ブーンの中古車市場での買取相場や下取り・買取で査定してもらう時に注意すべきポイントなどブーンの売却に関わる情報ほかモデルチェンジなどブーンについての情報ページです。
ブーンのモデルチェンジの予想
ダイハツの乗用車「ブーン」はトヨタ「パッソ」の姉妹車として知られています。改良やモデルチェンジも本家であるパッソと同様に行われるのですが、フルモデルチェンジについても情報は今のところ見られません。パッソといえば、初代モデルは2004年6月から2010年2月までの約5年半でのフルモデルチェンジとなっています。既に5年を迎えているので、そろそろ情報が欲しいところですが明確なものはないようです。パッソに動きがない限り、ブーンに関しても情報が出るのを待つしかないでしょうね。
ブーンの買取相場
現行モデルのブーンが発売されたのが2010年。基本的にはパッソと同じ車になります。先代に用意されたカスタム系やX4系、パッソでラインアップされる「+Hana」に相当するグレードなどはありません。使い勝手の良いコンパクトカーで実用性もあるのですが、やはりパッソの陰に隠れてしまっているのが本音でしょう。
走行距離や年式などが基準となるのは他車種と同じですが、人気のなさが足を引っ張るかもしれません。この手のジャンルは他社に強豪が出揃っている上に、知名度で圧倒的な差があるパッソもいるため中古車でもイマイチなポジションになってしまいます。流通量はさほど多くないものの、それはプレミアムなものではなく人気がないためと言えます。
2014年のマイナーチェンジでe:Sテクノロジーが搭載されましたから、これ以降のモデルは前期型よりは有利でしょう。全体的にはやはり難しい部分が多いでしょうね。市場価値は人気の影響が大きいので、ブーンの価値も今の人気でしか評価されないのです。
参考相場表
CL | 13年 | 38万円 | 14年 | 45万円 | 15年 | 66万円 |
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CLリミテッド | 13年 | 38万円 | 14年 | 45万円 | 15年 | 65万円 |
CL(4WD) | 13年 | 53万円 | 14年 | 57万円 | 15年 | 84万円 |
CLリミテッド(4WD) | 13年 | 68万円 | 14年 | 72万円 | 15年 | 96万円 |
1.3CX | 10年 | 25万円 | 11年 | 27万円 | ||
前モデルの買取相場
前型のブーンは2004年に発売されています。パッソの姉妹車という点は現行型と共通ですが、パッソでいう「レーシー」に相当するグレードもラインアップされていました。年式が古いこともそうですが、不人気な点から基本的な査定評価は低くなってしまうでしょう。
例外があるとすれば、モータースポーツベースのグレード「X4」に限り特殊な査定事情も考えられます。モータースポーツ参戦を見越して開発されたグレードで、一部のマニア層からは支持される車と言えるでしょう。しかし一般的な需要ではありませんので、スポーツカー専門店など査定場所も選ぶ必要があります。
ブーン全体としてはやはり思わしくない査定額が多くなるでしょう。コンパクトカーは人気のジャンルですが、それ全体でみると非常に球数が多く存在します。その中で戦える人気があれば別ですが、正直ブーンの人気は低いですから期待できません。古いモデルですからグレード毎の違いも反映されにくく、装備品もさほど決め手にならないでしょう。
参考相場表
1.0CL | 08年 | 1万円 | 09年 | 4万円 | 10年 | 6万円 |
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1.0CLリミテッド | 08年 | 1万円 | 09年 | 4万円 | 10年 | 6万円 |
1.3CX | 08年 | 2万円 | 09年 | 3万円 | 10年 | 5万円 |
カスタム | 08年 | 6万円 | 09年 | 6万円 | 10年 | 6万円 |
X4 | 08年 | 68万円 | 09年 | 72万円 | 10年 | 77万円 |
X4ハイグレードパック | 08年 | 96万円 | 09年 | 101万円 | 10年 | 106万円 |
ブーンの特徴とモデルチェンジの推移
軽自動車のプラットフォームをベースに開発されたブーン。トヨタとダイハツが共同開発したモデルでパッソとは姉妹関係にはありますが、OEMされているものではありません。国外でも名前や見た目を変えて販売され、マレーシアやインドネシアのほかヨーロッパではブーンのOEM車も稼働しています。
初代ブーンはグレード名以外はパッソと同一仕様となっています。発売後間もなくしてスポーツグレードのカスタムを設定。2006年にはモータースポーツ参加用のグレードX4(クロスフォー)も追加されました。2008年には7人乗りの派生車種として「ブーンルミナス」も投入されています。
2010年に初のフルモデルチェンジを実施。前回同様トヨタとの共同開発で生まれ、シンプルで手頃なコンパクトカーとして発売されました。グレードはノーマルなもののみに絞られて3グレードを展開。エンジンは従来通り1.0L及び1.3Lを設定しますが、後者はDual DVVTや外部EGR搭載の1NR-FE型に置換されています。
2014年に行われたマイナーチェンジにおいて、パワートレインの改良やフロントバンパー形状の変更、「eco IDLE」の改良など最新のe:Sテクノロジーを導入。2WD車はJC08モード燃費27.6km/Lという低燃費値を実現させました。そのほか内外装の変更、ボディカラーの入れ替えや標準装備の追加もなされています。