ハリアーのカスタム

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アウトライン

ハリアーは1997年12月に高級SUVとして市場投入された、トヨタの目玉商品だった。
高級セダンの乗り心地と快適性を売り物した“新世代SUV”、というのが当初の位置付けだった。

しかし、“別に高級云々は関係ないけれど、なんだかいいわね”と言う感覚で、アメリカの女性には大ウケをした。勿論男性にも大ウケをしてのだが、その訳としては、彼らアメリカ人は普段、ピックアップトラックを下駄代わりにしていたのだが、その下駄が急にオシャレなものになったので、“これだったら、ちょっとしたフォーマル感覚でも使える”と言うことになったわけだった。これは、世界中の女性が持っている“おしゃれ好き”精神を、刺激しないわけがなかったから、結構な人気を博したのだと言える。

奥様にせがまれて、ハリアーを猜疑の目で見てはいたが、いざ乗ってみると“う~ん、結構いける”と言うことを発見し、男性陣にも人気が出たというわけなのだろう。
まさに、ハリアーのキャッチコピーである“WILD but FORMAL”そのままが、アメリカ人のハートを刺激したようだったのだ。

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それもそのはずで、当時のオフローダーはラダーフレームにボディーを架装する手法がほとんどで、ハリアーのようにモノコック構造の車体というのは、本当に彼らも初めて見たのではないだろうか。ラダーフレームに、ボディーを架装すれば、強度はたっぷりと取れるがどうしても車高が上がり、デザイン上無骨にならざるを得ないのだから、ハリアーのようなスマートなSUVが、女性のハートをキャッチすることは、案外簡単だったのかもしれない。

川端康成の雪国ではないのだが、アメリカという国は“フリーウエイを抜けると、そこは砂漠だった”というシーンが多く、高速でのスタビリティーとオフロードの走破性を要求されるので、その両面を備えたハリアーがウケたのも、ハード面からもよくわかる。

また、こう言った開発コンセプトはインテリアにも及び、かなりというよりは全く乗用車として使えるものになっていた。このあたりがFORMALと、トヨタが主張するところなのかもしれない。つまり、“スギちゃんの皮をかぶった田村正和”なのかもしれない。

こうして、開発コンセプトが当たったため、先代はひとつの市場を形成することに成功し、その役割を2代目に譲ったのは、2003年2月になってからだった。
相対的には“キープコンセプト”なのだが、外見的にはより洗練されたと言ってもいいのではないだろうか。
後傾角度が強まったリアの処理などは、ハリアーをかなり流麗に見せることに成功したと言えるだろうし、先代よりもハッキリと張り出したオーバーフェンダー風の処理も、逞しさを与えてくれて、より現代的になったと言えるだろう。

パワーユニットの概要

このハリアーを引っ張るエンジンは、2AZーFE 直4 2,4リッター DOHC16V、ボア×ストロークは88,5mm×96,0mmで、パワー・トルクは160hp/5600rpm・22,5kg-m/4000rpmと、2GRーFE 
3,5リッター V6 DOHC 24V 、ボア×ストロークは94,0mm×83,0mm、パワー・トルクは280hp/6200rpm・35,1kg-m/4700rpmとなっている。 

プラットフォームはトヨタK型と呼ばれる、大型FF用のものを使い、全長4,735mm、全幅1,845mm、全高1,670~1,680mm、重量1,600~1,830kgと言う、ミドルからライトヘビー級の体躯を持っている。駆動方式は、FFと4WDがあるが、グレードによって分かれているので、全車種にそれぞれがあるわけではない。

走りの評価はこの手のSUVとしては、可もなく不可も無しというところのようだ。ただし、ブレーキは奥に行くとタッチのフールがやや落ちると言う事が言われているようだ。
このパワーと重量を制御するのは、実は大変な事なのかもしれないが、ここは不安要素の一つかもしれない。

サスペンション

これを基準に考えて、カスタマイズに手をつけていくとすると、まず可もなく不可もないサスペンションに手を入れたくはなる。もう少し、腰の強いフットワークにするためには、やはり強化サスの導入は避けられないだろう。しかし、あまりバネを硬くするよりは、ダンパーの減衰力とスタビライザーの強化によって、姿勢変化を保ち、あまり硬くないバネでタイヤを路面に追随させるセッティングのほうが好ましいと思う。数社から、サスキットが出ているので、ショップの方とよく話し合って決めると良いと思う。

ブレーキ

次にブレーキだが、奥に行ってからタッチが変わるということは、熱によるホースの耐圧性の変化や、フルードの粘性変化等とともに、もともとキャリパーの強度が若干不足していることも考えられる。ただし絶対的な容量不足ではないと思うので、ここはキャリパーとホース、パッドとフルードの交換をしてみたらいいと思う。

この車重と280hpのパワーを受け止めるのだから、キャリパーは高剛性の6ポッドぐらいは奢りたいし、パッドも耐フェード性の高い物に交換をしておきたいところだし、ステンレスメッシュなどで補強をした、高剛性ホースを入れて、高沸点タイプのフルードに変えておけば、かなり凄いブレーキになると思う。これで、下りの連続使用にも耐えられると思う。

エンジン

後はエンジンなのだが、3,5リッターの方はパワー・トルクともに十分なのだが、もしやるならばPCで言う空き領域を使うロムの書き換えをお奨めしたい。安全のマージンを十分以上にとっているノーマルのセッティングは、多少その領域を使ったところで、不具合が起きることはあまりないと考えられる。
最も、年中5000rpm以上を使うなどと言うドライビングスタイルだったら、結果は判らない。

ロムの書き換えをやる前に、吸・排気系の高効率化をやって、燃調を整えてからにしないと条件が変わってしまうので要注意ということになる。
ここまでやっておけば、かなり好感度と安心感を手に入れることができたと思う。

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