ムーヴのモデルチェンジの予想
ダイハツの売れ筋モデルといえばやっぱり“ムーヴ”ですよね。軽自動車の中でもトップクラスの質感を誇り、実用性はもちろんデザイン性でも高く評価されています。
これまでのフルモデルチェンジサイクルは4年ほど。現行型はもうじき2年というところですので、折り返し地点くらいのタイミングです。フルモデルチェンジが行われるのはあと2年ほど先になりそうですね。
ムーヴの買取相場
現行型のムーヴは6代目、2014年12月に発売されたモデルです。言わずと知れた軽自動車トップの人気を持つモデルで、中古車でのニーズも期待できます。しかも今であれば中古車は品薄状態。高額査定を得やすい状態となるでしょう。
基本的には新車価格に準じた査定額となりそうです。上級グレードやターボモデルも有利となるでしょう。ナビやETCといった実用性の高い装備品はプラスになりますが、派手なカスタマイズや装飾品はNG。そういった要素はムーヴカスタムが担っていることもあり、ノーマルタイプはいかに新車の状態に近いかが重視されます。
また、来年には初回車検を迎えるため、そのタイミングでの値下がりに注意しなくてはなりません。初回車検時期は車を手放す人が増えるタイミング。現行ムーヴに関しても同様で、中古車に在庫が急増します。そうなる前に売却することが1つの目安になるはずです。
参考相場表
L | 14年 | 65万円 | 15年 | 70万円 | 16年 | 80万円 |
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X | 14年 | 68万円 | 15年 | 74万円 | 16年 | 84万円 |
Xターボ | 14年 | 71万円 | 15年 | 77万円 | 16年 | 87万円 |
L SAⅡ | 15年 | 74万円 | 16年 | 84万円 | ||
X SAⅡ | 15年 | 79万円 | 16年 | 89万円 | ||
Xターボ SAⅡ | 15年 | 84万円 | 16年 | 92万円 |
前モデルの買取相場
2010年から2014年の間に販売されていた5代目ムーヴ。特にノーマルタイプは現行型よりも丸みを帯びた親しみやすい外観が特徴でしょう。知名度の点では期待できますが、相場以上の査定額を出すのは容易ではありません。
人気モデルなので仕方ありませんが、中古車にはかなりの数のムーヴが出回っています。数が多すぎるとどうしても価値は下がりやすくなり、査定の目も厳しくなりやすいのです。そのためマイナス要素があると、減額も大きくなってしまうでしょう。
お手持ちのムーヴが厳しい状態の場合、とにかくたくさんの業者に見てもらうことが第一。軽自動車を日常の足として必要とする地方もたくさん存在します。そういったルートに行き渡るためには、買取を専門とするお店を複数当たるのが有効なのです。一般的なディーラーの下取りで済ませると、後悔することになるかもしれません。
参考相場表
L | 12年 | 47万円 | 13年 | 48万円 | 14年 | 53万円 |
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L SA | 12年 | 46万円 | 13年 | 48万円 | 14年 | 53万円 |
X | 12年 | 50万円 | 13年 | 49万円 | 14年 | 54万円 |
X SA | 12年 | 53万円 | 13年 | 51万円 | 14年 | 56万円 |
Xターボ | 13年 | 66万円 | 14年 | 70万円 | ||
Xターボ SA | 13年 | 68万円 | 14年 | 72万円 |
ムーヴの特徴とモデルチェンジの推移
ムーヴが誕生したのは1995年。ダイハツの基幹車種“ミラ”をベースに開発されたムーヴ。今ではミラに代わるダイハツの最大勢力といっても過言ではありません。スズキ・ワゴンRの対抗馬として打ち出され、今やワゴンRと互角の勝負を繰り広げています。
これまで5回のフルモデルチェンジを行ってきたムーヴ。最近のモデルですと、5代目と6代目が挙げられます。前者に関してはアイドリングストップシステムの改良や徹底したコスト削減、省電力化及び低燃費化が実現しています。
全車にフルオートエアコンやマルチインフォメーションディスプレイ、エコインジケータを採用するなど装備面も充実化。2012年のマイナーチェンジでは、軽自動車初のCVTサーモコントローラーを採用するなどe:Sテクノロジーの進化も見せています。
後者となる6代目、現行型のムーヴはどうでしょうか。従来と同水準の衝突安全性を確保しつつ、20kgの軽量化を実現。ノイズや振動、風切音の低減により快適性も高めました。平面的なパンパーや大型化されたヘッドランプを採用し、デザイン面でも旧モデルとの差別化を図っています。
インテリアはダークグレー、グレージュ、ホワイトの3トーンインテリアとなっており、ノーマルムーヴのボディカラーは専用色を含む11色をラインアップ。初代以来となる2トーンカラーも復活させ、オプションにて設定できます。
2015年には一部改良を実施し、既存のスマートアシストをスマートアシスト・へ置換。「衝突警報機能(対歩行者)」と「車線逸脱警報機能」を追加した上、既存システムの向上も図られています。