デミオの買取相場
現行モデルのマツダ「デミオ」が発売となったのが2014年9月。約1年半の販売期間ということで、中古車の流通もそう多くありません。今であれば高額査定が十分視野に入るでしょう。
最近のマツダ車はデザインの評価が高いですが、現行デミオもその流れを汲んでいます。更に使い勝手が良くコストパフォーマンスに優れるコンパクトカーということで、ニーズも上々。新しいモデルというだけでも有利なのですが、現代の需要に沿った良い条件が揃っています。
走行距離が短いほど良いですし、グレードごとの価値も反映されるでしょう。装備品は実用性のあるものなら◎ですが、派手な装飾品は求められません。日本版初のディーゼル仕様も大きなメリットとなるでしょう。あとはタイミングですね。初回車検時期になると中古車の流通が増え、相場が変動します。それより前に手放すことで無駄に損をせずに済むでしょう。
参考相場表
13C | 14年 | 74万円 | 15年 | 84万円 | 16年 | 95万円 |
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13S | 14年 | 80万円 | 15年 | 90万円 | 16年 | 102万円 |
13Sアーバンスタイリッシュモード | 15年 | 97万円 | 16年 | 109万円 | ||
XD | 14年 | 103万円 | 15年 | 112万円 | 16年 | 125万円 |
XDアーバンスタイリッシュモード | 15年 | 120万円 | 136万円 | |||
XDツーリング | 14年 | 115万円 | 15年 | 124万円 | 16年 | 140万円 |
前モデルの買取相場
一つ前のモデルのデミオは2007年から販売されていた3代目になります。コンパクトハッチバックへ転身し、欧州市場を意識したモデルとなっています。コンパクトカーは日本でも人気があり、デミオ自体もマツダ車の中では人気のモデルとなるでしょう。
4代目デミオの販売からそれなりが経過していますが、中古車市場では3代目以前がメインとなります。3代目自体の在庫も多いのでしょうが、これが査定額の上がりにくい要因。在庫が多いということは、わざわざ高値で買う必要が低いと言えます。
短走行で高年式、装備が良いなど条件が揃っていれば別ですが、そうでないデミオですと下げ幅が大きくなりそうです。スカイアクティブ導入車であるかもポイント。「コンパクトカー=低燃費」というのは今の流れですから、スカイアクティブが採用された2011年のマイナーチェンジ以降のモデルならアドバンテージがあるでしょう。
参考相場表
15C | 12年 | 48万円 | 13年 | 60万円 | 14年 | 74万円 |
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13C | 12年 | 36万円 | 13年 | 45万円 | 14年 | 54万円 |
スポルト | 12年 | 64万円 | 13年 | 78万円 | 14年 | 95万円 |
13−スカイアクティブ | 12年 | 45万円 | 13年 | 55万円 | 14年 | 67万円 |
13−スカイアクティブ シューティングスタースポルト |
14年 | 79万円 | ||||
13−スカイアクティブ シューティングスターマゼンタ |
13年 | 74万円 | 14年 | 75万円 |
デミオの特徴とモデルチェンジの推移
1996年に初代モデルが誕生したデミオ。当時のマツダが経営危機を打開するために開発したモデルであり、後に日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞を受賞するにまで至りました。デミオの成功により危機的状況からの脱出に成功し、現在でもマツダの定番車としてラインアップされています。
初代と2代目はステーションワゴン、以降はハッチバックモデルとなっています。大衆車として幅広いニーズを誇るデミオ。3代目からは欧州市場に重きが置かれ、新開発のデプラットフォームが採用されています。その欧州市場限定で3ドアモデルが投入されたほか、一部の地域では4ドアセダンもラインアップされました。
2012年にはデミオベースの電気自動車「デミオEV」を発売。自治体や法人向けのモデルですが、マツダ製のエコカーとして大きな存在となることは間違いないでしょう。
4代目、DJ系と呼ばれるのが現行型のデミオになります。デザインは勿論「魂動-Soul of Motion-」。躍動感溢れるエクステリアデザイン、安全性や運転性に細部まで配慮したインテリアのほか、近年のマツダ車ではおなじみのスカイアクティブテクノロジーもしっかり採用されています。
日本仕様としては初めてディーゼルモデルがラインアップされたのも大きいですね。これには1.5L直噴ターボエンジン「SKYACTIV-D 1.5」が搭載されます。更に安全システムの「i-ACTIVSENCE」の導入や、ディーゼルモデルにはブラインド・スポット・モニタリング、リア・クロス・トラフィックアラートをセットオプションに用意するなど安全面の強化もなされています。