ノートの中古車市場での買取相場や下取り・買取で査定してもらう時に注意すべきポイントなどノートの売却に関わる情報ほかモデルチェンジなどノートについての情報ページです。
ノートのモデルチェンジの予想
7月にマイナーチェンジを行ったばかりである現行モデルの日産「ノート」。待望のハイブリッドモデルが導入される予定ですが、早ければ2015年の東京モーターショーにて発表という可能性が出てきています。しかしマイナーチェンジ実施からそこまで経っていないということもあり、発売自体は当初言われていた2016年という流れがしっくりくるかもしれません。
ハイブリッドシステムは既存の1.2Lスーパーチャージャー付きエンジンとモーターを組み合わせたものと言われており、JC08モードで37.0km/L前後の燃費値になりそうです。これはトヨタ「アクア」と同等値ですから、それと同クラス、もしくはアクアを抑えて燃費性能トップに躍り出ることになるでしょう。
ライバルのホンダ「フィット」は今後アクアを上回る低燃費仕様に仕上げてくると言われています。ノートのハイブリッド化はライバルとの競合を考えると急ぎたいところでしょうね。
ノートの買取相場
現行ノートが発売されたのが2012年9月。もうじき初回車検を迎えるユーザーも多いと思われます。一般的に車検前には車を手放す人が増えるといいますから、現行ノートの場合も中古車市場の流通量の変化に注意しなくてはなりません。
これまでは、中古車の現行ノートは絶対数が少なく、比較的高い買取価格で取引が可能だったでしょう。しかし売りが先行すれば流通量は増え、業者もそこまで高い金額をつけなくても仕入れに困らない車種になってしまいます。よって今後は相場の下落が考えられ、状態次第では値落ちが激しくなるでしょう。
人気や知名度の点では上々の評価となるノートですが、人気故に流通量もかなりあります。業者としては質の良いノートを仕入れるため、査定の目もシビアになってくるでしょう。特に内装など見た目の状態は重要視されるでしょうね。グレード別では「ライダー」や上級仕様の「メダリスト」などが有利になるでしょう。マイナーチェンジ情報も出ていますから、後期型が出ると前期型の評価も更に厳しくなりそうです。
参考相場表
X | 13年 | 67万円 | 14年 | 67万円 | 15年 | 71万円 |
---|---|---|---|---|---|---|
X−DIG−S | 13年 | 75万円 | 14年 | 84万円 | 15年 | 89万円 |
Xエアロスタイル | 13年 | 91万円 | 14年 | 91万円 | 15年 | 96万円 |
S−DIG−S | 13年 | 71万円 | 14年 | 79万円 | 15年 | 85万円 |
アクシス | 13年 | 91万円 | 14年 | 90万円 | 15年 | 95万円 |
ライダー | 13年 | 93万円 | 14年 | 92万円 | 15年 | 98万円 |
前モデルの買取相場
2004年に発売開始となり、約7年9ヶ月間稼働していたのが前モデルのノートです。ノートといえばコンパクトカーというジャンルの中では高い人気のモデルで、それなりの需要を持っています。ただし前モデルである初代型は中古車での在庫数が多い点、そもそも年式が古い点など不利な要素の方が多くなるでしょう。
現行モデルが初回車検を迎える時期に来ており、査定相場の変動が考えられます。2代目ノートでさえ易々と高値で売ることは難しくなりますから、初代ノートは尚更でしょう。車両の状態次第で非常に厳しい査定も出てくるかもしれません。
状態というのは年式や走行距離ですね。更に見た目がいかに綺麗かどうか。女性ユーザーも多いでしょうから、内装の清潔感なども問われるでしょう。そういった要素が揃っていても、“高値”ではなく“ほどほど”程度の評価が多いかもしれません。コンパクトカーというジャンルはそれほど競争が熾烈であり、不利な場合の下げ幅が大きいといえるでしょう。
参考相場表
15G | 10年 | 42万円 | 11年 | 43万円 | 12年 | 56万円 |
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15X SV | 10年 | 34万円 | 11年 | 34万円 | 12年 | 46万円 |
15X SVエアロスタイル | 10年 | 37万円 | 11年 | 37万円 | 12年 | 50万円 |
15X Vセレクション | 10年 | 38万円 | 11年 | 39万円 | 12年 | 53万円 |
16X | 10年 | 42万円 | 11年 | 50万円 | 12年 | 66万円 |
ライダー | 10年 | 44万円 | 11年 | 53万円 | 12年 | 68万円 |
ノートの特徴とモデルチェンジの推移
ノートは日本のみならず海外でも活躍するコンパクトカーで、日産の世界戦略車に位置付けられています。同ジャンルの中でも人気を博しており、低燃費かつ走りの良い車として高く評価されていますね。
現在は2012年に発売された2代目が現行型です。日本の自動車メーカーとしては初めて女性が開発責任者を務めたモデルでもあります。C11型「ティーダ」の後継車でもあり、欧州、北米、南米各地へ投入されています。
パワートレーンには1.2Lの直3・HR12DE型エンジンと、同排気量のスーパーチャージャー付きHR12DDR型ダウンサイジングエンジンを採用。後者はミラーサイクル化によって燃費性能も向上しています。トランスミッションは全車CVTとなっており、海外仕様には5速MTも設定されました。最近ではマイナーチェンジによってエマージェンシーブレーキとLDWを一部グレードに標準化し、新グレードを追加するなど装備の充実化や選択の幅を広げています。