スペーシアのモデルチェンジの予想
「パレット」の実質的な後継車種として導入されたスズキ「スペーシア」。人気の軽トールワゴンとして高い実用性を誇り、需要もピカイチのモデルです。登場から3年目ということで、まだフルモデルチェンジには早いでしょう。昨年にはマイナーチェンジが実施されたばかりということもあります。
一方、一部情報では新たにマイナーチェンジが計画されているとの話も。年内にも実施と予想されているスペーシアのマイナーチェンジですが、フロント部分のエクステリアを刷新すると言われています。よく言えばシンプルですが、ちょっと物足りなさを感じるスペーシアのデザイン。これに華やかさを加えることで、外観の印象をアップさせるものとみられます。
さらにインテリアも変更され、質感の向上やインテリアカラーの追加、収納周りの改良などが予想されています。これに伴う価格の上昇は否めませんが、より使い勝手を高めたスペーシアに注目が集まることは必至でしょう。
スペーシアの買取相場
2013年2月に発売開始となったスペーシアは、既に初回車検時期を過ぎたモデルになります。それ以前であれば、かなり有利な状況で査定が可能でした。中古車での流通が増加した今、相場価格の変動で前よりは価値が落ちていると考えられます。
それを踏まえても、需要や人気を考えればひどい値崩れとまではいかないでしょう。軽トールワゴンはスペーシアに限らず人気車種。状態さえ良ければ、高額査定も視野に入るとおもわれます。
一般的には、ノーマルモデルよりカスタム系のスペーシアに分があります。電動スライドドアや自動ブレーキなどの装備もプラスになるでしょう。2015年5月に採用されたマイルドハイブリッドモデルは中古車でもそう出回っていないはず。手放す人はまだいないでしょうが、しばらくは高い付加価値を持つと考えられます。
参考相場表
G | 14年 | 73万円 | 15年 | 86万円 | 16年 | 88万円 |
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G(4WD) | 14年 | 81万円 | 15年 | 96万円 | 16年 | 98万円 |
X | 14年 | 79万円 | 15年 | 93万円 | 16年 | 95万円 |
X(4WD) | 14年 | 89万円 | 15年 | 103万円 | 16年 | 105万円 |
T | 14年 | 81万円 | 15年 | 97万円 | 16年 | 98万円 |
T(4WD) | 14年 | 91万円 | 15年 | 108万円 | 16年 | 108万円 |
スペーシアの特徴とモデルチェンジの推移
現行モデルであり初代モデルである現在のスペーシアは、シンプルで親しみやすいデザインの軽トールワゴンとして発表されました。スズキの展開する「スズキ グリーンテクノロジー」を採用するモデルで、アイドリングストップを全車に標準装備する低燃費仕様の車両です。
左右独立ダイブダウンリアシートを採用し、広大な荷室スペースを作るのにも苦労しません。軽自動車では初となるワンアクションパワースライドドアや引き出し式ロールサンシェードを採用。使い勝手や快適性において、とことんこだわり抜かれています。
発売同年の6月には、スポーティモデルである「スペーシア カスタム」を追加。鋭さを表現したディスチャージヘッドランプとLEDポジションランプのほか、フロントグリルにはLEDイルミネーションを採用。インテリアは黒基調とし、随所にシルバー加飾が施されています。
さらに同年8月、レーダーブレーキサポートや誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、ESPを追加する「レーダーブレーキサポート装着車」を新設定。ノーマル、カスタムの全グレードにて追加されています。
2015年のマイナーチェンジでは、NA車のエネチャージを「S-エネチャージ」に変更。スズキのマイルドハイブリッドシステムが搭載されたことで、「平成32年度燃費基準+20%」を達成しました。また、レーダーブレーキサポートは「デュアルカメラブレーキサポート」へと進化。軽初となる2つのカメラを採用した安全システムとなっています。