択するモデルですから、見た目の綺麗さはポイントになるのです。元々高級志向のモデルなので、その質感を損ねないような扱い方をしておきましょう。
参考相場表
2.4V(8) | 13年 | 239万円 | 14年 | 253万円 | 15年 | 297万円 |
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2.4X | 13年 | 199万円 | 14年 | 209万円 | 15年 | 247万円 |
3.5V | 13年 | 235万円 | 14年 | 245万円 | 15年 | 274万円 |
3.5Z(8) | 13年 | 222万円 | 14年 | 237万円 | 15年 | 280万円 |
3.5Z(7) | 13年 | 228万円 | 14年 | 242万円 | 15年 | 285万円 |
3.5Z Gエディション | 13年 | 252万円 | 14年 | 256万円 | 15年 | 300万円 |
ヴェルファイアの特徴とモデルチェンジの推移
大型ミニバンの王者といっても過言ではないヴェルファイア。アルファードと好対照なフォルムで大きな人気を獲得し、今や高級ミニバンの代名詞に掲げても良いくらいですね。決して安くないにも関わらず中古車の流通量も豊富。新車でいかに売れたモデルかが伺えます。
初代ヴェルファイアは、アルファードのフルモデルチェンジに合わせて登場しました。アルファードVの事実上の後継車種ということになり、ネッツ店専売車になります。上級グレードにはエグゼクティブパワーシートや大型ヘッドレスト、電動操作可能なオットマンなど上質な装備品を備えています。
ヴェルファイア初のフルモデルチェンジを行ったのが2015年1月。幅広の大型メッキバーを採用したフロンドグリルや存在感のあるロアグリルなど、攻撃性を主張する力強いデザインを採用。全体的に重厚感溢れる迫力のエクステリアとなっています。
インテリアでは世界で初めて下地にホログラム層を採用。グレードごとにデザインを明確化するなどの趣向も凝らしています。さらに一部グレードには、パノラミックビューモニターやインテリジェントパーキングアシスト2などを装備しました。
ハイブリッド車はアトキンソンサイクル搭載の2AR-FXE型エンジンに置換。グレードは2.5Lの「X」、「Z」、「V」系。3.5Lの「ZA」、「VL」、「Executive Lounge」系とハイブリッドシリーズで構成されます。