マーチのモデルチェンジの予想
現行モデルの日産「マーチ」が発売されて5年半が経過しました。これまで比較的長いスパンでフルモデルチェンジを行ってきたマーチですが、今回は早いタイミングでの改変が予想されています。その時期というのが今年で、早ければ春頃登場するとの見方もあります。
次期マーチに関して多い情報が、以前発表されたコンセプトカー「SWAY」がベースになるというものです。SWAYのデザインは現行マーチとかけ離れており、スポーティでアグレッシブなフォルムが目を惹く大胆なデザインが採用されています。ただし、SWAYに関しては新型ノートを示唆する声もあるため確定的ではありません。
マーチといえば、欧州市場などでは「マイクラ」として販売されています。海外需要を意識して、欧州的なかっこいいデザインを取り入れる可能性は否定できません。いずれにせよ市販化にあたってデザインの調整はなされるでしょうが、大幅な路線変更があるとかなり注目されそうですね。
マーチの買取相場
2010年から稼働している4代目マーチ。日産が販売するコンパクトカーの代表的な存在ですが、近年はライバルに押されている印象です。それでも実用性や利便性は非常に高く、優秀なニーズが期待できるでしょう。新型の情報が出ているため、5代目マーチの発売により起きる中古車相場の変動に注意しましょう。
中古車のマーチに求められることといえば、いかに新車に近い状態であるかでしょう。走行距離、内外装の消耗度合いなどのほか、事故歴等の有無も重要です。2013年6月のマイナーチェンジ以降ならば有利な評価となるでしょう。逆にそれ以前のモデルで長走行、傷や汚れが多い場合は査定額も落ち込みそうです。
マーチといえば可愛らしさも売りの一つ。それを損ねるようなカスタマイズ、内装の状態はマイナスになるでしょう。ただし例外もあります。プレミアムスポーツグレード「NISMO」に関しては特別な価値がつくと考えられ、スポーティな装備品が評価されることもあるでしょう。専門店などで見てもらえばより良い査定額になるかもしれませんね。
参考相場表
S | 13年 | 40万円 | 14年 | 46万円 | 15年 | 54万円 |
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X | 13年 | 45万円 | 14年 | 51万円 | 15年 | 59万円 |
X Vセレクション | 13年 | 47万円 | 14年 | 54万円 | 15年 | 62万円 |
G | 13年 | 47万円 | 14年 | 54万円 | 15年 | 61万円 |
ボレロ | 13年 | 63万円 | 14年 | 70万円 | 15年 | 79万円 |
ニスモ | 13年 | 77万円 | 14年 | 80万円 | 15年 | 91万円 |
前モデルの買取相場
カエルのようなフロントフェイスが特徴的な3代目マーチ。2002年から2010年にかけて販売され、非常に多く流通したモデルでもありました。当初は新型となる現行マーチよりも人気だったとされ、リセールに有利な時期もあったようです。現在は年式を考慮すると厳しい事情が圧倒的でしょうね。
デザインこそ優れている3代目ですが、やはり年代を感じさせるものがあります。性能や装備などを挙げてもそうですね。4代目が中古車でそれなりに出回っていることもあり、古いタイプを欲しいと思う人は少ないでしょう。少しでも良い状態で手放した方が良さそうです。
カラフルなボディカラーが似合うので定番色である必要は少ない模様。情報が正しければ、5代目の発売もそう遠くないですから更に厳しい状況も想定しておきましょう。
参考相場表
12B | 08年 | 1万円 | 09年 | 2万円 | 10年 | 2万円 |
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12S | 08年 | 1万円 | 09年 | 2万円 | 10年 | 3万円 |
ラフィート | 08年 | 4万円 | 09年 | 5万円 | 10年 | 7万円 |
ボレロ | 08年 | 5万円 | 09年 | 7万円 | 10年 | 23万円 |
15G | 09年 | 1万円 | 10年 | 8万円 | ||
15SR−A | 08年 | 1万円 | 09年 | 2万円 | 10年 | 38万円 |
マーチの特徴とモデルチェンジの推移
初代型のマーチが発売されたのは1982年です。現在のモデルと現行型を比較すると、全く別モデルと感じられるほどの変化がありました。ボディは角ばったものから丸さや曲線を多用したものへ変わっていき、デザイン性や洗練性も徐々に加えられていきました。
オープンカーやステーションワゴンなどのラインアップもあり、多彩な一面も見せたのが2代目マーチです。その後のフルモデルチェンジでデザインが大幅に変更され、個性や可愛さ、女性らしさが強調されました。現行もその流れを汲んだデザインとなり、親しみやすさがプラスされた外観に仕上がっています。
日本仕様の現行マーチが初めてマイナーチェンジを行ったのが2013年6月。Vシェイプのメッキ加飾をフロントグリルに施し、フロントバンパーやそのロアグリル、リア周辺のデザイン変更も行われました。同時に本格スポーツ仕様の「NISMO」をラインアップ。専用のバンパーやサイドシルプロテクター、ルーフスポイラーなどを装着し、専用チューニングのサスペンションなどが与えられた特別仕様となっています。