プラドのモデルチェンジの予想
高級志向のSUVモデルといえばご存知“ランドクルーザープラド”でしょう。トヨタ・ランドクルーザーの派生車種として生まれ、日本ではプラドと呼ばれていますよね。無骨なSUVのイメージを刷新したプラド。近年ではスマートに街乗りできるおしゃれなSUVという印象が強いモデルです。
国内外で人気の高いプラドですが、初代からのフルモデルチェンジサイクルは6~7年ほど。ただ、SUVは1代の稼働歴が長くなる傾向にあり、モデルチェンジのサイクルもその時によって変動しやすい模様。これまでのサイクルからいえばそろそろではありますが、明確な情報は出ていないのが現状です。
噂レベルの話で言えば、プラドのフルモデルチェンジ時期を2017年と予想とする人が多いですね。サイクル的にも自然なタイミングなので、予想としては妥当となるでしょう。
プラドの買取相場
現行プラドが発売されたのは2009年9月。稼働7年目となるモデルですが、中古車市場での人気はピカイチ。高級なSUVモデルなので、中古車でお買い得な物件を求めるユーザーが多いのです。
基本的にどのグレードでもそれなりの価値が期待できますが、中でもディーゼルモデルにアドバンテージがあります。「TZ-G」や「TX Lパッケージ」などが高値で取引されている様子。年式が5年以内であればより高い査定額が期待できるでしょう。
現行プラドは販売期間がそれなりとなっており、噂程度ですが来年にフルモデルチェンジを予想する声も上がっています。万が一それが現実となれば、相場の変動は避けられません。今後のプラドの情報には目を光らせておくと良いでしょう。
参考相場表
TX(7) | 14年 | 239万円 | 15年 | 249万円 | 16年 | 274万円 |
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TX(軽油) | 15年 | 314万円 | ||||
TZ | 14年 | 244万円 | 15年 | 316万円 | ||
TZ−G | 14年 | 269万円 | 15年 | 339万円 | ||
TX(5) | 14年 | 221万円 | 15年 | 488万円 | ||
TX Lパッケージ | 14年 | 262万円 |
前モデルの買取相場
120系と呼ばれる前モデルのランドクルーザープラド。欧州をメインマーケットに開発されており、現行の礎と言えるスタイリッシュなモデルです。年代的には古いモデルになりますが、SUVならではの特殊な事情を活用することで高額査定をGETできるでしょう。
プラドのようなSUVモデルは、海外で爆発的な人気を誇ります。日本ではちょっと…と思われるような過走行車両や修復歴車でも、思わぬ価格で取引されているのです。そのため一般的な下取りなどには出さず、幅広い売却網を持つ買取専門業車に見てもらうことをおすすめします。
他にもSUV専門店や輸出専門店なども良いでしょう。近所の車屋ですと、プラドの真の価値を引き出せないまま査定を終えてしまう恐れも。使い古したプラドでも値がつかないことはまず考えられないので、多くの業者に見積もってもらうと良いですよ。
参考相場表
RX | 07年 | 87万円 | 08年 | 99万円 | 09年 | 123万円 |
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TX(5) | 07年 | 104万円 | 08年 | 107万円 | 09年 | 169万円 |
TX(8) | 07年 | 93万円 | 08年 | 99万円 | 09年 | 179万円 |
TX | 07年 | 89万円 | 08年 | 107万円 | 09年 | 120万円 |
TZ | 07年 | 113万円 | 08年 | 128万円 | 09年 | 143万円 |
TZ Gセレクション | 07年 | 133万円 | 08年 | 148万円 | 09年 | 207万円 |
プラドの特徴とモデルチェンジの推移
プラドの初代モデルが誕生したのは1984年。この頃は“ランドクルーザーワゴン”という車名で、本家ランクルのライトデューティー版として開発されました。発売当初は国外で着実に人気を獲得したものの、国内での人気は今ひとつ。ヘビーな外観や非力で高価なところ、2ドアモデルのみだったことなどが要因です。
日本での知名度を上げたのは1990年のマイナーチェンジ以降から。プラドのサブネームが与えられたのもこのタイミングなんです。4ドアモデルの投入やエンジンのパワーアップにより人気に火がつきました。
150系となる現行プラド。日本仕様では3ドアショートモデルが廃止され、5人及び8人乗りモデルのみとなっています。基本的に先代の踏襲モデルとなりますが、内外装の質感向上や低床化による室内の居心地向上などがなされています。
2015年の一部改良にて、約7年ぶりにディーゼルモデルが復活。一方でV6 4.0Lモデルは廃止となりました。ディーゼル車のパワートレーンは次世代高断熱ディーゼル燃焼などを採用する1GD-FTV型。低燃費かつ低排出ガスの高性能エンジンを搭載するこのプラドは「平成22年排出ガス規制」に対応しています。
2016年にはトヨタ創立70周年記念特別仕様車となる「TX”Lパッケージ・G-FRONTIER」を新設。18インチアルミホイールや専用ツートンルーフレール、本革シートなどを装備する豪華な内容となっています。