デイズのモデルチェンジの予想
日産の軽自動車「デイズ」が誕生したのは2013年。まだ初回車検を迎えたばかりということで、すぐさまフルモデルチェンジが行われることは考えにくいでしょう。関連する情報としては、2015年に軽EVコンセプトカー「TEATRO for DAYZ」が発表されています。リーフなどでEVモデルの経歴がある日産。デイズにEVモデルが導入されれば、新たな風を生み出すことでしょう。
デイズの買取相場
初代であり現行モデルのデイズが販売開始となってまだ3年超。それでも初回車検時期を超えたこともあり、中古車ではかなりの数のデイズが出回っています。売却した人の中には、燃費不正の問題がネックになった人もいるかもしれませんね。
デイズのグレードの中でも期待できるのが「ハイウェイスター」でしょう。日産車の人気グレードになるハイウェイスターは、デイズでも同様の傾向です。G、X、Gターボなどが高値で取引されているようです。さらに「ライダー」系も一定の付加価値を持つでしょう。
装備面ではアラウンドビューモニター付きが高評価になると思われます。その他ナビやETCといった実用品も◎。比較的新しいモデルですが、大衆性の高い軽自動車なので無難な状態、装備が求められます。これとは逆に派手に改造しているデイズですと、厳しい評価となるでしょう。
気になる燃費不正の影響ですが、やはりゼロというのは考えにくいですね。三菱側の問題が大きいので、気にしない人も多いかもしれませんが。また、ハイウェイスターかそうでないかでかなり査定に開きがある様子。みんカラ買取相場の買取口コミでは、2015年式のデイズの査定でハイウェイスターとそうでないグレードの査定額差が50万円以上になっていました。デイズの売却で高額査定を得るには、ハイウェイスターであることが前提とも言えそうです。
参考相場表
S | 14年 | 54万円 | 15年 | 63万円 | 16年 | 67万円 |
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ハイウェイスターG | 14年 | 68万円 | 15年 | 80万円 | 16年 | 89万円 |
ハイウェイスターGターボ | 14年 | 75万円 | 15年 | 86万円 | 16年 | 93万円 |
ハイウェイスターX | 14年 | 66万円 | 15年 | 79万円 | 16年 | 87万円 |
ボレロJ | 15年 | 69万円 | 16年 | 74万円 | ||
ライダー ハイウェイスターX | 14年 | 75万円 | 15年 | 88万円 | 16年 | 95万円 |
デイズの特徴とモデルチェンジの推移
日産と三菱の合弁会社NMKVが開発したデイズ。同社による初めての市販車であり、日産にとってはオッティの後継車になります。商品企画やデザインなどを日産が担当、製造、生産を三菱が担当する車種であり、兄弟車は三菱「ekワゴン」の3代目。ちなみに、デイズのハイウェイスターに相当するのがekカスタムになります。
エンジンは新開発となる3B20型エンジンが採用され、トランスミッションは副変速機構付エクストロニックCVTが全車に搭載されます。一部グレードにはアイドリングストップシステムも備えられ、該当車にはPURE DRIVEのエンブレムを。全てのグレードで「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の取得を果たすとともに、NA車は「平成27年度燃費基準+20%」を達成しています。
ekとの違いとしては、デザイン面や装備内容、ボディカラーなど。それぞれに専用色もラインアップし、差別化が図られています。デイズのサイトではイメージからボディカラーを探せるサービスも展開。花や海、チョコレートなどからカラーリングをチョイスできますよ。女性が楽しく選べる仕様となっています。
発売後約1ヶ月で、当初の月販目標台数を大きく上回るおよそ30000台の受注が発表されました。これは目標8000台に対し3.7倍以上にもなる数値。ekシリーズをもはるかに凌ぐ勢いを見せたデイズ、日産のブランドパワーも大きな販促力となったでしょう。
2015年に初のマイナーチェンジを実施。様々な条件からハイビームとロービームを使い分け、自動で切り替えを行う「ハイビームアシスト」が軽自動車として初搭載されました。エマージェンシーブレーキやVDCなど、オプション設定だった安全装備も全車にて標準化。NAの4WD車、ターボの2WD車にアイドリングストップ及びバッテリーアシストを搭載し、燃費性能を引き上げました。
順調な稼働を見せていたデイズですが、2016年4月に三菱の燃費不正改ざん問題が発覚。デイズシリーズも不正の対象となってしまい、一旦販売が中止に。その後補償内容などが確定し、2016年7月に生産・販売が再開されました。