BRZのカスタム

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BRZは2012年3月に市場にリリースをされた。現代では大変珍しくなってしまったカテゴリーである、いわゆる“スポーツカー”のジャンルに入る車なのだ。
開発はトヨタとの共同開発になっていて、全てがスバルの理念にかなっているのかと言えば、必ずしも答えは“イエス”というわけにはいかないのだろうが、かなり本格的な味を持ったスポーツら行な車だということは確かだ。

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BRZの概要

ネーミングの由来は、BRZのBは“Boxer Engine”・Rは“Rear wheel drive”・Zは“Zenith”を謳っている。つまり、水平対向エンジン付き、究極のリアドライブ車なのだろう。
それはさておき、現代の車には珍しくスポーティーを標榜していることは、ある意味では清々しいとも言える。現代では、圧倒的にこのスポーティー車種のマーケットは小さくなっており、そこにあえて参入していこうということは、共同開発をしたトヨタ共々、本当に勇気のいる仕事だったと思える。

このクラスのライバルをあえて探すのならば、それは“ロードスター”ぐらいしか見当たらな。
ちょっと前までは、HONDA S2000もあったのだが、販売不振のため市場からは撤退している。こういった背景をものともせずに、市場に殴り込んできたBRZに対しては、トヨタ86も含めて“凄い、頭が下がります”という言葉しか出ては来ない、
BRZの外寸だが、全長4240mm、全幅1775mm、全高1300mm、重量1190~1250kgという、現代の車としては軽量に仕上げられている。このことから想像できることは、この車は“コーナリングマシーン”的な走りをしてくれそうだ、ということなのだ。

サスペンションは、フロントがストラットで、リアはダブルウイッシュボーという割合に気の抜けるような、いわゆるオーソドックスなレイアウトになっている。しかし、サスペンシンの能力というものは、けっしてレイアウトだけで決まることはなく、バネレートとダンパーの減衰力、またスタビライザーのアシスト能力、その全てを収容するボディーの曲げ・捻りに対する剛性というものの総合力になるから、スペックだけを見て“大したことはない”と、思わないでいいただきたい。これだけではなく、こいういった車になると各部のブッシュやジョイントの性格も大いに関連はしてくるのだが、そこまでを追求しても、この場面では必要性が内容に感じる。

パワーユニットは、ベースはスバルのボクサー4なのだが、燃料噴射のノウハウはトヨタのものを取り入れている。
そのボクサー4 FA20型は、83,0mm×83,0mmのボア・ストローク比を持つ、いわゆるスクエアータイプのよく回るエンジンだ。最近のエンジンは、ロングストローク化が主流なのだが、このスペックを見ただけでも、いかにスポーツにこだわっているのかと言う事が見て取れる。

最大パワーは200ph/7000rpm・20,9kg-m/6600rpmという、スペック上は高回転型になっている。車重から考えると、かなり馬力あたり重量は6kg台であり、期待値は大きいと言える。
そのせいか、0発進、100km/hは7秒代という数値だあることは、まあ、なかなか嬉しい数値だと言えるだろう。

試乗インプレッション

友人が、遊び車としてこのBRZを購入したので、例によって早速試乗をさせてもらった。
街中ではどこと言ってあまり取り柄を感じ察せないし、欠点も感じさせる事もない。高速に入っての加速や、巡航についても過不足はない。特に、法定速度を大きく上回る速度域での巡航でも、不安感はなかった。その速度を保ったままでの、レーンチェンジなどもさりげなくこなしてくれる。ステアリングには、際立った中央不感帯らしきものもなく、かと言って過敏に反応することもない。13,1:1という、比較的クイックなギアレシオを持つこのステアリングのパワーアシストは、なんと“電動”だというから、かなり驚いた。全くといっていいほど、電動アシストであることを感じさせないのだ。優秀な、パワーアシストだと言える。
ブレーキは、この状態では全く問題はなかったように感じられた。

シーンをワインディングに移すと、超低重心、低慣性モーメント、さらに2プラス2の車としては最軽量の設計が本領を発揮することになる。コーナリングのインフォメーション段階である回頭性を含めて、コーナリング中のスタビリティーには全く問題はないように感じる。サスペンションは、可能な限り路面の凹凸をも含めて、しっかりと路面を掴んでくれる。
ハードなブレーキングにも、頭を左右に細かく振るような事もなく、しっかりということを聞いてくれる。ただ、奥まで踏み込んだ時の感覚には、曖昧さが出てくるところは、やはり日本車なのかな、という残念さが残る。
さらにコーナーを攻めると、RR特有の特性としてリアが先にブレークしてくるが、ステアリングとスロットルの細かい操作によって、簡単に修正はできる。しかし、ここはもう少しでいいから、踏ん張ってもらいたいかなと思うところだった。
とは言っても、ポルシェあたりでも、そうは簡単に追いつける速度域ではないとも感じたのだった。

サスペンションとボディ剛性

そんな結果なので、この車に果たしてカスタマイズが必要なのだろうか、と考えてしまったことは事実だった。
しかし、これだけのベースの性能があるのだから、やりがいはあると思う。噂によると“STIバージョン”も出るとかでないとか言われている。
そこでまずはサスペンションだが、オリジナルの能力をスープアップするようなセッティングをすことをお奨めしたい。要するに、あまり硬く締め上げないで、ダンパーとスタブライザーに頼ったセッティングをしたほうが良いと思う。各部のブッシュやジョイントにまで手を入れる必要はないように感じるし、特にボディーの補強についての必要もないとも感じる。
しかし、強化サスペンションを組み込んだ途端に、ボディーの弱さが露呈してしまうこともあるので、もしそうなったら、改めて補強をすればいいと思う。

ブレーキ

ブレーキは、剛性感の部分に重点を置く意味で、強化キャリパーを入れて、強化ホースと交換しておき、タイフェード性の高いパッドを入れて、高沸点フルードと交換をしておけば、かなり優秀なブレーキになる。特に、奥まで踏み込んだ時の曖昧さはなくなると思う。

エンジン

エンジンについては、後付けのスーパーチャージャーなども出てはいるが、そこまでやるい必要性があるのかどうかは、乗る人の感覚次第というところだろう。もし。これをやるなら、サスのセッティングや、ブレーキのことなども、総合バランス上やり直しをしたほうがよくなることは、言うまでもない。
普通に“もうちょっとのパワー・トルク”ということであれば、吸・排気の高効率化と、ロムの書き換えをやっておけば、かなり希望に沿ったエンジンにはなる。必ず体感をできる程度の、効果は期待できるので、やってみることをお奨めしたい。

これでひととおりのカスタマイズは、終わったことになる。
見た目以上に“走る車”になっているので、かなり遊べることは確かになったと言える。

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