スカイラインのモデルチェンジの予想
言わずと知れた日産を代表する名車「スカイライン」。最近は国外向けの高級ブランド“インフィニティ”でラインアップされていることから、プレミアム感の強いモデルとしても認知されています。
スタンダードなセダンモデルが代表的ですが、クーペやクロスオーバーSUVモデルなどのラインアップも存在したスカイライン。中でも販売終了となっているクーペモデルが、来年にもフルモデルチェンジされると言われています。
インフィニティブランドから発売されることもあり、フロントグリルは共通の逆台形モチーフが採用されるでしょう。ダイナミックデジタルサスペンションシステムや第2世代ダイレクトアダプティブステアリングシステムなど、日産の最新技術も搭載される見込みです。
エンジンはV型6気筒の3.0Lツインターボエンジンと、直列4気筒の2.0Lターボエンジンを採用すると思われます。すでに発表されているQ60が次期スカイラインクーペということになりますが、19・20インチホイールを採用するなど迫力と高級感溢れる雰囲気に仕上がることでしょう。
スカイラインの買取相場
現行モデルのスカイラインは、2014年に販売開始となりました。来年に初回車検を迎えるモデルなので、今であれば比較的高値で買い取ってもらえるでしょう。
現行型のスカイラインは、全車ハイブリッド仕様となっています。近年査定額が下落傾向にあるスカイラインですが、ハイブリッドモデルということで一定のアドバンテージが期待できるかもしれません。
以前のスポーツ志向より、高級志向が強まっているスカイライン。そのため内外装がいかに綺麗な状態でキープされているかも重要でしょう。2017年初頭には車検時期となります。相場価格の変動が起こるこのタイミング以前に手放せば、より良い価格を得られるでしょう。
参考相場表
350GT FOUR ハイブリッド |
14年 | 230万円 | 15年 | 262万円 | 16年 | 311万円 |
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350GT FOUR ハイブリッド タイプP |
14年 | 248万円 | 15年 | 279万円 | 16年 | 330万円 |
350GT FOUR ハイブリッド タイプSP |
14年 | 267万円 | 15年 | 300万円 | 16年 | 352万円 |
200GT−t | 14年 | 201万円 | 15年 | 219万円 | 16年 | 263万円 |
2.5GT−tタイプP | 14年 | 239万円 | 15年 | 261万円 | 16年 | 310万円 |
2.5GT−tタイプSP | 14年 | 281万円 | 15年 | 305万円 | 16年 | 356万円 |
前モデルの買取相場
2006年から2014年まで販売されていたのが12代目となるスカイラインです。スカイラインといえば知名度は抜群なのですが、近年はセダンモデルの低迷、エコやコスパ優先のニーズになっているため、スポーツカーの人気も下がっています。
そういった事情もあり、スカイラインも人気低下のあおりをうけている模様。新車価格がそれなりなため、価値がゼロになることは考えにくいのですが、値落ち率で考えるとどうしても損をする機会が多いかもしれません。
一般的な査定では厳しい事情も多いスカイラインですが、一部のマニアには変わらず支持される車でもあります。そういったユーザーに見てもらうためには、スポーツ系モデルの専門店などを当たるのも有効でしょう。
参考相場表
250GTタイプS | 12年 | 169万円 | 13年 | 188万円 | 14年 | 188万円 |
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250GT FOUR | 12年 | 104万円 | 13年 | 105万円 | 14年 | 148万円 |
250GT | 12年 | 143万円 | 13年 | 163万円 | 14年 | 178万円 |
370GT(クーペ) | 12年 | 179万円 | 13年 | 191万円 | 14年 | 239万円 |
370GTタイプP(クーペ) | 12年 | 193万円 | 13年 | 224万円 | 14年 | 259万円 |
370GTタイプS(クーペ) | 12年 | 212万円 | 13年 | 237万円 | 14年 | 259万円 |
スカイラインの特徴とモデルチェンジの推移
日産といえばスカイライン。そういっても過言ではないでしょう。長い歴史を誇るモデルであり、スポーツカーの代名詞とも言えるスカイライン。特にレース色を強くした“GT-R”も世界的に有名で、今なおファンが途絶えないモデルです。
スカイラインが誕生したのは1957年。間もなく60年周年を迎えるモデルで、現行型は実に13代目となります。先代である12代目スカイラインには、一部グレードに世界初搭載となる四輪操舵システム「4輪アクティブステア(4WAS)」をメーカーオプションに用意。北米向けには6MT仕様もラインアップし、スポーツカーとしての存在感もアピールしています。
現行スカイラインは全グレードをハイブリッド仕様に。インフィニティブランドではQ50として販売されるモデルです。ハイブリッドのパワートレーンはVQ35HRにモーターを加えた1モーター2クラッチ方式を採用。海外仕様にはディーゼルモデルもラインアップもなされています。
2014年には「韓国カー・オブ・ザ・イヤー2015」に輝き、日本車としてトヨタ・カムリに次ぐ2度目の快挙を果たしたスカイライン。中国でも「ベスト・チャイニーズ・プレミア賞」を受賞。アメリカやカナダ、フランス、ドイツ、ロシアなど様々な国で販売されており、グローバルモデルとしても活躍しています。