ハイエースのカスタム

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“ハイエース”はトヨタが生産と販売をしている、キャブオーバータイプのワンボックスカーだ。その歴史は長く、初代が登場したのは1967年だから、なんだかんだで46年の時を刻んだことになるから、ちょっとした驚きだ。たぶんトヨタの中ではクラウンに続く、長い歴史を持っていることになるのではないだろうか。

初代には“ショートホイールベース仕様”や“トラック仕様”もあったが、現在はない。しかしその代わりに、“ジャンボタクシー”や“送迎車”、“寝台車”、“救急車”などの特殊車両として使われている部分はある。

初代はいわゆる“商用ベース”の使用目的がほとんどで、5ナンバー枠に収まるように考慮されていた。その生産は、約10年にわたっていて、1977年まで続けられた。

1977年からは2代目が登場して、このモデルはバンやトラックの商用ベースだけではなく、いわゆる“サルーンタイプ”もラインナップされ始めた。この2代目もライフスパンは長く、約8年間を現役として市場を守っていた。

その後、3代目を経て1989年には4代目が登場した。

この4代目からは全車フロアシフトに変更され、パーキングブレーキもダッシュボード下に設置された“ステッキタイプ”から、左右のフロンとシートの間に移され、いわゆるレバータイプになった。

相変わらず商用車としてのマーケットに対応はしていたが、いわゆる“高級ワンボックスサルーン”としての性格を強く打ち出すために、クラウンも顔負けする様な豪華な内装を持つ仕様も現れた。一部の車種には、パワースライドドアも採用されていた。

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現行モデルの概要

そして2004年からは、現行モデルの5代目にシフトしている。このモデルから、ワゴンのスーパーカスタム系はアルファードに統合されている。

シフトレバーは先代のフロアータイプから、インパネシフトに変更されて、ウォークスルーが可能になっていて、居住性に貢献している。また、ウォークスルー性や乗降性を確保する意味から、ステッキタイプのパーキングブレーキが復活した。

ボディーのタイプは相変わらず多く、ロング・標準ボディ幅・標準ルーフ(バンDX、スーパーGL)、ロング・標準ボディ幅・ハイルーフ(バンDX)、ロング・ワイドボディ・ミドルルーフ(ワゴンDX)、スーパーロング・ワイドボディ・ハイルーフ(バンDX、ワゴン グランドキャビン、コミューターDX、コミューターGL、キャンパーベース車)となっている。エンジンも5機種がラインナップされ、ボディーとの組み合わせで、こんなに必要なのだろうかと思ってしまう。

サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン、リアはリジッドタイプを採用している。この車の重量はバンタイプ1,610~2030kg
ワゴン・コミューター1,910~2,170kgという、かなりヘビー級となっている。

乗車フィーリング

この5代目の走りの評価は、街中でも高速でも可不足はないという評価が多い。細かい突き上げはなく、大きい段差を通過しても不快なことはない。また、高速の安定性もよく、レーンチェンジ後の収束性も悪くない、という評価が多い。ロードノイズも小さく、静粛性も優れているので、居住性もかなりいいという評価だ。

ワインディングでも評価は高く、普通に走っている分にはかなり操安性が高く、腰高な車特有な怖さはないという。特に、リアサスがリーフスプリングだということは、すっかり忘れることができるようだ。

しかし、一定の速度を超えるとその評価は割れる。もっともこれでいいという評価はなくて、まあこんな感じかなという評価と、もう少し何とかしたいという評価なので、このあたりをテーマにして考えていきたい。

サスペンションとボディ剛性

ブレーキング時の不安定も含めて、足回りとボディーの補強から考えたい。

パーツを調べるとこのタイプの車にしては、そこそこの数がある。サスペンションは、あまり固めにしないでダンパーの能力に頼ったほうがいいと思う。バネを少し硬めにしてロールスピードを抑え、最大ロール角に至る前にコーナーを抜けてしまい、あとの姿勢をダンパーの減衰力でカバーするという方向性で、セッティングをするといいと思う。

ボディーの補強は、リジッドカラーを入れてサブフレームとボディーの締結を強化して、アンダーフロアーにパワーブレイズを入れておくと、かなり強固なボディーにすることができるので、挙動は確実にいい方向に変えることができる。

ブレーキ

そしてブレーキなのだがこのヘビー級の車重を受け止めて、なおかつ余裕のあるブレーキにしないと、連続したワインディングの下りでの使用には安心感はないと思う。

そこで対向4ポッドの高剛性キャリパーを入れて、耐フェード性の高いパッドと交換する。その上で、高沸点タイプのフルードを使って、ステンレスメッシュなどで補強をしたラインを入れれば、そうとうタフなブレーキにすることができる。

エンジン

あとはエンジンなのだが、ライトチューンをしておくことをお勧めしたい。

吸排気系を高効率化しておいてから、燃調を取り直す意味と、空き領域を使えるようにする意味で、マッピングを変えるためにロムを書き換えておくといいと思う。

これをやっておくと、全回転域でパワーとトルクに厚みが出るので、かなり使いやすいエンジンにすることができるようになる。

これで、走れるハイエースにすることができるようになったと思う。

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