スイフトのモデルチェンジの予想
スズキの世界戦略車として幅広い人気を持つ「スイフト」。現行型の稼働は今年で6年目となり、フルモデルチェンジの情報も出回っています。情報が錯綜している部分もありますが、2016年の夏頃に登場するという見方が多いようです。
以前発表された「iK2」というコンセプトカーがあります。当初はこれが次期スイフトではと噂されていました。しかし、昨年にiK2をベースとした量販車両「バレーノ」が発表され話は振り出しに。バレーノは後席の居住性などが重視され、スイフトよりも少し大きなサイズに作られています。
次期スイフトで予想されているスペックなどですが、まず1.0Lダウンサイジングターボの搭載です。「BOOSTER JET」と呼ばれるターボエンジンの採用により、小排気量でも高トルクを実現してくれるでしょう。最近のスズキといえばS-エネチャージですが、スイフトにも採用されて低燃費化も図られる見込み。他にも次世代軽量プラットフォームなどの先進技術が盛り込まれ、グローバルモデルに相応しい装いとなるに違いありません。
スイフトの買取相場
現行型のスイフトが発売されたのが2010年8月です。コンパクトカーの中でも人気の高いモデルになり、中古車での需要も相応に期待できます。ただし、販売期間がそれなりなため流通量も多いスイフト。一概に高く売れるとは言い切れず、むしろ相場以下の価格になることも珍しくないでしょう。
コンパクトカーは人気ゆえに競合車種も多く、査定の目が厳しい部分があります。マイナス点があれば下げ幅が大きくなるため、無駄な傷や汚れ、疲労を蓄積させないよう注意しておきましょう。逆に走行距離や年式、見た目の綺麗さで判断するというわかり易い査定になるとも言えます。
カスタマイズ需要が全くない訳ではないですが、そちらの路線ですと最初からスイフトスポーツを選ぶはず。従ってナビやETCといった実用的な装備の方が重視されるでしょう。2013年7月のマイナーチェンジ以降のモデルが有利ですね。また、新型の情報も出ているため売却のタイミングにも配慮が必要でしょう。
参考相場表
XG | 13年 | 50万円 | 14年 | 58万円 | 15年 | 73万円 |
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XL | 13年 | 56万円 | 14年 | 64万円 | 15年 | 79万円 |
XG−DJE | 13年 | 56万円 | 14年 | 62万円 | 15年 | 75万円 |
RS | 13年 | 68万円 | 14年 | 79万円 | 15年 | 95万円 |
スタイル | 14年 | 68万円 | 15年 | 83万円 | ||
スタイル-DJE | 14年 | 76万円 | 15年 | 89万円 |
前モデルの買取相場
2004年から約5年9ヶ月間販売されていた2代目スイフト。この代から世界を意識し、内外装の質感を大きく向上させています。実用的なコンパクトカーとして需要は期待できますが、時代を感じさせるという点でベース査定が低くなるでしょう。
現行型もそれなりの数が出回っていますから、それ以前のモデルというだけで分が悪くなります。一番新しいものでも2010年式ですから仕方ないでしょう。短走行であっても飛び抜けて高額になることは難しく、グレードごとのアドバンテージもほぼないでしょう。
とはいえ何もしないで査定に挑むというのも勿体無いので、売却を決めているならば傷やシミをつけないよう配慮しておくこと。もし傷などがあっても直すことはせず、そのまま売却した方が無駄な出費にならずに済むでしょう。できるだけ距離が伸びないうちに、決算期やフェア開催期なども利用して良い結果を追求したいですね。
参考相場表
1.2XG | 08年 | 2万円 | 09年 | 7万円 | 10年 | 25万円 |
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1.2XG Lパッケージ | 09年 | 8万円 | 10年 | 27万円 | ||
XGエアロ | 08年 | 1万円 | 09年 | 25万円 | 10年 | 32万円 |
スタイル | 08年 | 1万円 | 09年 | 8万円 | 10年 | 27万円 |
XG Cセレクション | 08年 | 5万円 | 10年 | 28万円 | ||
XGエアロ(MT) | 09年 | 23円 | 10年 | 30万円 |
スイフトの特徴とモデルチェンジの推移
初代モデルのスイフトが誕生したのは2000年1月。翌月から発売開始となり、当初はクロスオーバーSUV風の小型車として登場しました。初のフルモデルチェンジで路線を変更し、スズキのグローバルスタンダードとしてラインアップされることに。質感の向上は勿論、剛性や走行性能の強化、先進的なデザインを取り入れるなど格段にレベルアップが図られました。
「More SWIFT」をキーワードに掲げて開発されたのが3代目です。軽量かつ高剛性化された新プラットフォームが採用されたほか、ホイールベースを拡大して先代より全長・全幅がそれぞれ増加。一方で可変ギヤレシオステアリングの採用などで最小回転半径を縮小させるなど取り回しの良さにも優れています。
2013年にはマイナーチェンジを実施。エクステリア及びインテリアのデザインを変更し、ESPの全車標準化や、4WD車のエンジンをデュアルジェットエンジンに置換して燃費を向上しています。